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MDC=MIDDLE DISTANCE CIRCUIT

TWOLAPS、そしてTRACKTOWN代表である横田真人はMDCことMIDDLE DISTANCE CIRCUITというレースを立ち上げました。これまでTWOLAPSでトレーニングを積むトップ選手たちにとってレースとの関係はあくまで選手、つまり「お客さん」として参加する場でありました。

8月20日大阪ヤンマーフィールドを皮切りに9月23日には福島(郡山ヒロセ開成山陸上競技場)、10月30日は東京(駒沢オリンピック公園陸上競技場)と3大会にわたって開催するMIDDLE DISTANCE CIRCUIT(MDC)ではTWOLAPSに所属するトップ選手自らレースディレクターとなり、中距離という種目そのものを、選手自ら「こういうレースに出てみたい」というレースをプロデュースすることで中距離というジャンルそのものを活性化させていきたいという新しいこころみです。

TRACKTOWNにとってレースとは自分たちが作り上げたいTRACKTOWN的な社会を実現するためのツールでもあります。その背景には横田真人本人がロンドンオリンピック後に感じた強烈なまでの危機意識があります。

メダルをとればスポーツが変わる。
そんなことは僕はないと思ってて。
オリンピックに出ても中距離は何も変わらなかった。
僕は変わるかなと思ったし、すごいことだと思っていたけど
思っていたのは自分だけ。
価値観を自分たちで作っていかない限り、
自分たちがやっている競技は持続的にならない。

これまでも選手の間でも理想のレースというのはたくさん語られてきました。「海外のように音楽がガンガン響き渡る中で」「観客といったいになってレースが盛り上がるようなMC」「かっこいいグッズやTシャツ」「フレンドリーなスタッフ」「海外のような賞金レース」「エリミネーションマイルのような走る方も観る方も楽しみな仕掛け」「トップ選手も市民ランナーも中高生たちも垣根をこえて一緒に走る」TWOLAPSの選手間でもたくさんのアイデアがでたといいます。

いつしか「いつかそういうレースに出てみたい」と想像するだけでなく、
「自分たちで作ってみよう」と選手たちの考えも変わっていきました。そのきっかけとなったのは、昨年、インターハイや全中といった全国大会の代替レースをオンラインで企画した「バーチャルディスタンスチャレンジ」。

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「自分の走りを動画で投稿してランキングにする」という仕組みにたくさんの中高生たちが参加してくれただけでもうれしかったのですが、私たちが驚いたのは、日本全国で勝手連のように「ヴァーチャレ計測記録会」が産まれたこと。レースに出るのも楽しいけど、レースを作ることも楽しいと思っている方がこんなにたくさんいる。そんなひとたちのために、誰でもレースを作れるための仕組みとしてTRACKTOWNにはDIRECTORという項目を設けることにしました。気軽に草レースを作れる手助けになるようなエントリー管理もTRACKTOWNでできるようになります。

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まずは実際にTWOLAPSの選手たちが自ら楽しみながら、選手としてだけではなく、レースの作り手としても、みなさんにその魅力を伝えていきます。

まずは8月20日の大阪ヤンマーフィールドで行われるMIDDLE DISTANCE CIRCUIT IN OSAKAでは公認、そして非公認(陸連登録のない市民ランナー)のエントリーを受付中。さらに一緒にTWOLAPSの選手たちとレースを作り上げたいボランティアも。

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ランナー、ボランティア両方をする「ボランナー」も多いに歓迎します。レースのさまたげにならない時間や配置をこちらで差配します。安心してエントリーしてください。


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