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考えるべき事


 12月に「セクシー田中さん」のことをコラムで書いた。原作は読んでいないが、素晴らしい作品だったと。
 だが、年明けになって作者の芦原妃名子さんが自らの命を絶ったことで問題が拗れている。「セクシー田中さん」を連載、単行本として販売していた小学館はコメントを発表しているが、制作した日本テレビは沈黙を貫いている。
 なぜここまで拗れてしまったのか? 雑誌をの記事を見るにつけ疑問は残る。
 通常小説や漫画を実写化する際はプロデューサーが一年以上議論して企画を出す。しかし、「セクシー田中さん」の実写化の企画は昨年の6月に出され、わずか3か月しか期間がなかった。それは何なのか? 答えは簡単。3人のプロデューサーが気持ちを焦らせた上で議論した経緯があるように思う。
 私はコラムで「ブラッシュアップライフ」の木南晴夏と「日曜の夜ぐらいは…」の生見愛瑠のコラボ共演を評価していたが、その裏で拗れた問題が表面化していたことを知る由もなかった。
 まずは日本テレビがどのような経緯で泥沼化していったのか? それを話すべきではないか。 24時間テレビの問題以上に深刻であるからこそ、第三者の意見にも耳を傾けてもらいたい。

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