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Bangkok 2

年が明けた。
今日は、高校サッカー選手権の準決勝がやっている。

昨年は部署の異動があり、
年の後半にもプライベートで大きなイベントがあって、
慣れない中で煮詰まった時もあったが、
それでも、自分のペースでやり過ごした。

そんな1年でした。
一文字で表すと「処」というところだろうか。

そして、今年2024年だが、目標は「遂」。
何かを成し遂げる1年にしたいと考えている。

例えば資格を取ったりだとか、
環境を変えてみるだとか、
日々の積み重ねを継続したりとか…

ここ数年、何かを成し遂げたことがなかった気がして、
それが日常の曖昧さに繋がっているのではないかと思う。

そろそろ、そろそろと毎年思っているのだが、
人間というのはなかなか尻に火がつかないものだ。

習慣を変えるよりも、環境を変える。

そこから習慣を合わせていけばいい。
そんなことを目標にして過ごす一年にしていきたい。


1 March, 2016

バンコク旅 2日目は、
首都から80kmのところにあるアユタヤ遺跡に足を伸ばした。

アユタヤには、いくつかのアクセス方法があるようだが、
所要時間が短く、かつ格安で移動できる鉄道にした。

朝10時頃にホテルを出発。
近くの駅からBTS(メトロ)に乗って15分ほど移動し、
大型の鉄道駅フアランポーン駅へ。

行きのBTS(バンコク・スカイトレイン)
フアランポーン駅
チケット売り場

11:20分発の電車に乗った。

フアランポーン駅は大きく、
いわゆる海外のターミナル駅という印象で、
海外からの観光客も多数いた。

一方、王国関係者?の壁画がデカデカと飾ってあるなど、
この国特有の文化も感じた。

車両はボロボロながらしっかりした作りに見える
車内はこんな感じ。比較的現地の人が多く乗っていた
アユタヤまでは3等車で15バーツ(当時のレートで50円)
アユタヤまではこんな風景が続く

到着予定は13:04となっていたが、
実際に到着したのは13:30頃だった。

海外で鉄道が遅れることは普通のことだし、
特に時間に追われることもなかったので、
ゆっくりと車窓からの風景を楽しむことができてよかった。

アユタヤ駅を出てからは、道沿いに遺跡の方面へと歩いていく。

当時、SIMカードやポケットWi-Fiなど持っていなかったから、
おそらく事前に遺跡までの行き方を調べていたのだと思う。

その途中にあった何でもないレストランで昼ごはんを食べた。
パッタイ(味は普通だった気がする)を頂き、トイレを借りて出発。

レストランを出て5分くらい歩くと船着場があり、
そこから川を渡るため渡し船に乗る。

アユタヤ遺跡は川に囲まれているため、
遺跡に行くには橋を渡るか渡し船に乗らないといけないのだ。

アユタヤ駅を使ってきた人は、
ほぼ100%この渡し船を使うことになるらしい。

料金は覚えていないが、船は常時行き交っていて、
乗ってから2〜3分で対岸に着いた。

フェリーから降りて少し歩くと、多数の店が並んでいた。
駅側よりも全然栄えていて、なんだか不思議な感じがした。

ファミマの横を通り、市場を抜けてから、
移籍まではまだ随分ありそうだったので、
適当にトゥクトゥクを捕まえて遺跡近くまで乗った。

15時頃、遺跡に到着した。
もう8年も前なので、遺跡の名前などは忘れてしまったが、
とても広大な敷地の中に、大小様々な種類の建造物があった。

海外旅行に来るといつも思うが、
学生時代に世界史を学んでいたら、
こういう遺跡の凄さがよくわかったんだろう。

理系だった自分には、歴史の知識はほとんどないし、
そもそも歴史にそれほど興味がない。
(そのため、このアユタヤ遺跡もただの風景となってしまうのである)

アユタヤ名物の象乗り体験。私はやらなかった
中国人・韓国人のほかに、欧米人もちらほら

17時。一通り遺跡観光が終え、
バスターミナルまで移動するため、またトゥクトゥクを捕まえた。
この時のトゥクトゥクドライバーとは何だか気が合い、
記念に一緒に写真を撮ったのを覚えている。

現地ではまだ若い人たちがトゥクトゥクドライバーとして
毎日一生懸命働いている。
今の日本ではトラックドライバー不足などが叫ばれているが、
もはや乗り物も文化も全く違うので比較など無益なものの、
海外ではこうやって日銭を稼いでいる人たちがいることを
知ることができるのは、海外旅行に行く大きな意味だと思う。

さて、行きは鉄道だったので、帰りはバスで帰ることにした。
何よりも、またあの渡し船に乗って駅まで戻るのはダルすぎた。

狭い車内は快適ではなかったが、
これはこれでバンコクの交通を見ることができて、
個人的にはとても良かった。

渋滞で有名なバンコク。
この時も何度か渋滞にはまったが、
比較的スムースに市内へ戻ってくることができた。

19時前にはバンコクに到着。
お腹も空いていたので、近くの屋台っぽいところを探して、
適当に入ってみることにした。

細くて透けている(白滝のような)麺の小鉢を2〜3個注文。
旅先の風情もあって、ひどく美味しかった。

ビールも普段は飲み会の時くらいしか飲まないのだが、
この時は現地の有名なシンハービールをごくごく飲んでいた。

たしかこれで300円いかなかった気がする。
小鉢は一杯40円とかで、さすがバンコクといったところ。
東南アジアでの食事は気をつけなければならないが、
やはり、こういう店でこういった料理を食べるのが楽しい。

それから、またBTSに乗ってホテルまで帰還。
20時過ぎにはホテルに帰り、少しだけ飲み直して寝た。

タイの旅は、5日間という短いものだったが、
現地での貴重な体験に満ちた時間だった。

世界中のバックパッカーから聖地とされるのも、
物価の低さのみならず、そんな体験に溢れているからだと思う。

私は安宿で沈没するようなことはしていないが、
バンコクの雰囲気を知って、
そう言われる意味が少しだけわかった気がする。


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