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【トヨタ】アルファード、ヴェルファイアは来年を目処に廉価グレードの追加予定

2023年6月に発売され、7月下旬から徐々に納車が始まっているトヨタアルファード、ヴェルファイアですが、注文が落ち着くタイミングを見て廉価グレードを追加予定。主に「G」グレードと「PHEV」の2つが最有力となる。

現行のアルファードの最も安価なグレードは540万円。ヴェルファイアは655万円となります。先代アルファードの価格は、最も安価なXグレードが359万7000円。その一つ上位モデルとなるSグレードでも398万5000円。比較的ベーシックなグレードは300万円台で購入が可能であった。
しかし、新型アルファードのZグレードは前述の540万円と、少なくとも140万円は高くなっている。

さらに新型のハイブリッドは、最も安価なハイブリッドZグレードで620万円。先代型のハイブリッドは、後輪をモーターで駆動する4WDのE-Fourのみで価格は高かったが、ハイブリッドX・E-Fourグレードは461万3000円と500万円を切り、約160万円高くなっている。

このように新型アルファードとヴェルファイアの価格が高い理由は、現時点では、価格の求めやすい中級やベーシックなグレードを用意していないことがあげられます。
グレードを絞り価格を引き上げたのは、半導体不足や受注数か多くなることかあげられる。
30系アルファードとヴェルファイアは、2022年6月から約1年間にわたって受注を停止していた。そのような中で新型(40系)が発表され、販売店によると「2023年7月上旬時点で、納期は1年半近くに達した。販売会社によっては、受注台数が上限に達して、受注を停止している。」という。
このような状況で、さまざまなグレードを用意すると、納期がさらに伸びるため、アルファードは上級のZと最上級のエグゼクティブラウンジ、ヴェルファイアも上級のZプレミアと最上級のエグゼクティブラウンジに限定することで、納期調整を行なった。

今後、受注と生産が落ち着くと、Gグレードのみならず、エアロモデルSグレード、エントリーモデルXといった価格の求めやすいグレードも追加見込み。
2.5Lノーマルエンジン搭載車であれば、昨今の価格上昇で300万円台は難しくても、400万~500万円の中級グレードは選べるようになります。

これらのグレードが追加された瞬間にまた受注が増え、納車までに何年待ちとなりそうです。
そうなれば高級車という立ち位置より、ただの人気車種となります。あくまで真の高級ミニバンはレクサスLMと振り切っているため、トヨタはお買い求め可能な範囲での高い金額設定を行い高級車としているのか。立ち位置をはっきりした方が良いのではと思います。

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