見出し画像

コンテンツ月記(令和二年、水無月)

引き続き、Kindle unlimitedでいろいろ(主に漫画)読んでます。
(月額980円で、漫画もいっぱい入ってる電子書籍版の図書館利用権を買ってる、っていうイメージ…)
創作する人には特におすすめのサービスなんですよねー。「参考資料として今これが読みたいけど、あとで読み返すかはわからぬ…」みたいなものをすぐ読めるのが便利。あと、体調の悩みがあるときすぐ調べられるのもいい。
このサービスについてはそのうちまた違う記事書こうかなー。

ではでは、今月のコンテンツ月記いってみよ~~!

ーーー
読んだもの、観たものをすぐ忘れちゃうので、ちょっぴりのメモで記録します。全部さらえたもの&覚えているものだけ…。随時更新。漫画でWeb、ってなってるのは、何巻分かわからないやつです。それ以外の括弧内の数字は、読んだ巻数。
(★マークつけたのは、kindle unlimitedで読んだやつです。)

==評価基準(特に記載したいときだけ)==
\(^o^)/ 乾杯。愛。最高の毒なり薬。
φ(..) 特別賞(今後思い出すだろうシーン有等)
==ココカラ==

漫画

■彼氏彼女の事情(1~3)\(^o^)/
LINE漫画で再読中。
改めて、私は少女漫画が大好きだなと思っているところ…。

ああああああああ
この話がだいすきいいいい
一気に心が10代に引き戻されるううう
ときめきが爆発するううううう
(『彼氏彼女の事情』2巻より引用)

…はい、ちょっと興奮しすぎたので、仕切り直します。

1回全部読んだことあるんだけど、何回読んでも新鮮~。
とにかくテンポがいい!1話でこんなに進むんかい!という。

コミカルとシリアスのバランスが絶妙だし、
台詞がいい!!

(『彼氏彼女の事情』1巻より引用)
見開きで読むべきところを、縦になっちゃって申し訳ない…
あーありまーーーすきーーー
(結局爆発するときめき。ちょっと『愛の不時着』のジョンヒョク氏と似てる方向性の魅力だなーと思う、気を許してる人にだけむすっとした顔見せるとことか)

そしてそして、登場人物がとにかく魅力的。アプリのコメントで書いてた人もいたけど、みんな生きているという感じがするんだよね…。

そして今だからこそわかる気持ちとかもあって(これを最初に読んだときは私は小学生?で、自分の母親が父親に蝕まれていたこととか全然わかってなかったんだよな…今読むとありまの見え方まったく違うや…)、

(『彼氏彼女の事情』3巻より引用。あーーわかるわかるわかるわかるよありまーーー)

創作物っていうのは受け取り手の状況によって姿が変わるのね、と再確認中。

■統合失調症日記★
統合失調症の当事者の方が描かれてる漫画。
漫画(映画とか本とかもだけど)って、「知らない世界を知る」ことができるところがいいんだけど、自分がその世界に足を踏み入れる可能性も、実はあったりするんだよな。そのとき「アレかも?」と思える心当たりは多ければ多いほどいいから、いろいろ読んでおくことは大事だよなー…。

統合失調症って、言葉は結構聞くけどどんな症状が出るのかよくイメージできなかったので、すごく勉強になった…。 

(『統合失調症日記』より引用)
急にこういうことになって、心当たりなにもなかったら怖すぎませんか…?

(『統合失調症日記』より引用)
これは作者さんの体験だからいろんな例があると思うけど、自分が思ってないことを、違う人格のように話しかけられる、でも自分にしか聞こえない…ってすごいことだなと思った…。

■不浄を拭うひと(1)★

お一人で突然死したり、自殺された方の部屋や、いわゆるゴミ屋敷を清掃する、特殊清掃の仕事をしている方を描いた漫画。

最近漫画描く人のオンラインサロンに入ったので、漫画を読むとき「扱う題材と絵のタッチ」のことも考えたりするんだけど、重いテーマだからこそ沖田×華さんの絵で合ってる、と思った。このテーマでリアルな絵だったら、読めないよな…。(ただ、結構怖い描写もあるので、そういうの弱い方は気をつけてください)

私も、「奇妙ゆるかわ」(?)な絵で重いテーマを描く方向性を目指しています(突然の宣伝)。

ゴミ屋敷にはあり地獄みたいな空間ができる(そこで住民の人は食事等する)というゴミ屋敷トリビアも手に入ります。面白いです。

■超訳百人一首 うた恋い。★

£(ポンド)さんのnote↓を読んで、日本の昔の歌にまた興味がわいたので、手を出した漫画。

(時々大学の授業に救われるようなときって…あるよね…)

(うた恋いの話に戻る)
百人一首のエピソードを漫画にしてる作品です。あと、各歌の超訳(現代のポップな日本語に訳してる)も最後に載ってる。超訳にすると音のリズムの面白さはなくなっちゃうんだけど、古の時代にも似てること考えてた人がいるんだなあ、というのが、ゆるめの現代語訳でよりダイレクトに感じられる。

