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【トヨタ・ノア/ヴォクシー】誤った部品の引き当てによりラインを再停止、納期遅延またも発生

トヨタは27日、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」の生産を27日と28日に停止すると明らかにした。生産を担う子会社のトヨタ車体・富士松工場(愛知県)で一部工程の確認作業のため、ラインを停止し、29日の生産再開を見込んでいた。

しかし、29日新たに問題が。同日朝に稼働を再開したトヨタ車体富士松工場(愛知県刈谷市)第2ラインを再び停止した。30日朝からの1直の生産も止め、夕方以降の2直の稼働については同日に判断するとのこと。
再び生産を止めた理由についてトヨタは「誤った部品が引き当てられた可能性が判明した」と説明している。

「ノア」「ヴォクシー」だけでなく、同じラインで生産するミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」も影響を受ける。トヨタは影響台数の見通しについて公表していない。

トヨタでは8月、部品発注を行うシステムの不具合で、完成車を生産する国内全14工場が一時的に稼働を停止。10月には仕入れ先の部品メーカーの爆発事故で部品供給が滞り、最大8工場が止まった。

トヨタの納期待ちは他のメーカーと比較しても長期に及ぶ。工程確認や誤引き当てなどのオペレーション確認は起きる前に常に今が正しいか疑い、定期的な見直しを行う。システム不具合は起きた際のBCP対策がされているのか。現場の管理体制は事故が起こらないような仕組み作りがされ、適切に運用されているのか。
これらの見直しにより、少しでも稼働停止という事象を避け、車を待つエンドユーザーへ一台でも多く届けてほしい。

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