防水業　寺本悠也さん

マンションの改修工事などでウレタン防水工事を主としている寺本防水商会。
30代前半で独立し、謙虚な姿勢と丁寧な仕事でお客様にも評判の良い防水屋さんです。
そこの若き社長として活躍されている寺本悠也さんのインタビューになります。

寺本さんの人生

寺本さんは幼少期はお父さん、お母さん、妹さんと4人家族として生活をしていました。
ある日、寺本さんが腎臓の病気を患い長期入院をすることになりました。
1年近く入院し体調も良くなり退院することになった寺本さんが返った先は今まで住んでいた所とは違う『母子寮』でした。
状況を呑み込めないままお母さんと妹さんの3人での生活が始まります。
お父さんは借金を作り一緒に過ごせない状態に。
両親は離婚をしていなかったのでお母さんにも借金の取り立てが来ます。
その取り立てはかなり厳しくお母さんは徐々に精神的に不安定になっていきます、母子寮での生活は壮絶を極めていきます。
病んでいくお母さんからの暴力、暴言、意味不明な言動、人と会話もできなくなり、外出もままならない状態にまで陥ります。
そんなお母さんを寺本さんと妹さんは支えていきます。
ある日、変わってしまったお母さんから『外出しよう！』という提案が。
日頃、家族で外出することもなく、母の珍しい言葉に子供たちは喜びます。
その日は美味しいものを食べ、欲しいものを買ってもらい、最高に楽しい1日を過ごします。
その日の母子寮への帰り道、寺本さんたちの目の前でマンションの階段からお母さんは身を投げて自〇してしまいます。

そこからツラい生活を送っていく子供たち。
児童養護施設に預けられ心も荒んでいきます。
高校に進学しなかった寺本さんは16歳でまともに生活できるわけもなく、自暴自棄になって生きます。
仕事も続かず、いい加減になり、自分を見失っていく。
このままではダメだと思いながらも変えることが出来ず月日が流れます。
20代半ばに努めた先で人生を変えてくれる先輩と出会います。
どうしようもない自分を親身になって話を聞いて、手を差し伸べてくれる人でした。
その人から人として大切なことを教わっていきます。
自分の中で何かが変わっていくのを感じて成長していく寺本さん。
そして職場も変わり努めた防水屋さんの親方に人生とは、男とは、仕事とは、今の自分を形成する全てを叩きこまれていきます。

そして、寺本さんは時間をかけ修行をし、仕事も男としても1人前となり独立を果たします。

寺本さんとの運命的な出会い

寺本さんは、私が仕事で着任しているマンションの改修工事に来た職人さんでした。
2月に初めて私の現場に来て作業をしてくれることになりました。
そして私がこのターニングポイントの活動を始めた5月に『人の人生についてインタビューする活動をするから出演してみませんか？』と声をかけたところ『僕は結構色々と経験してるので任せて下さい！』と快く返事をくれました。
が、撮影当日に今回のこの話だったので衝撃的でした。
人は話してみないと分からないし、本当に1人1人の人生があるのだなと感じました。

そして、以前にお話ししたように私も児童養護施設に寄付をさせてもらったりなどの経験もあるので寺本さんにどこの児童養護施設だったのか聞きました。
すると、私が初めて訪問し寄付を行った児童養護施設の出身だったのです。
その施設長とは懇意にさせていただいており、この後のターニングポイントの動画にも出て頂いています。

縁というのは凄いところに繋がってきます。
私もこの活動は家族に相談し、2024年6月までにチャンネル登録が1万人達成しなかったら辞めるという制限付きでやっています。
なので自分が後悔しないように必死になってやっているのですが、まさかこの早いタイミングでこういうことが起こり自分自身で満足しちゃった部分があります。
なので登録どうこうより、人と出会い、人と話すことに喜びと楽しみを感じこの活動を充実させるために過ごせています。

ターニングポイント本編

ターニングポイント～運命の分岐点～
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#6　寺本悠也さん

寺本さんショート動画

ターニングポイント～運命の分岐点～は毎週土曜日に動画を公開しています。
世の中には色んな人生を歩んでいる方たちがいます、1人1人全く違う人生です。
それぞれが様々なお仕事に就き、我々では想像できない経験をされています。
それを語って頂くチャンネルがターニングポイント。
誰かの人生が誰かの人生を変えるかもしれない、人生を左右するものになったり、背中を押されたり、勇気をもらったり。
誰かの言葉がターニングポイントになるかもしれない、そんな想いでこの活動をしています。
ぜひともチャンネル登録をしていただいて、ご出演下さる方々の人生に触れてみて下さい。