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豊岡演劇祭2023公式マガジン

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豊岡演劇祭のプログラムや関連企画の情報をお届けします。
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記事一覧

豊岡演劇祭2023コラボ商品 「コウノトリ育むお米のパックごはん」:JAインタビュー

 地域の人々の暮らしに息づく産業である「農業」。毎日の暮らしや自然環境など様々な側面において、そこに住まう人々の生活に影響を及ぼす要素であると言えるでしょう。そんな農業を支えているのがJAです。  豊岡演劇祭2023では、但馬地域の自然が育んだ「コウノトリ育むお米」のパックごはんが販売されます。「コウノトリ育むお米」とはどのような由来を持つ農産物なのでしょうか。また、地域と、豊岡演劇祭と協働するにあたって見据えられているビジョンはどのようなものなのでしょうか。但馬地域の農業を

豊岡演劇祭2023 コラボ商品「豊岡演劇祭マカロン&デカフェ セット(カタシマ)」:カタシマインタビュー

 カタシマは1970年創業、養父市に本社を構えるケーキ屋さんです。豊岡演劇祭2023では、豊岡市のブランド米「コウノトリ育むお米」の米粉を使用した、オリジナルマカロンとデカフェ(カフェインレス)のコーヒーがセットで販売されます。なぜ、カタシマは豊岡演劇祭2023に参加をすることになったのでしょうか。また、数あるスイーツのなかで、なぜマカロンとデカフェのコーヒーをコラボ商品として選んだのでしょうか。カタシマの常務取締役であり、営業・販売を担当されている廣氏 隆之さんにお話を伺い

豊岡演劇祭2023 特別インタビュー③:芸術文化観光専門職大学×リヨン国立舞台芸術技術学校『私はかもめ』インタビュー

2023年、芸術文化観光専門職大学(以下、CAT)は初の国際共同企画に挑戦します。パートナーは、フランスのリヨン国立舞台芸術技術学校(以下、ENSATT)。CATの学長である平田オリザ氏の新作『私はかもめ』に、ENSATTの校長であるロアン・グットマン氏が演出を手掛けます。また、キャストやスタッフとして両学の学生も多数関わっており、日仏共同企画の成功に向け、作品創作に取り組んでいます。彼らはどのような思いを持ちながら、この企画に取り組んでいるのでしょうか。CATより、キャスト

豊岡演劇祭2023 特別インタビュー②:ぱぷりか『柔らかく搖れる』インタビュー

 2014年に旗揚げされて以降、「広島弁」や「家族」などといったモチーフが特徴的な作品を上演してきた劇団 「ぱぷりか」。劇作家・演出家の福名理穂さんが主宰を務め、東京都を中心としたエリアで公演を行っておられます。豊岡演劇祭2023で上演するのは、第66回岸田國士戯曲賞を受賞した現代口語演劇、『柔らかく搖れる』。2021年の初演からキャストを一新し、台本にも改稿を加えた本作の制作過程や見どころ、創作スタイルや豊岡演劇祭への思いなどについて、作・演出を務められた福名さんにお話を伺

豊岡演劇祭2023観劇ガイド④:コープス×キオ『むかし、むかし』稽古場レポート

今回紹介するのはコープス×キオ カナダ×日本共同制作作品『むかし、むかし』。人間がリアルにひつじを演じる姿がキモかわいい(?)『ひつじ』などで日本でも人気の劇団コープス(カナダ・トロント)が、劇団キオ(日本・大阪)とタッグを組んで初めての国際共同制作に挑みます。豊岡での公演に向けてリハーサル真っ最中の稽古場で、キオの芸術監督である中立公平さんにお話を伺いました。 『むかし、むかし』はタイトルの通り昔話や童話をモチーフにした作品。コープス芸術監督のダヴィッド・ダンゾンさんは、

