ライバルができた!!(保護者)
ライバルができました!とある保護者です。
去年上の子を担任し、今回下の子をもつことになったので2年連続その方と関わることになります。
今年はこの方がライバルです!
去年は2年目の私に配慮していてくださっていたらしく、特にご意見など頂くことはなかったです。しかし、実は相当僕に言いたいことが溜まっていた様子で、匿名で僕に対するご意見を管理職に伝えていたようです。
管理職はもちろん、匿名で僕にそれらのご意見を伝えてくれました。でも誰のことかはすぐわかってしまいました。
気になるご意見の内容は・・・
ぐうの根も出ないものばかりでした笑
「教員経験者か??」「僕のことをずっとみていたのか?」
と思うくらい、僕の失敗が羅列されていました。僕自身も「失敗だったな」「ちょっと余裕ないから後ろめたいけどサボっちゃおう・・・」と感じていたことだらけでした。(中には「批判するのが先にあっただろ!!」「揚げ足取りすぎるだろ」ってのもありましたが・・・💦)。
とても賢い児童でしたので、僕の失敗の本質を逐一保護者に伝えていたのでしょう。相当不満が溜まっていた様子だったので、悪いところばかり目について、それを報告していたのでしょうね。申し訳ないことをしたなあって思います。
こんな感じで色々ご意見されていたようですが、主訴は「もっと子どもに厳しくしてくれ」ということでした。
去年、暴れん坊の児童がいたのですが、僕はその児童に厳しく徹しきれなかったんですよね・・・。「この子も困っているんだ。」「何か方法はないのか。」ということを考えてしまったからです。
でも結局その子を抑えきれなかったことで、他の児童の安全が脅かされることになりました。さらに悪いことに、その児童も僕が抑えてもらえ得なかったが故にさらに困り感を強めていってしまいました。
僕の無駄な甘さがみんなにとって不幸な結果をもたらしてしまったのです。本当に的を得た、鋭いご指摘だったなと思います。
とはいえ・・・
最初これらのご意見を管理職に伝えてもらった時は、正直「怖っ!!」って思いました。前年度その保護者は不満をもたれている素振りを全く見せていなかったからです。
二面性のある方なのかなと感じてしまいました。
でも、その後にあった電話でのやり取りで印象が変わりました。
その保護者の子がちょっとしたトラブルを起こしてその方にお電話差し上げたのですが、その時にこのようなことを言われました。
・こんなことが起こるってことはクラスの雰囲気が緩んでいるのではないか??
・1年生の時はこんなことありませんでしたよ?
大したことではなかったので僕がその子を庇おうとすると、
・いや、もっと厳しく叱ってください!!
と言われました。担任が子供を庇い、保護者が子供を責めるという世にも奇妙なやりとりを繰り返したのち・・・
「あ・・・。この方は一生懸命な方なんだな。一生懸命この子と関わられてきたのだな。」
と、逆に好感というか・・・信頼感をもつに至りました。
これ皮肉とかじゃないです。マジです。
二面性をもつ方だと思っちゃっていたのですが、僕に直接意見を言ってくれたこと、そして主訴がぶれていないことにより、まずその疑念が晴れました。
そして、何より・・・その方の一生懸命さが伝わってきたのです。
おそらくその子のことでかなり苦労されてきたのだと思います。ですが負けずに一生懸命関わってこられたのだなあというのを感じました。
はっきり言って、この方と僕の価値観は正反対だと感じています(今のところ)。
ですが、一生懸命だということ、その子の幸せを願っていること、これらの2点においては共通しているのだと思います。
ゴールは同じだけど手段は違う。そんな方だからこそ、僕は今年この保護者からたくさんのことを学ばせていただくのだろうなあと半ば確信をもっています。
なので勝手かつ一方的ながら僕はこの保護者をライバル認定させて頂きます!
時には、「はあ??💢」「何でそこまで言うの・・・😢」というように、感情的には愚痴だらけになることもあると思います。でも、理性では「ありがたいフィードバックだ」と捉えられるようにしたいです!!
まずは・・・「もっと厳しく」ですね!!了解です!
厳しくする方法を学んで、しっかりと指導力向上に繋げていきます!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました〜☺️
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