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中核機関病院看護部の教育委員研修会でお話させていただきました。

①地域包括支援センターの役割
②一人暮らし高齢者の支援の実際
③地域包括支援センターと看護師との連携
というテーマで、対面+ZOOMでお話させていただきました。

日常的な人との関わり、見守りなどのソーシャルサポートの機能が低下している中で、潜在的だったリスクが顕在化し重症化していること。

相互に連携する、ネットワーク形成と構築、地域包括なんたら・・という言葉はあれど「実際はどんな実践で何をさすのでしょう?」
「もっと早くこの病気のことを知っていればよかった」そんな声をきき、地域の方、クライエントと共に解決策を考えたいのはやまやま。しかし、立ちはだかる複雑な総合相談、専門職が束になっても解決には程遠い事象が四方八方から押し寄せる。
そんな時に「地域のネットワークの尊さ」が染みる・・
「地域の方から情報がいただけた」それだけで、支援介入のポイントや作戦の組み立てから、介入までのスピードに差が出る。
地域には二面性があって、心配だからと知らずに責任を感じたことで「排除」に回るところ。しっかりと作戦たてて合意形成を図った上で「いまできるかかわり」を協力いただけるよう、細やかなコミュニケーションを重ねていくこと。

支援チームの一員として、支援者が孤立せずに責任を押し付けず、感じさせることなく役割としていただくこと。


すべては「信頼関係」がなくては始まらず、「信頼関係」は関わりがあり、安心した土台があってこそ成り立つものだと認識している。
「支援を拒否することは当然である」ニーズに対して、粘り強く関わる。拒否する理由など、信用していないのだから明かすわけもなく、ただ時間が過ぎる感覚に焦りさえ覚えることもあります。
何度も何度も名刺を引き戸の隙間から落として「また来ます」とだけ書きながら「安心してください」を念じる。
会えたらラッキー、期待せずに続ける。そんな関わりから、ふいにお会いする(もしかしてなんとなくそこにいてくれたのかな)なんていうことがあれば、心の中で「良かった」と一瞬思いながらも期待せず、気を抜かず、ここからが勝負と他愛もない話から少しずつ少しずつ関係性として作っていく・・
その他、孤立の原因と入院時に必要な「身元保証」と「医療の同意」に関して他・・お話をさせていただいたところです。
「じぶんへの切実な問題となって、社会問題化する」
声を上げていくための実践の積み重ねを、お互いに約束させていただきました。
質問内容もすべて、病院のNSが疑問視する、医療的視点。
明日からの福祉実践に役立つとても有意義な研修会でした。


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