私が【切ない方面で】好きな超訳↓

花の香りだけは 昔と変わらず
ボクを優しく包んでくれる
キミがもう ボクを忘れて
愛していないとしても
(元の歌↓
 人はいさ 心も知らず
 ふるさとは
 花ぞ昔の 香ににほひける
<紀 貫之(きのつらゆき)>
本当に好きな人と付き合うって 
こんなにせつなかったんだ
片思いのもどかしさなんて
くらべものにならない
(元の歌↓
 あひ見ての 後の心に くらぶれば
 昔はものを 思はざりけり
<権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ)>

私が【お茶目方面で】好きな超訳↓

へえ~ ここが 
いろんな人が旅の途中で行き来するっていう
あの有名な逢坂(おうさか)の関かあ~
(元の歌↓
 これやこの 行くも帰るも 別れては
 知るも知らぬも 逢坂の関
<蝉丸(せみまる)>) 
見て見て 風メッチャ強くて 
草木なぎ倒されてんじゃん
だから「山」に「風」で「嵐(あらし)」っていうんじゃね?
(元の歌↓
 ふくからに 秋の草木の しをるれば
 むべ山嵐を あらしといふらむ
<文屋康秀(ふんやのやすひで>)


※いずれの超訳も「うた恋い。」より引用。本書ではフリガナは漢字の横に振られている。

恋人も話してたんだけど、こういうゆるめのコンテンツで親しみを持ったあとで学校の授業に臨むと、理解の深さが全然変わってくる気がするんだよなあ…。

Netflix

↑なんてくくればいいかわかんなくてつくってみた項目。笑

■The Half of It
Twitterですっごく話題になっていたので観た。

私はたびたびマッチングアプリを勧めてるんですけど、それはその人が書くものにはものすごくその人が反映されるから、「その人が書いたものをある程度読めば、人となりは結構わかるのでは…?」と思うから、なのだ。まあ、違う人が書いてたとしても確認できないので厄介なんですが…。

ということで、文通を中心に進む恋愛物語、心の深いところの交流って感じがして、しっとりと感動した。音楽などの演出もいいし、アメリカの田舎町が舞台なのもいい(だからこその崩れないヒエラルキーとか、逃げられない・窒息しそうな空気とか)。私はポールと、エリーのお父さんのビジュアルがすごく好きです。ラストシーンも、たまらなく好き。あと、ダイナーね!外国映画のダイナーが大好きです、なんか。

↓エドワード・ホッパーのこの絵も大好きです。

あと、「こんなに世界に広まっててヤクルトまじすごい」とも思いました。

■ミス・レプリゼンテーション 女性差別とメディアの責任

minoさんの以下のツイートを読んで、観た。

最近、「実はアメリカって日本と結構似ているところがあるのでは?」と思うようになったけど、この作品からもまた両国の類似点を知った。

小池百合子さんについて書いたの例の本↓ について(読みたいけどまだ読んでない…でも読むなら今だよね…)

渡辺ペコさんがこう書いてらした。

政治家の女性の容姿について、メディアが取り上げて馬鹿にする様子は、見ているだけですごく苦しかった…。

以下、いくつか印象に残ったところ。矢印以降に書いたのは私のコメント。
・ライス元国防長官の言葉
 「それに自身の心の準備も必要です 
 その地位に
 女性が就くことを想像できるか」
・マリアン・ライト・エデルマンの言葉
 You can’t be what you can’t see
 (見えないものにはなれない) 
→だからこそ、
 創作って力があると思うんだよね~。
 今度仲間由紀恵さんが
 女性総理候補役のドラマが
 放送されるらしいけど、
 こういうのが大事だと思う…。
 あと、受け取り手としては
 自分には関係なさそうなものでも
 見ておく意味が
 あるかなーと思う。

・40歳以上の女性は人口の47%を占めるが
 テレビに出るその世代の女性は26%のみ
・「男が支配するシステム内では
  女は子育て係なんです
  だから価値があるのは
  性的および繁殖活動が活発な時までで
  その後は価値が下がるのです」

→最近の私は、
 漫画にものすごく希望を感じている。
 30代とか40代、もっと上の世代の
 人生を描いた漫画が増えてきているから。
 でもテレビは、
 いろんな場所の、
 いろんな世代の人に届くから
 力が強いんだよな…。うーむ。
 あと、生物学的な話とか
 遺伝子的な話
 (これは人間の本能だから~とか
  太古から
  人間の脳はそうなってるから~という
  論展開)は使いすぎると
 繁殖絶対主義みたいになっちゃうから、
 気を付けないといけないと思う。

■ミッドナイト・ゴスペル

数話しか観てないんだけど、情報量が多すぎるので消化できなくて全然観終われない可能性があるな…。

Twitterで「新しい宗教の経典をアニメで作ってる」「観るドラッグ」と話題になってたので手を出しました。私は1話しか観たことがないけど、アドベンチャータイムと同じ監督らしいです。

薬物とか宗教とかの専門家に行われたインタビューを、宇宙Youtuberみたいな主人公が同じく宇宙の専門家にインタビューしてる様子のアニメに乗せて見せてくるという、おもしろい構造の作品です。

とりあえず世界観とか色合いがかなり好きです
(最近の漫画はこれに影響を受けた色使いで塗ってるな)

インタビューを受けてる人の経歴を改めてネットで調べると、さらに噛み応えが増すなという感じです。全然気軽に見られないアニメ。すんごい疲れる。そしてNetflixならではという感じがしている。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

いただいたサポートは、ますます漫画や本を読んだり、映画を観たりする資金にさせていただきますm(__)m よろしくお願いします!