見出し画像

I would like to は別に失礼な表現じゃない

I would like to はビジネスシーンで失礼!?みたいな広告を見たのですが、これはケースバイケースです。で、失礼になりかねないケースの方がたぶん少ないです。

たとえば、資料を送ります、とか、相手のYes Noを聞くまでもないことなら I would like to でも全然失礼じゃないです。例:

Hello Mr. XXX. This is Sochaso. I would like to send you a copy of the document.
こんにちはXXXさん、そっちゃそです。例の資料を送ります。

Yes No を聞く場合でも、I would like to ask you ならとても丁寧です(質問そのものを拒否されることは無いだろうから)。

I would like to ask you one thing.
ひとつお伺いいたします。

で、相手のYes No に依存するなら、シンプルにYes No疑問文を使えばいいでしょう。

wouldの仮定法成分を除去すると、残るのはwillです。つまり、I would like toはその人の意思をやんわりと表明する「意思表示」で、ビジネスやフォーマルでは不適、なんて結論にはつながりません。

そして、would like to が失礼になる可能性があるのは、その動作を行う際に相手の承認がいる場合などです。例:

I would like to go back home early.
早めに帰ります。

Could I go back home early?
早めに帰っても良いですか?

※もちろん、早めに帰ることに関して承認が不要なコンテクストなら、前者でもOK

で、結果的に失礼になるケースはやっぱり少ないはずです。ニュートラルな立場で聞く Could I ~と違い I would like to にはその人の意思があるから、たとえ聞き手の承認を要するようなシチュエーションだとしても、Could Iより適格なことはあります。そもそも、ビジネスシーンとやらで敬語的表現を使わないといけないなんてことはないです。より直接的で強いI will do なんとか、や、もっとパワフルなI do なんとかが適格な場合なんていくらでも考えられます。

宣伝

※英語学習や英語系資格試験対策に関する個別相談も受け付けています。
こちらの問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?