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イラストレーターはどうやって売り込めばいいの?とよく相談されます。


最近、イラストレーターの方に
どうやって売り込んだらいいのかよく相談されます。

ネット時代以前は、出版社や広告代理店、あるいは有名アートディレクターにアポイントを取って作品を見ていただくか、作品ファイルを送るくらいしか手がありませんでした。

しかし、今や、ネット環境の進化がその方法さえも変えています。

その筆頭は「インスタ」でしょうか。

最近、お仕事をお願いしたニシクボサユリさんはインスタで知りました。彼女のイラストを知った時にはすでに、大手ブランドの会社の仕事も多数手がけていらっしゃいましたが、基本、インスタでのみイラスト作品を発表しファンを獲得しています。大人気で、フォロワーも5万人超えています。

こちらにニシクボさんの記事が紹介されています。


それから、アドビのポートフォリオサイト「Behance(ビハンス)」

世界中の多種多様なクリエーターが仕事や作品をアップしています。そのレベルの高さは言うまでもありません。
作品について「Good Job!」「 Great!」など、世界中からお褒めの言葉をもらえるのは嬉しいものです。

最近知り合ったイラストレーターの山田博之さんは、建築家Paolo Criveller氏からBehanceを経由してオファーを受け、大理石テーブルのデザインとして、水面のイラストレーションを提供したそうです。以下、山田さんのコメントの抜粋です。

今回のような事案によって、自分のイラストレーションはグラフィックの世界だけに限らず、予想もしないところに、必要としてくれるクリエイターが存在することを知ります。その橋渡しをしてくれるのはSNSです。今回の案件でも、SNSの力を強く感じました。

予想もしないところに、必要としてくれるクリエーターが存在する。
この言葉を聞いた時は「なるほど」と強く思いました。

下が、山田博之さんのBehanceのポートフォリオサイトです。


オススメするのは「インスタ」と「Bechance」。

まず何からやったほうがいい?
と聞かれたらたらこの二つをオススメします。なぜなら、世界に向かって開かれていると思うからです。世界中のクリエーターに見てもらうことができる。そのチャンスを活かさないのはもったいない。

「note」を使って作品を発表するのも手。

HPやブログで作品を発表するのも悪くはないのですが、一体何人の人が見てくれているのか。見て欲しい人に届くかどうか、わかったものじゃありません。だったら、「note」。ここで発表する方が、見て欲しい人に届く確率がずっと高い。

このnoteを書こうと思ったのは、
1週間に3人もそんな相談を受けたからです。

HBギャラリーで、賞をとり個展をやってらっしゃった與畑春花さん。とても繊細で独特なイラストレーションで才能を感じました。そんな彼女ですら、「どう売り込んだらいいのかわからない」と困っていました。ここで紹介した「インスタ」と「Behance」はオススメしました。

僕の売り込み活動の成果はゼロでした。

僕個人も、ネット以前は、フリーのグラフィックデザイナーとして仕事を広げるため、アポイントを取り、分厚いポートフォリオを抱えて営業活動しました。しかし効果はゼロ。クライアントは、人づてで繋いでいました。今、グラフィックデザイナーとして、「インスタ」と「Behance」も使っていますが、デザイナーのクライアント獲得には効果が薄いようです。

何かが起こる種をまくことはできる。

ひとつ面白いオファーがありました。僕の仕事を見た上海のデザイナー向け教育関連の動画サイトを運営している会社から、日本のデザインに興味を持つ中国のクリエーターに向けて、デザイン教育動画を一緒に作りませんかというものでした。まだ、この件はどうなるかわかりませんが、何かが起こる種をまくことはできるということは確かです。


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