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壮大なドラマ、開幕

 7月16日に始まった日曜劇場の最新作「VIVANT」。直前まであらすじは伏せられたため、どんな物語かは定かではない。堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司と豪華キャストを据えながら。
 折しも、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」同様、謎を秘めたドラマの初回は砂漠を彷徨う乃木(堺雅人)で始まった。その際、心の声が乃木を追い詰める。葛藤に満ちた冒険の始まりを予感させる。

 丸菱商事のエネルギー事業部に勤める乃木はバルカ共和国のインフラ設備会社に1億ドルを誤送金したと疑われる。その行方を辿ろうとする乃木。それが過酷な冒険の始まりである。
 濡れ衣を着せられた乃木は、公安の刑事、野崎(阿部寛)や医師の薫(二階堂ふみ)とともに自らの手でそれを晴らそうとする。果たしてVIVANTの意味とは? さらに最後の出演者として二宮和也が加わった。
 海外で繰り広げられる壮大なドラマを手掛けるのは「半沢直樹」などのヒット作を手掛ける福澤克雄氏。
しかも今回は演出だけではなく、原作も手がけるという力の入れようだ。想像を絶する展開になるだろうが、力のこもった作品を最後まで堪能したい。

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