入社2年目の駆け出しエンジニアが「AWS re:Invent 2023」に参加してみた。 inラスベガス
こんにちは!トランスコスモスでエンジニアをしている阿部と申します。
今回の記事では、新卒2年目の駆け出しエンジニアである私が、AWS が主催する年に1度の世界的ビッグイベント「AWS re:Invent 2023」に参加して学んだことや気づき、イベントの雰囲気などをお伝えします。
悩んでいるくらいなら、まずは最先端に触れてみよう!
2022年入社でまだまだ経験の浅い私が、なぜこの大きなイベントに参加しようと思ったか。
それは、恥ずかしながらこの業界で働いていくうえでどのような仕事をしていきたいかがまだ明確になっておらず、最先端の技術の1つであるAWSについて触れることで、なにかヒントを得られるのではないかと思い、手を上げさせてもらいました。
参加メンバーに選ばれたときは、会社の経費で海外に行けて嬉しい!という気持ちもありましたが、手配も現地での行動も基本自分一人で行う(!?)ということもあり、英語が全くダメなわたしは徐々に不安な気持ちが増してきました。また、会社が出してくれる海外出張費用も安くはなく、出発日が近づくにつれ、「しっかり学んで会社に還元しないといけない」というプレッシャーも感じるようになりました。
飛行機を降りたら即チェックイン!
ハリー・リード国際空港に到着してすぐにカンファレンスのチェックインを行うブースがあるので、そちらでバッジを受け取ります。カンファレンス中にはこのバッジを提示することで、会場のホテルを行き来するバスやモノレールに無料で乗ることができるんです。飛行機を降りてすぐ空港内にチェックインできる場所が用意されていたことに驚かされました。さすがビッグイベント!
会場が広すぎる!
AWS re:Inventでは2000を超える技術セッションやKeyNote、資格取得、Expoなど様々なイベントが行われています。各イベントはラスベガス中心部の6つのホテルを会場に開催されているのですが、会場から会場を移動しようとすると徒歩では30分以上かかってしまうため、参加者には送迎バスやモノレールが用意されています。それでも1日の平均歩数がまさかの2万歩超えと、歩きまくりの毎日。普段在宅ワークの私には体力面でなかなかハードなイベントでした。
それぞれの会場にはコーヒーや紅茶、炭酸飲料のドリンクサービスがあり、時間になると朝食や昼食も提供され、そのすべてが食べ放題&飲み放題。リンゴを丸かじりしながら歩いている外国の方を見て「お!これぞエンジニア!」と謎に感動してしまいました(笑)。
早速イベントに参加!
Expoは毎日開催されていて常に様々な講演が同時並行で行われていますが、今回私が参加したのはExpoブースです。Expoブースでは、AWSが提供する便利な構成テンプレートの説明をしており、おすすめのAWSソリューションについても1つずつ説明されていてとても良い勉強になりました。
AWSを使用している大企業の様々な事例について説明を聞いていると、どのような問題にどのサービスを使用し問題解消を行っているかなど実際の事例をもとに学ぶことができます。
他にも様々なサービスや会社がブースを展示し、参加者とコミュニケーションを取っていました。ほぼ英語だったためコミュニケーションを取るのは少し難しいと感じることもありましたが、日本の企業も出展していたので、そういったブースでは日本語でコミュニケーションを取ることができました。
ちなみに初日の夜は、お酒や夕食も提供されちょっとしたリラックスタイムでした。
「Keynotes」で様々な新サービス&アップデート情報を入手。
AWS re:Inventの目玉といえば、Amazon Web Services CEOの Adam Selipskyが登壇し、AWSの新サービスやアップデート情報が発表される「Keynotes」です。
朝の8時から開始なので、余裕をもって7時には会場に着いたのですが、既に長蛇の行列がありました。会場入りをすると、海外のバンドの方がライブをしていて会場は大盛り上がり。日本では講演の前にライブをするなんて聞いたことも見たこともないので本当にビッグイベントなんだなと感じました。
また、Keynotesのみ同時翻訳しているヘッドセット付の翻訳機を貸出してくれるので、日本語で聞くことができとても助かりました。
様々な新サービスやアップデート情報があったのですが、その中でも会場でひときわ大きな歓声が上がったのが「Amazon Q」という新サービスの発表でした。
簡単に説明をすると、企業向けの生成人工知能(AI)なのですが、AWSでもAIのchatGPTに対抗する機能が出ることに驚かされました。オンラインやネットで発表を聞くのと会場で直接発表を聞くのとでは、躍動感が違うので、会場で直接参加で一番イベントの熱量を感じられた瞬間です。
おまけ:おすすめのリアルタイム翻訳アプリ
KeyNoteの他にも沢山のセッションがあったので、個人的に気になるセッションには積極的に参加。セッションは基本的には事前予約が必要なのですが、空席があればいつでも参加することができます。
通常のセッションは基本英語で行われ前述のKeyNoteとは違い翻訳機が支給されるわけではないので、わたしは「Trnslator」という翻訳アプリをインストールして臨みました。リアルタイムで翻訳してくれるので、英語が全く分からない私でもその場で理解することができました。おすすめです。
最後に、AWS re:Inventに参加してみて。
最初はこの業界で働いていくうえでどのような仕事をしていきたいか明確になっておらず、ただただ最先端である世界のAWSについて触れてみたいという興味本位での参加でした。
イベント参加者はAWSのスペシャリストがほとんどで、今の私には分からないことばかりでしたが、生でイベントに参加したことで、動画や資料からでは感じることが難しいAWSの面白さや凄さを身に染みて感じることができ、自身の中でエンジニアとしての成長イメージや目標を見つけることができたと思います。
未経験の自分に貴重なチャンスをくれた会社にも大感謝しかありません。AWSのサービスを使い、設計、開発し、様々な企業の問題を解消していけるエンジニアになり、いつの日かAWS re:Inventで、発表や講義の枠を設けてもらえるくらい知識豊富な女性エンジニアを目指してがんばります!
READ.GROW.UNITE.