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トランスコスモス流、エンジニアのスキルを底上げする「レビュー会」の実践と効果


みなさま、こんにちは!note編集部の横山です。

トランスコスモスは、グループ全体でおよそ70,000人の社員を抱えており、たくさんの部署が存在します。その一つ、CX事業統括組織には約300名のエンジニアが所属しています。今回、編集部はCX事業統括組織の「R&D推進部」が実施しているレビュー会に着目。エンジニアのスキルを上げるための取り組みを、R&D推進部の今村さん、島田さん、岩永さん、寺内さんにお話を伺いました。

レビュー会をはじめたきっかけから、実際にやってみて感じたメリット、最終的にトランスコスモスが目指しているエンジニアの姿まで幅広く取材することができました。
当社にジョインを考えている方はぜひご覧ください!
 
【プロフィール】
今村: 2007年中途入社。フルスタックエンジニアとして複数の社内外のシステム開発プロジェクトや様々な案件のトラブルシューティングに従事。現在も引き続きフルスタックエンジニアとして新規サービス開発や様々なプロジェクトの技術支援等を行う。
 
島田: 2016年新卒入社。WEBエンジニアとして複数の社内外のシステム開発プロジェクトに従事。現在はフルスタックエンジニアとしてサービス開発、システム開発案件の技術支援を行う。
 
岩永: 2015年中途入社。ディレクターやコーダーとして主にWebサイトの運用/新規構築、MAツールの導入/運用案件などに従事。2022年12月よりR&D推進部にてフロントエンドエンジニアとして開発・技術支援等を行う。
 
寺内:2006年新卒入社。PGからキャリアをスタートし、WEBシステム開発案件のPMを経験。トランスコスモスのベトナムオフショア会社への出向を経て、2019年度より新規事業開発部門に所属し、現在R&D推進部部長を務める。

左から寺内さん、島田さん、今村さん、岩永さん

 【R&D推進部について】
CX事業統括組織の中で主にWEBサービスやシステム開発の分野にて、横断的な技術支援や新しい技術の調査・検証や、新規サービス開発を行っています。



■R&D推進部で取り組むレビュー会とは?

・分野を問わずメンバー間で幅広く開発内容を共有

―R&D推進部で行われているレビュー会について、概要を教えてください。

今村:制作物を共有する「共有会」と、作成したコードに関して議論する「コードレビュー会」を行っています。R&D推進部は在宅業務がメインですが、たまに出社する機会もありまして。そういったタイミングで、メンバーと顔をあわせてコミュニケーションを取りつつ、知見の共有・チーム全体のクオリティを上げることができたら…と思ってはじめました。
 
寺内:これまでR&D推進は、大々的にレビュー会を行う文化がなかったですもんね。
 
今村:そうそう。プロジェクト単位でコードレビューをすることはあったんですけどね。
 
寺内:うちのチームはアプリエンジニアやインフラエンジニアなど、異なるフィールドの知見を持つメンバーがいます。お互いにどんなコードを書いているのかを共有することで、メンバーの開発能力の高さを知る良い機会になるはずだ、と思いました。コードのクオリティも上がりますしね。
頻度はまちまちですけど、基本的には毎月~数ヶ月に1回ペース、業務によっては週1回程度開催することもあります。
 
今村:直近だと、1月にレビュー会を開催してCI/CDの事例を共有しましたね。次回はコードだけじゃなく、アーキテクチャやシステムの仕組みの部分についてもレビューする予定です。

■開催して感じたメリットや具体的な成果

・自身の弱点を浮き彫りにし、専門外の知識も広げられる

―共有会やコードレビューを実施することで、どんなメリットがあると感じますか?

島田:一番のメリットは、各々がプロジェクトで得たナレッジをメンバー間に共有できることですよね!
 
岩永:そうですね。あとは専門分野外の知識を取り入れられるのも大きいんじゃないかな。私はアプリケーションのフロントエンドエンジニアなので、ネットワークやインフラについての知識はそこまでなかったんですけど、この前の共有会ではタイミングよくそういった専門外の技術領域を学べたので、これを機にどんどん知識を広げていきたいな、と。
 
今村:ほかのエンジニアの視点を取り入れて開発の仕方をアップグレードしたり、別のプロジェクトで採用した仕組みを自分のプロジェクトに活かすことで、より質の高い開発に繋げていきたいですね。

―レビュー会を通して得た知見が実際の業務で生きるなど、具体的な成果はありましたか?

