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俳句2021

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記事一覧

一人鍋機会ないまま親帰り

寒暖の波に揺られし吾が身なり

春を待つ時に何かを事始め

余る餅海苔を巻きつつ食べてみる

余寒にて湯たんぽ入れし寝床かな

立春を過ぎて心の旅をする

浅き春時にボーッとしたい夜

豆まきの音さえひびかぬ神社かな

春隣手袋はめしマスク着け

春遠し絵手紙で知る花のいろ

春隣されど名残りの白景色

暦読み旧正月と目を見張り

雪しまき故郷の景色馳せる日々

雪だるま昔作りし時思い