アメリカ横断30日目リンカーン・メモリアル


2023.07.04 アメリカ横断30日目。偶然にもアメリカ独立記念日のパレードの観覧でき、次は、是非とも見ておきたかったのは、リンカーン・メモリアルであった。これこれ、これは是非見ないと日本に帰れないよ。「リンカーン・メモリアル」は奴隷解放の立役者である第16代アメリカ合衆国大統領「エイブラハム・リンカーン」を記念し、彼の死後1922年5月に建立されました。ワシントンD.C.は政治の中心として知られていますが、中でもリンカーン記念堂では、数々の名演説が行われた歴史的な場所の一つであり、日本の教科書にも掲載されるほど有名な施設であった。リンカーンに偉大なところは、彼は国家分裂の波乱の状況下でありながらも、国家統一に向けて「民主主義」を守り、あの有名なゲティスバーグで行われた「人民の、人民による、人民のための政治」という演説は、皆が知るところでもあった。1863年には奴隷解放を宣言し、国民が平等に保護されることを保障し、彼の主張は、当時暗い状況下であったアメリカ市民に希望を与え、世界にも多大な影響を与えたのです。そんな彼の功績称えリンカーン記念堂は、生誕100周年記念として1922年に建てられました。


その中央には威厳に溢れた姿のリンカーン像が鎮座し、リンカーン像は椅子に座り、反対側にあるワシントンメモリアルという塔を見つめています。ここでは、いくつかの見学ポイントがあり紹介しましょう。①リンカーンは56歳の時に暗殺されたのですが、記念堂の内部へ向かう階段の数も”56段”になっています。


②建物を支える太い円柱の数は”36本”ですが、これはリンカーンが亡くなった時のアメリカ合衆国に加盟していた州の数を表し、その後、リンカーン記念館が完成した頃には48州に増えたため、他の州は屋根部分にある上方の壁に彫られているのです。


③大統領像が見ている景色です。目の前には、リフレティングプールと呼ばれる全長約600mもの人工池があり、逸話では、1994年に公開された映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」のワンシーンで、トム・ハンクスが飛び込んで泳いだプールでもあるんです。


また、その先にはアメリカ初代大統領・ジョージワシントンの功績を称えて建築された「ワシントン記念塔」が高く聳え立っています。


④建物の外観はまるでギリシャ神殿のようで滑らかな曲線をもつ白亜の柱は「ドーリア式」と呼ばれ、古代ギリシャに建てられたパルテノン神殿に見られる建築様式です。内部の天井には、ステンドグラスがはめ込まれ、晴れた今日は、映えて館内を素敵な雰囲気に醸し出していた。最後は、館目の前にある56段の階段では、キング牧師が有名な「I have adream」から始まる演説は、人種差別のない世界を訴えてきたキング牧師の思想・理念が発せられ、誰しも耳にしたことがあることでしょう。それにしても、今日は暑かったから、皆、この館内で一休みしてからまた新たな史跡巡りに出掛けていった。


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