岩永:自分が完璧だと思って書いたコードも、他の人から見るとまだまだ改善の余地があったり…。コード品質を担保する意味でレビュー会は非常にありがたいです。
 
島田:レビュー会を行った前後は、個人のスキルの成長が目に見えて感じ取れますよね。
 
岩永:自分がどんな部分を重点的に強化すべきなのか弱点が見えてくるので、今後のスキルアップの指針として役立っていますね。
 
島田:技術的にできることが増えたり、開発する中で考慮が必要なところに気づけるようになったり…。メンバーのスキルが底上げされることで、チームやクライアントといったステークホルダーにも良い影響が出ていますね。

■今後の組織作りにどう活かしていくか

・レビュー会を通してスキルアップできる文化風土を一層醸成したい

―レビュー会に取り組むことで、今後どんな組織を作っていきたいとお考えですか?

寺内:まずはコード品質の平準化を狙っていきたいですね。将来的には、R&Dやサービス開発のPoCといった、スピード感が求められる案件に応えられるような高いスキルを持つエンジニアリング組織を目指したいと思っています!
 
今村:スキルアップは着実にしていきたいですよね。レビュー会を通して、単一のプロジェクトに限らず、さまざまな開発の内容、技術、考え方が共有され、結果としてスキルがボトムアップされていく。そんな組織風土を醸成していきたいな。
 
島田:当社は経験豊富なエンジニアが300名近く在籍しています。エンジニアの人数や社内比率から見ても、テックに強みを持つベンチャー/スタートアップとも張り合えるチームだと感じているので、メガベンチャーや大手テック企業に負けないレベルの技術力、風土を持った組織にしたいですね。
 
寺内:あとは、伸ばしたスキルを別のチームへ還元するような流れも作っていきたいですね。R&D推進部のミッションには「他部門への技術的支援」があります。だからこそ他部署よりもスキルセットは高い状態を維持していきたいですね。

■エンジニアから見たトランスコスモスの魅力

・「やりたい」気持ちを尊重して、積極的に新しいチャレンジができる環境

―最後に、トランスコスモスのエンジニアとして働く魅力について教えてください。

今村:既存案件に囚われず、新しいことに挑戦しやすい点は魅力の一つですね。数年前、オンプレからクラウド環境へ移行する風潮が高まっていた時、トランスコスモスはAWSの新サービスを積極的に試していました。
会社としての規模感がある分、将来を見据えて試したい技術があれば、たとえ売上に直結しないものだとしてもチャレンジできる環境です。
 
寺内:自社プロダクトの開発から受託案件、新技術の検証まで、幅広く携わることができるのもトランスコスモスならではかな、と。手を挙げればやりたいことをやらせてもらえる会社なので、自分の希望する開発案件に関わりながら、多様な経験を持った人と触れ合えるのは大きなメリットですよね。

岩永:あとは、職種間に垣根がないところも私は好きですね。お客様とのミーティングにエンジニアが複数名参加するようなシーンも珍しくありませんし。 

今村:エンジニアが働きやすい環境なのもありがたいですね。例えば、以前は会社が一律支給していたPCを業務に使っていたんですが、近年はWeb開発に適したハイスペックPCを使用できるようになりましたし、必要であればMacも選択肢に入ります。会社が「もっとこうしてほしい」という声を受け止めてくれるので、日々開発環境は改善されています。
 
島田:自分たちで組織の風土やカルチャーをどんどん作り上げていけるフェーズなのは素敵ですよね。すでに出来上がった環境にただ入るのではなく、自分の意見を積極的に提示し、周りを巻き込みながら働きやすい環境をつくっていけます!
 
今村:このような環境なので、エンジニア経験が浅い方がジョインされても不安に思うことはありません。システムの仕組みに興味がある、もっと自分のスキルを伸ばしたい、そんな想いを持った方と一緒に働けたらうれしいです。


R&D推進部のみなさん、インタビューへのご協力、ありがとうございました!これからもトランスコスモスは、エンジニアのスキルアップと働きやすさ、どちらも大事にしていきます。
ご興味をお持ちの方は、弊社のHPも是非ご覧ください!


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