トランスジェンダーの心と体の成長

トランスジェンダーは、心つまりソフトウェアの性別設定値と体すなわちハードウェアの性別が合わないトラブルだと僕は考えている。

僕に言わせるなら、「脳の体の性別バラバラ症候群」って感じだ。

この状態になると、多くの人は「おかしい!おかしい!こんなの嫌だ、普通になりたい!」
「こんなのとっても困る。タスケテー!!!」と思うのではないだろうか。

僕も、今だに、ふとした瞬間に「僕、皆と違う。。この状態どうしよう。。。タスケテー!」って思うことがある。

トランスで生まれた場合、最初から、子供の頃から超個性的でレアで素敵な自分!と思える仙人レベルに開眼してる人は少ないと思う。

◆トランスジェンダーが普通になるには?

トランスで生まれた人が「普通になりたい」場合、ハードウェア開発すなわちハードウェアである体に修正をかけるか、ソフトウェア開発つまりソフトウェアである心に修正をかける、どちらかを選択する必要性が出てくる。

トランスの僕達が「普通になろう」とすると、体か心を差し出さなくてはならないのだ。。。

体も心も、どちらも単体で見ればどこもおかしくない。体と心の「組み合わせ」が、本人も困ってしまう原因の事の発端なのだ。

僕はソフトウェア開発ルートを選択した。僕は男の子心を持った女の子だったが、女の子の心を手に入れようと努力し、本物の女の子になることを目指した。 

どちらのルートを選択するにしても、はじめから普通ではない僕達が普通になるためには、僕が思うに、一人でなんとかしようとせずに周りのサポートを得ることが、絶対に必須だと思った。

※僕は普通になる必要はないと言う結論に至ったけど。普通になって幸せになれるタイプの性格の人は普通を目指すのもありだとは思う。

最近、僕はメンタル大破し爆病み地獄から抜け出してきた。その結果「普通になる必要がない」「普通じゃないのが自分の本質だからこのままで良い」ことに気付いてしまった。

◆ハードウェア【体】開発ルート
ハードウェア開発ルートの場合は、医療の力を活用することとなる。ハードウェア開発は、当然体に負荷をかけるスタイルになる。

ホルモン治療や性別適合手術などである。

ハードウェア開発の場合、終わりが見えるというか、光が見えやすい、そして適切なサポートを受けられるのがメリットではないかと思う。体に修正をかけるルートのガイドラインがあり、定期的に体の状態をモニタリングし、サポートしてくれるドクターがいる。
味方がいるというのは心強いのでは無いかと思う。

未成年の方の場合、親のサポートや理解を得られて、年齢が低いうちから始めると、身長や体格をカバーできる可能性が出てくる。しかし、成長によって脳やホルモンバランスに少しの変化が起きた場合、僕の考えとしては閾値の変化などで、トランスからフルイドへの移行が起きてしまう可能性もゼロではないと思う。当然、かなり慎重な判断が必要だとは思う。
(お医者さんではない素人の僕が適当なことを言ってはいけないが)

だから未成年の方はとくに、お願いだから自分で勝手にピルを飲むことや、個人輸入でホルモンに手を出すのは危険性が高すぎるので、思いとどまって欲しいと僕は思う。

僕は次のソフトウェア開発ルートで進んで心を自分で勝手にいじり倒して、心がおかしくなってしまった。だから、同じように専門家の力を借りずに体を勝手に自分でいじるのは、体が壊れてしまうリスクが高いと僕は思うのだ。

◆ソフトウェア【心】開発ルート
一方、ソフトウェア開発ルートは、結構危険なルートである。心に修正をかけるので、心に負荷をかけるスタイルとなる。

そして、大抵の人は、自分一人で自分と向き合うことになると僕は思う。自分自身で、精神をいじくり倒すので、当然、心の不具合が出やすくなるリスクが高い。

一人きりで自分と向き合うのは危険性が高かった。なので、僕は相談相手が必要ではないかと思う。一人のカウンセラーだとその人に依存しかねないので、複数のカウンセラーやまともな精神科医のお医者さんや相談相手などの複数の味方をつけないと、ソフトウェア開発は結構危ない道なんじゃないかと僕は思う。

そして、まさかの僕の体には無いエリンギさんの話で申し訳ないが、ハードウェア開発にしても、ソフトウェア開発にしても、【開発コンセプトが大事】という結論にいたった話はこちら。

次回は、トランスジェンダーのソフトウェア開発ルートに乗った僕が感じた危険性について詳しく書こうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?