こんにちは
トランスミックスの🍤です。

今回は先日発表しました「MDアクリルキーホルダー」についての制作秘話をお話ししたいと思います。

はじまり

4月に入社した後輩🦀と自分の好きなものの話になったのがきっかけでした。
後輩🦀は色々と私に好きなものを嬉しそうにはなしていて、その中で「MD」の話になりました。

MDは私が小中学生頃に親から使わなくなったプレイヤーを貰って、そこに宇多田ヒカルの曲を入れていた思い出があります。

後輩曰く
「MDをアクリルでかっこよく作れたらいいのでは？」
という発言。

そこで「それいいじゃん！」と言いかけた自分がいましたが、ちょっと考えました。
(今更MDをキーホルダーにしたところで何が出来るのか？)
音楽などデータを入れる媒体にしても過去の遺物に近く、書き込み機器すら手に入れるのが困難な状態。
また、カセットテープが今再ブームになっており、今ここでMDの形で作るのはどういう立ち位置になるのか？
今はダウンロードやサブスクが主流の時代にMDは完全に逆行してます。
今それを作る意義は？と考えました。

まてよ、

これにクラウドのデータを入れたらかっこいいのでは？

製作前の段階

自宅から以前知り合いに貰ったMDをもってきて見てみました。
改めてみると、構造が複雑で見た目がいいですね。
ディスク部分と金具、部品の配置が綺麗です。

アクリルへの印刷方法ですが、
前に実験でレーザーやUV印刷をしたのを見ていて、UVならいけると確信しました。

問題はデータをどう入れる
一番いいのはQRコードにするとかっこいい
後で気づいたのですが、これ音楽じゃなくてもQRに出来さえすればなんでも入れられると気づきました。

試作

試作作りにあたって協力を様々な方に募ったところ、
Cyanoさんが反応をくださり、是非やりたいとのことで承諾を得ました。

そしてここから仮デザインを作り、専門の業者に製造を依頼します。
illustratorを使ってデザインをしていきます。
それにあたって製造サイズを考えたのですが、
やはり「実寸大」であることは譲れません。
ほぼ実寸で制作し発注しました。

そして工場から写真での確認が来ました。
良いかんじです！
写真を見たうえで
・カラバリ増やしてみるのもあり
・UVは白ベタ無しだと色が透けるのは意外に綺麗
・もう少しデザインの密度を上げても大丈夫そう
・QRの部分は白ベタを敷かないと読み込みが難しい
というのがわかりました。

この試作を参考にM3用に製作をすすめます。

顧客の要望として
データ版はBandcampで配布
という事なので、オプションとして可変データ印刷もしました。
その間にディティールをブラッシュアップしたりしました。
ですがこれがなかなか難しいです。
やろうと思えば細部まで再現できますが、
楽曲タイトルの文字などが入る事を考えてちょうどいい所で止めます。
そして工場に発注したものが届きました。

実際のもの

良い感じです！
やっぱり完成品を見るとテンションあがります！
ボールチェーン等の金具もありますが、今回は希望によりナスカンで制作しました。
カラーバリエーションも30種類くらいつくりました！
このサイズならちょうどオプションの可変コード部分と被るのもいいですね！

写真撮影

早速商品撮影なのですが、
せっかくなので実際に使う想定で撮影してみました

仕上がりも大変満足してくださり、弊社としても嬉しかったです。

まとめ

以上、「MDアクリルキーホルダー」の制作秘話でした。

今回のデザインは文字と色ベタのみでしたが、
イラスト等フルカラーにももちろん対応しています！！
QRコードはもちろん、Spotifyのコードも対応可能です！
ご質問やご相談は随時受け付けていますので、
気になった方はお問合せだけでも大丈夫です！！

「MDアクリルキーホルダー」は今後もブラッシュアップしていく予定なので、皆様も「こうだったらいいなー」等ありましたらご意見ください！

では皆様、また！

🍤