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知識共創社会

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2021年5月の記事一覧

人類究極のツールであるSNSと自由について

けったいなタイトルかもしれませんが、私にとって、このSNSと自由って、結構つながるのです。(読み返してみると、イマイチかもなぁ(^^;) SNSは人類究極のツールでは?人間が、自分の気持ちを認識できるということは、突き詰めて考えると、その気持ちを伝えたいという承認欲求となる、と考えることが出来る。 その前提に立つと、(さまざまな社会的な制約はあるにしろ)自分の思いを自分の言葉で、世界中に発信できるSNSは究極のツールであると言える。 いいねの数に期待するかどうかは、スト

ここから未来へいこう

いま、私は本を書こうと思っていますが、その動機をまとめておきたいと思います。きっと、これはまえがきになるのでしょう。 ポスト資本主義社会という問いの発見私は、二十数年間、会社勤めをしてきました。そんな中で、かなり癖のある私は、(組織と)個人というものに興味を持ち、まずはストレングスファインダーへ関心を持つようになりました。 と、それから10年ほどたって「ティール組織」という考え方に出会い、最初は胡散臭く思っていたものの、その魅力に惹きつけられていきました。そして、「ティー

ベーシックインカム導入ロジックと仕組みの簡単な整理

私の考える、ベーシックインカム導入の理屈だてと、さまざまな仕組みの整理。 豊かな社会という前提私は、以下の記事にあるように、今は「豊かな社会」である、と考えています。それゆえ、(非効率とも言えなくもない)ベーシックインカムやJGPを実施する余裕が社会に出てくる、という考え方です。 社会効率化給付金としてのベーシックインカム それゆえ、私は、ベーシックインカムとは、みんなの努力で生産性が高くなった「豊かな社会」の実りを広く享受するための「社会効率化給付金」ではないか、と考え

日本社会の進む三つの方向性

東日本大震災以来、10年間、どちらかな?と迷ってきたけど、コロナ禍で、私の中では固まった気がします。いつものように、粗々ですが、要点をざっくりとまとめてみました。(文体が混じってますが、ご容赦ください。) おもな方向性知識社会へ ポスト資本主義社会の今、経済成長(GDP)はもう古い。 心理的安全性が肝要(『恐れのない組織』) 感染症に強い社会へ (人口密度が高い)「都心」の解体。当面、世界の人口は増え、感染症がそれなりの頻度で発生することを前提とする必要がある。 地方分

三面等価で考えるポスト資本主義社会

三面等価で、資本主義とポスト資本主義の時代を考えてみる。 ざっくり言えば、政府収支+企業収支+家計収支≡0のお話。 【資本主義の時代】(インフラ投資の時代) 政府:赤字(インフラ=公共財に投資) 企業:赤字(商品が売れるから、先行投資) 結果として 家計:黒字(貯金して!) また、銀行は家計の貯蓄を元手にしつつ(?)、信用創造をする必要があったので、融資先への目利きが大事だった、と思う。(追記@2021/6/22) 【ポスト資本主義の時代】(長寿命化の時代) 家計:

今は『転換期』(概要編)

ドラッカーさんの借り物の発想ですが、今は『転換期』だと感じています。この記事は、そのざっくりとした整理。ここから、だんだん派生させていきたいと思っています。記事が書けていったら、リンクを張っていこうかな。 「経済人」の終わり第一次世界大戦、第二次世界大戦の原因は、「経済人」のモデルを改められなかったことだと思っています。 ポスト資本主義社会 今は、それゆえのポスト資本主義社会と言えるかも。先の大戦が悲惨過ぎて、その発生を防ぐことに熱心になるあまり、原因の追求があまりできて

豊かな社会と貧しい社会

考察を深めてみると、案外、発見があった、という感じ。(この記事を書くまでは、一節目までの途中までしか考えてなかった。)相変わらず、quick & dirty な記事ですが、ご容赦ください。(ちょっとアレンジしてみました@2021/5/9 12:21) 豊かな社会と貧しい社会を極端に考えてみる豊かな社会 生産性が高く、極端に考えると、すべてのものが自動的に生産される社会。(あれ、でも、貨幣はどうやって手に入れる?) 貧しい社会 生産性が低く、極端に考えると、生産されるものが

規模の経済の形成から自営への回帰まで

この本は、面白くて、いろんなテーマを導き出せるけど、主に第4章に関わる話として、この本からのインスパイアに基づいて書いてみた。 工場の規模の経済、家内制工業の衰退 産業革命に応じて、機械を用いた生産の生産性が非常に高く、手作業(家内制工業)を滅ぼしていった、とのこと。 工程によって、機械化の容易さが異なり、かなり長い間、手作業が残ったものもある、との話。 出来高払い制から時給制へ その結果として、まともな所得を得ようとすると、生産性の高い、工場勤めをせざるを得なくな