新作商品は必要なのか?
おはようございます。シンです。本日は「新作商品は必要なのか?」について。
①コカコーラとペプシの競争
コカコーラとペプシは昔から激しい競争を繰り広げていたそうです。
アメリカではコカコーラが清涼飲料水業界1位。ペプシはそれを追いかける立場にある。
その競争がシビアになったのは1970年頃で、ペプシが「ペプシ・チャレンジ」というキャンペーンを開催。
街角で人を呼び止めて、ブランド名を隠した2種類コーラ(コカコーラとペプシ)を飲んでもらう。
「どちらが好きですか?」と尋ね、「こちら」と答えてもらうと結果はペプシのほうが好評だったようで、コカコーラは大きな影響を受けたそう。
このキャンペーンに黙っていられないコカコーラは1974年から大金を注ぎ込んでコーラのレシピを一新。
社運をかけたプロジェクトで、10年ほどかけて改革が行われた。
ようやく生み出された「ニュー・コーラ」は残念ながら失敗に終わり、3ヶ月ほどで市場から撤退。
大きな損失を出してしまったという話です。
②新しさVS馴染み深さ
このストーリーから何を学ぶべきか。
現在市場に出回っているのは「コカコーラ・クラシック」という昔ながらのコーラです。
これは「馴染み深さ」のあるコーラ。
時代に合わせて微調整はするものの、骨格を変えずに商品を作り続け、根強いファンをつくっている。
この馴染み深いコーラを捨てて新作をリリースするというのはファンの期待を裏切る行為だったということ。
とはいえ、常に同じ商品ばかりつくると人は飽きてしまうし、反対に馴染みのある商品を捨てて新しいものをつくると、安心感を失う。
判断は難しいですが、新しさ&馴染み深さの両立した商品orブランドをつくることが重要ということが理解できます。
③定番と新作
改めて考えてみると、どのブランドも基本的に定番商品と新作商品を用意しています。
これは「新しさ」と「馴染み深さ」を両立した戦略ということですね。
スタバはコーヒーという馴染み深い商品を用意しながら、フラペチーノという新作を定期的にだしている。
Netflixはいつでも観れる定番映画と新作映画をミックスして配信している。
アサヒも定番のスーパードライを時々アップデートしながら、マルエフのような新作ビール(過去にもありましたが)を販売している。
どのブランドも新しさと馴染み深さのバランスを取りながら商品開発をしているんだなと改めて感じました。
④まとめ
新作は本当に必要なのか?どのくらいの頻度でリリースすべきなのか?
と最近気になったのでいろいろな情報を収集して考えてみました。
結論として「新作は必要」だと思います。ただし、「既存の定番商品を捨てて新作をつくる」というのは良くない。
お客様に安心感を持っていただきながら、新しいワクワクを届けることが大切ということですね。
リリースの頻度はどのくらいが良いかは正直まだわかりません。
世の中の企業の戦略を引き続き調査してみようと思います。
それでは良い1日を!
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