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お金では買えない豊かさを味わう2泊3日の沖縄・離島旅

シンガーソングライターのMiyuuです。
プロフィールはこちらから。https://avex.jp/miyuu/

普段は、ギターでの弾き語りで全国各地でのライブ活動、
そして休日は、車中泊をしながら楽曲制作をして「旅×音楽」をテーマに過ごしています。

(愛車の”ゆるポン号”)

初めての伊是名島・伊平屋島へ2泊3日のトリップ。

今回はTRAPOLとゼロカーボン社会に向けた行動変容を呼びかける「CQプロジェクト」のコラボ企画、サステナブルを考える旅をテーマにした「沖縄 伊是名島&伊平屋島ツアー」に参加しました。

正直に話すと、このツアーに参加する前は、島の名前の読み方さえ知りませんでした。

もし、2泊3日の一人旅だったら、事前情報をある程度仕入れて出発していたかもしれませんが、
どんな人が住んでいるんだろう。どんな仕事があるんだろう。と、想像しながら、正解は現地に行ってからのお楽しみにしようと、ほとんど下調べ無しで参加しました。

前回、参加したTRAPOLのクマ活ツアーでは、ローカルフレンド達に現地の地形のことから、ネットでは知り得ないような今まさに起きている問題や暮らしのお話を現地で、そして生の声で聞かせてもらい、とても充実した旅になりました。

前回参加したクマ活ツアー▽


一方通行のネット情報とは違い、お互いの生活をシェアし合うことができる。
TRAPOLのツアーにまた参加したい!と思えるのは、この要素がとても大きい。

私は、職業柄、月に数回は関東以外の場所へ行くことが多いですが、ライブやイベントとなると、その土地をゆっくり感じることって難しい。
それでも、限られた時間で旅気分を味わいたいと、現地のコーディネーターさんにあれこれ質問を投げかけたり、ファンの方との交流で、ローカルの情報を教えてもらったりしています。


私にとって旅とは・・・?


私が旅をやめられない理由は、知らない場所で自分と違う生き方に出会うことで、自分自身の生き方の選択肢が広がるからだと思います。
生きていると、どうしても人と比べてしまうことってたくさんあります。
あの人はキラキラした生活をしてて羨ましい、自分はこのままでいいのか、もっと違う人生があったんじゃないか・・・
劣等感を感じたり、抽象的な不安に押しつぶされそうになることもあります。
自分の狭い世界に閉じ籠っていると、果たして何が自分の求める幸せなのか?
自分の中にしかない答えにさえ辿り着けず、そしていつしか漠然とした不安からの抜け出し方さえわからなくなって行きます。

そんな時、旅に出てみると、全く違う場所で、私たちみんな時間は平等に与えられているはずなのに、全く違う時間の使い方をしている人たちに出逢います。
夜明け前から海の上で働く漁師さん、昼間からお酒を飲んで芝生で昼寝してる謎のおじさん・・・
少し勇気を出して話しかけてみれば、彼らのバックボーンに共感したり、驚いたり。

いろんな生き方があっていいんだ!と思えて、本当に自分がしたい生き方は・・・?と自問自答します。

そして日常に帰った時、”誰かと比べた幸せ”ではなく、”自分自身の求める幸せ”をちょっと確立できたような気持ちになる。
それが、自分の自信にもなっています。
「自分探しの旅」という言葉は上手く表現された言葉だな、と思います。


初めての沖縄の離島 伊是名島へ


今回訪れた伊是名島。
那覇から、高速バスで約2時間半、そこからフェリーで約1時間。
決して気楽に行ける距離ではないからこそ、どんな景色が見れるんだろう、と期待が膨らみます。
やっぱり人って、焦らされると焦らされた分、期待しちゃうものです。

フェリーが到着して見た伊是名の海は、そんな大きく膨れ上がった期待を余裕で飛び超えて来た、
とんでもなく、透明なブルー。

(今年の夏は海外国内いろんな海を見たけれど、ここだけの話、今まで見た海でもダントツに透明な海の色でした・・・!)

私は1日遅れで到着して、そのまま伊是名のローカルフレンドとツアー参加者のみんなとのBBQから参加。
やっぱり仲良くなるには、喜びを分かち合うことが一番。

美味しいお酒を注ぎあって、お肉を焼いたり焼いてもらったり。
参加者と現地の人という垣根を超えて、フレンドになっていく瞬間が、心地よいなぁと思える時間でした。

(みんなと一緒にずっと踊ってみたかったエイサーを!)

夜が深くなると、星を見にいきたい人、まだまだ飲みたい人、眠りに宿に帰る人、それぞれ自由なスタイルで夜を楽しみました。
大人数のツアーだけれど、こんな自由度もあるのがTRAPOLらしくて、それもまた心地良い。


そして伊平屋島へ


(渡し船が伊平屋島からやってきて、伊平屋のローカルフレンドと最後に記念撮影)

伊是名島から伊平屋島まで渡し船で約30分。
実は、伊是名から伊平屋までの通常運行便はないらしく、隣の島だからといって親交がとても深いわけではないみたい。
関東でも「翔んで埼玉」のような、その土地のプライドや誇りがあるように、それぞれの島にもそれぞれの誇りがある。
そんなことも現地を訪れてみないとわからないことの一つかもしれない。

到着して、最初のアクティビティは、ビーチクリーン。

(日焼け対策ばっちりで挑みました!)

伊平屋のビーチは、マイクロプラスティックのゴミが多いように感じました。
ローカルフレンドと話してわかったことは、島の住民は、子供の頃からビーチクリーンが当たり前の行事になっていて、定期的に島の住人が交代しながら清掃しているそう。
だから、マイクロプラが多いわけではなく、人が拾える大きさのものは、もうすでに島の人たちが拾っていたと言うこと。
私たちが、自分の住む街のゴミを当たり前のように拾えているか、自分の住む土地に対する意識の差を感じ、心がキュッとなった瞬間でした。


旅先で出会う、「お金では買えない幸せ」


ウミガメに会ったり、海に沈む夕日を見たり。
この景色、いくらお金をつぎ込んだとて、作れるものではありません。
今の時代、人間同士のいざこざでさえ、お金で解決できてしまう時代。
そんな時代に生きていると、お金が全てだ!と嘆いてしまいそうになるけれど、この素晴らしい海、大地、空は、今当たり前のようにはお金で買えないものです。

プライスレスな幸福。自然と一体化することは、私にとって何にも代え難い幸せです。
歳をとってシワシワになっても、こんな美しい自然を思う存分楽しみたい。

最後に大好きな映画の大好きな一節を。
「Happiness is only real when shared.」
(幸福は、分かち合った時に初めて現実となる。)
これから生まれる子どもたちや、次の世代にも、私たちが見たこの美しい自然を分かち合いたいと心から思える旅でした。

Miyuu

CQとは? 高めよう脱炭素指数!
『CQ』とは、ゼロカーボン社会に向けた行動変容を呼びかける共同プロジェクトです。
誰もが身近なところから行動を起こせるよう、ショッピングや旅行、音楽、スポーツなど身近なことから環境課題に向き合い、個々人が行動を変えていくことを目指すプロジェクトです。
CQ Twitter:https://twitter.com/CQ_carbonN


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