豊岡演劇祭2023 コラボ商品「うずまくブレンド」:TAJIMA COFFEEインタビュー

 1969年に創業されたTAJIMA COFFEE。豊岡演劇祭2023では、TAJIMA COFFEEで製造された豊岡演劇祭オリジナルドリップバッグの販売と豊岡演劇祭オリジナルドリップコーヒーの販売を行います。豊岡演劇祭オリジナルコーヒーは市民参加による3回の投票で決定しました。どのような味が選ばれたのでしょうか。「うずまくブレンド」の誕生背景や魅力についてTAJIMA COFFEEロースターである北村慎さんにお聞きしました。 — TAJIMA COFFEEの活動について教

豊岡演劇祭2023 特別インタビュー①:範宙遊泳『バナナの花は食べられる』インタビュー

 2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団 範宙遊泳。豊岡演劇祭2023では第66回岸田國士戯曲賞受賞作『バナナの花は食べられる』の上演を予定しています。2021年の初演から再演版『バナナの花は食べられる』はどのような作品へと変化したのでしょうか。演劇活動や作品の気になることについて、演出家の山本卓卓さんにお聞きしました。 — 劇団の由来について教えてください。  範宙遊泳は2007年(大学2回生)に作った団体です。4つの漢字がかっこいいなあと思っていて。カ

豊岡演劇祭2023観劇ガイド③:豊岡演劇祭らしい作品を楽しむ

開幕近づく豊岡演劇祭2023。観劇するプログラムはもうお決まりでしょうか? 今回は「豊岡演劇祭らしい」4つの演目のあらすじや見どころをご紹介。どの演目を見ようかまだ迷っているという方は是非ほかの「豊岡演劇祭2023観劇ガイド」も合わせてチェックしてみてください。 まずは豊岡演劇祭2023のフェスティバルディレクターである平田オリザさんが関わっている2つの作品から。1つ目はこまばアゴラ劇場国際演劇交流プロジェクト2023『KOTATSU』。フランスを代表する劇作家・演出家パス

豊岡演劇祭2023観劇ガイド②:CHUNCHEON CITY PUPPET THEATER COMPANYインタビュー

韓国唯一の市立人形劇団CHUNCHEON CITY PUPPET THEATER COMPANY(春川市パペット劇場)。豊岡演劇祭2023では劇団初の海外公演として『変身』の上演を予定しています。本作で演出を担当するイ・ビョンホンさんは韓国を代表する演出家の一人。2002年に新国立劇場で上演された日韓国民交流年事業『その河をこえて、五月』では平田オリザさんと共同で演出を担当しました。人形劇版『変身』はどのような作品なのでしょうか。劇団の活動や作品の見どころについて、芸術監督の

豊岡演劇祭2023観劇ガイド①:現代日本演劇の「いま」に触れる

豊岡演劇祭2023の開幕まで一ヶ月を切りました。今年の参加プログラムはなんと90以上!どれを観ればいいのか迷ってしまいますよね。そこでこのnoteでは、ディレクターズ・プログラムを中心に作品のあらすじや見どころを紹介していきます。豊岡演劇祭の観劇ガイドとしてご利用ください。 まず注目したいのはぱぷりか『柔らかく搖れる』と範宙遊泳『バナナの花は食べられる』。2022年に第66回岸田國士戯曲賞を同時受賞した2作品が揃って豊岡演劇祭で上演されます。「演劇界の芥川賞」と呼ばれること

庄司紗矢香『音楽と言葉の旅「ふるさと」』

9月16日(土)に豊岡市民会館でおこなわれる庄司紗矢香『音楽と言葉の旅「ふるさと」』についての紹介記事です。 国際的に活躍するヴァイオリニストの庄司紗矢香さんと、劇作家・演出家・平田オリザによるコラボレーションが見どころです! 庄司紗矢香庄司紗矢香さんは1999年に「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で史上最年少、そして日本人として初めて優勝された日本を代表するヴァイオリニストです。 そんな庄司さんが「演劇」のフェスティバルである豊岡演劇祭2023に参加してくださるこ