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歯のこと

ここ数年のわたしの恐怖の象徴。それは歯。
虫歯とはべつで、歯の食いしばりで神経を抜く羽目になってしまった歯が何本かある。
(まあ、以前あった虫歯がだいぶ深く、治療するときに神経のすぐ近くまで削ったのが遠因なのだが)

ストレスを感じると無意識に食いしばっちゃってているらしい、特に寝ているとき。
わたしは昔あんまり歯を大事にしてなくて、今は虫歯はないんだけど、虫歯の治療痕はたくさんある。
だから、時限爆弾を抱えたまま生きるような気持ち。
はじめにやってしまったときは、どうしたら寝てる間に力を抜けるのか分からなくて、起きて顎が疲れたり緊張している日々が続いて、かなり絶望的になった。
そのときは住んでいた街の理学療法の先生にかかれて、緊張状態はどうにかゆるんでいった。(しかし引っ越すと頼れる先をまた1から探さねばならないのである…)

10代20代はときに激しいストレスを感じながらもなんだかんだ日々限界まで頑張ったりもしていたのだが、ストレスを感じた先に歯の神経が死ぬと思うと、なんだかいろんなことがこわくなった。
悪夢で歯がボロボロと落ちてしまう夢を見たこともあり、朝起きて夢だと気づいて死ぬほどほっとした。
もう、ゆるゆるまったり生きていきたい…と、以前より臆するようになったとおもう。

今年に入って、猫が突然難病になったのをきっかけにストレスを感じたらしく、また歯の神経を一本やってしまった。
しかも今度は治療中の歯側を避けて食事をしたりしたのがよくなかったのか、歯の噛み合わせが変わってしまったのか、前歯に謎のじーんとした感じが続くという症状が二次被害的に起こってしまった。しかも連動して鼻にもじーんとした感じがある。それが強くなったり弱くなったり。
痛くはないのだ。ただただずーっとその違和感があり続けることが、わたしを疲れさせ弱らせた。
生きていくモチベーションまですごく下がり、もともとローな人間なのに悲観的にまでなった。
歯医者でも特に問題は発見されず、耳鼻科でも問題なく、このまま生きていくしかないのか…と思った頃、最終的に近所整体のおじちゃん先生の治療と、家でそれを真似て顎周りこめかみまわりの筋肉ほぐしてたら、じーんとした感じはだいぶ薄まっていった。(それでも完全には消えておらず、ひょこっと顔を出す)
でも、これなら共存していけるというレベルまで落ち着いたことで、生きるモチベーションが戻ってきた。

10月からナイトガード(歯ぎしりなどの対策のために夜寝るときつけるマウスピース)をつけはじめた。
昔行ってた歯医者では歯ぎしりじゃなくて食いしばりだからな〜とあんまり勧められなかったのだが、食いしばりでも効果あると今の歯医者さんは言っていたし、友人も3日で慣れたよと言うので、試しにつくってみることにした。
最初は体がナイトガードを異質なものと判断してしまい、やたら唾が出てしまったり、なかなか寝入るまで時間がかかったのだが、わりと早々に一回寝てしまえば朝まで寝れるようになった。
最近ではむしろしたほうがちょっと安心感ある。
効果はわからない。いや、あえて言うなら、安心して食いしばってる感あるので、ナイトガードしてる前歯は守られてるが下の歯は大丈夫なのか感ある。でもぶつかる先がナイトガードだからましなのかな。

ナイトガードよ、わたしを守ってくれないだろうか。
できるだけ、ストレスを感じすぎないように自分を大事にするから。夜は携帯も見ずに、ふうか氏とともにさっさと寝落ちるから。

わたしはもうちょっと頑張ってみようとおもう。いろんなこと。

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