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ロリ巨乳はつるぺた巨乳になるってことですか!?(DLSiteの語句差し替えの話)【ゲーム制作日記】

こんにちはtozicaです。
今日はもくもく木曜日!

この記事は、エロゲーとか作ってるクリエイターの制作日記です。
noteなので直接的なエロ表現はありませんが、えっちな話が苦手な人は気をつけてね。

注意書き

DLSiteの語句差し替えの話

昨日はこの話題でわたしの周囲はもちきりだったわけですけど。
こういう、クレジットカード会社からの要請でエロコンテンツに検閲がかかるみたいなのも、もうすっかり見慣れた出来事になってしまった感がありますね。

まぁ今回の件については「DLSiteも大変だなぁ」くらいの感想しかなくて、どうせいずれ有志のChrome拡張とかで差し替え前の状態に戻せるようになったりして有名無実な感じになるんじゃないのかなぁと思ってるんですけど。
ただ一方で、何がどうなってこういう検閲に行き着いてるんだろうなーっていうのは、こういう話を聞くたびに毎回気になってる。

つまりどういうことかというと、こうやって語句を差し替えたところで、売ってるものの中身は別に変わってないと思うんですよね。
例えばある作品をいくら「つるぺた超ひどいしつけ」みたいに言い換えたところで、その作品がロリの鬼畜調教ものであるという事実は変わらないわけで。
そういった、言ってしまえば「意味の無い言葉遊び」が、クレジットカード会社からの検閲要請に対する対策として機能してるのって、よくよく考えてみると割と不思議なことだよなぁって思ってる。

勝手な想像ですけど、クレジットカード会社側においてはそういうエロ系の語句がどのくらい含まれてるかっていうのが指標として使われてるんじゃないかなぁと思うんですよね。
クレジットカード会社が対外的に(あるいは社内で)各ウェブサイトの潔白さを定量的に示そうとしたときに、性的な語句がテキスト中にどのくらい含まれてるかで評価して「ほら!このサイトには性的な語句は全然含まれてないですよ!」ってやってる、みたいな。

そう考えると、別にクレジットカード会社も悪くなくて、そもそもの原因は「性犯罪に対してクレジットカード会社にも責任を問う社会風潮」なのかなーって思ったりもする。
今回の件も、海外の裁判所がポルノ関係の事件について決済会社へも責任を問うたというのが発端らしいですし。
そうやって裁判所とかに突かれたクレジットカード会社が「いやいや俺わるくないっすよ!」ってなって、弁明のために上述したような指標で顧客の潔白さを示そうとして、結果的に「ロリ」が「つるぺた」になる…っていう感じなのかなーって。

ただ、とはいえ性犯罪に対するクレジットカード会社の責任を問わなくなったらどうなるかというと、それはそれで普通に組織的な性犯罪が増えそうな気もするので、裁判所の判断もそこまで間違ってる気もしないんだよなぁ。
そう、誰もがベストを尽くした結果として我々にしわ寄せが来てるだけであって、誰も悪くないんだと思う。
…いや性犯罪するやつは100%悪いんですけど。

まぁ、そんなわけでDLSiteの語句が今後差し替わるらしいんですけど、これまでの経緯を考えると、これもまた一時的なものに過ぎなくて、今後もこういう事態は起こるんじゃないかなぁと思うんですよね。
そもそも今回の差し替え対象であるところの「催眠」とか「調教」も本来は一般語句であり、えっちな意味は特に無いわけで。
それにも関わらず差し替え対象に選ばれているということを考えると、結局その単語自体の意味はあんまり関係なくて、エロ的なシチュエーションを指す表現として一般的に使われているかという点が重要になってる。

そう考えると、今回の語句差し替えによって新たにジャンルを表す言葉になった「秘密さわさわ」とか「つるぺた」とかも、今後定着してDLSite外での他のウェブサイトでも使われるようになってしまった時には、また今回と同じように語句差し替えの対象になることは起こりうるような気がするんですよねえ。
なんか…いたちごっこ感をすごく感じる…。

そんなわけで、なかなか世知辛いなーって思った話でした。
我々エロコンテンツクリエイターはこうして迫害されるのだな…。

ゲーム制作

かみさまのカクテル

昨日は「かみさまのカクテル」の制作を進めました。
グラフィック担当さんの作業の監修をしたり、シナリオプロットを作ったりした。

語句差し替えの話を書いてたら1500文字超えちゃってたので、こっちはあっさり風味にしておきましょ。

おしまい。

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