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タモリさんとジンベエ親分

会社創業期の話

とくにこれといってやりたいこともなかった27歳フリーターの僕は、ふとしたきっかけからフラワースタンドシャンパンタワーなどを含めた内装の道に進むことになりました。

創業時のメンバーは6人で、当時は自分たちで営業して制作して納品して撤収して集金して、、、とにかく全てのことを自分たちで行い、意識だけは高く、他のお花屋さんではできないこと、やりたくないことを率先して行い、結果歌舞伎町を含め関東圏内でたぶんシェアNo1にまでなることができました。
(ただ、現状はおそらくその勢力図も変わってきていますね、、、汗)

自分たちのことをただのお花屋さんと位置づけず、超ニッチな産業に身を置くベンチャー企業なんだと全員が意識していたことも大きい要因だったと思います。

他力本願とか言いながら、会社をこの規模まで持って来れたことに大きく貢献できたと自負しています。

で、何が言いたいかというと、、、

『そんなに充実した環境を捨ててまでなぜ会社を辞めたのか』


会社退職時の思考

会社を辞める理由なんて人それぞれですが、もちろんその中にはネガティブな理由もあるわけで・・。

一通りやって燃え尽きちゃった感もありますし、めんどくさい人間関係に時間を使うのが自分の人生にとって究極の無駄でしかないなと思ったのも事実です。
ちょうどそのタイミングでこの本を読んでいたので、ますますその気持ちから逃れられなくなりました笑

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で、まずは人並みに転職活動をするにあたり、昔のバイト仲間で現在は株式会社TORETAで働く友人にこのような事を教えられました。

・なぜその会社で働きたいか
・その会社で何をやってみたいか
・それを実現するには自分の何がバリューとして活きるのか

転職にはこの3つの整合性が重要

なるほど・・・汗

この歳になるまでイキのいい粋な勢いだけで生きてきたので(生きていくために大事な3つの"イキ"と呼んでいます。スケベな意味ではありません)、聞いた瞬間にちょっと身構えてしまったのですが、確かに仰る通りですね。

以前からよく一緒に仕事の話をしていた彼は、彼自身も何度か転職経験があり僕の仕事への考え方や意識もよく分かっている数少ない友人です。

そんな彼に相談した後にアドバイスもいただきました。

小泉さんの今までやってきた事と実績はとても素晴らしいものだと思うし、元々持っている小泉さんの能力も合わせて、他でも全然活躍できると思います。
ただ、それをどう伝えてどう価値を認めてもらうか?は、結構慣れとか手法とかを、もう少し磨き込んだ方がより伝わるだろうなと思ってフィードバックをしました。

いわゆる一般企業に転職して思うことは、
・多くの候補者との比較である
・面接者に経験値がない領域は伝わりにくい
・人としては働いてみたいけど、今の会社はよく知らないから、採用してリスクが無いかわからない

こんな感じです。
なので結構通過するのにはテクニックが必要で、そのテクニックは自分で見つけないと面接で見抜かれてしまうと思っています。(理屈が破綻するので)
本質的には仕事に共通する重要なスキルは変わらないと思うんだけど、業界や職種を変える際は理解させるのにプレゼンスキルがすごい必要になるかなという感じです。

なので、小泉さんの仕事は自信持っていいと思うし、そこは誤解されないようにと思っています。


いい人かよ・・泣

そしてこのアドバイスを元に一度立ち止まって考えてみました。

その会社で本当に働きたいのか?
そもそも、なぜ転職したいんだ?
優先順位はなんだ?
自分の強みは何だ?
本当にやりたいことは何だ?



自分には何が残ってるんだ?

ジンベエ親分のあの言葉が脳裏をよぎりました。

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シャンパンタワーがあるよ‼️


そうですね。涙無くしては語れないあの名シーンですね。

僕にはシャンパンタワーがあります。

そう思わせてくれたきっかけは"タモさん"でした。

タモリ倶楽部

"タモリ倶楽部"に出演させてもらった事で、その後も様々なメディアに取り上げていただき、タモさんが"シャンパンタワー職人"の生みの親と言っても過言では無いでしょう。
(この時はタワラーと呼ばれていましたが笑)

こうして僕は様々な方からアドバイス、きっかけ、気づきをいただき、今こうして"シャンパンタワー職人"として活動させてもらっています。

"シャンパンタワー職人"というワードの商標出願が出されたので、いつの日か"シャンパンタワー職人"として活動できなくなる可能性があります笑

今の世の中肩書きなんて重要では無いので全く問題ないのですが、
商標出願が出されたのが僕が会社に退社の意向を伝えた日の2日後という絶妙なタイミングだったのですが、その時の話もまたネタとして面白いのでまた別の機会に・・^ ^


こうして、"転職"ではなく"独立"という形の方が自分らしいと考え、"シャンパンタワー職人"という道を選んだのは、ジンベエ親分とタモさんの影響によるものということをお伝えして、今日のお話を終えたいと思います。

ご静聴ありがとうございました。



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