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札幌での物件探しと引っ越しを振り返る

今更ながら、2022年3月~4月にかけて行った札幌での物件探し、そして引っ越しについて振り返りたい。


物件探し

2022年3月の札幌遠征(札幌に移住するかどうか決めるための旅行)の終盤数日間を使い、物件を探した。
札幌遠征の際に札幌市内の全ての地下鉄駅に下車し、駅周辺の様子をチェックしていたが、それでもどの地域が良いかはまだほとんど分かっていなかった。(すすきの周辺は治安が良くない、程度の知識)

インターネットを使って良さそうな物件に片っ端から申し込み、内見をすることにした。
最初は市電の「東本願寺前」電停から徒歩数分ほどのマンション。
東本願寺前はすすきののすぐ近くにあるため、当初から住むつもりはなかったが、内見は初めてなのでその練習がてら申し込んでみた。

その物件は家具家電付きのワンルームで、何となく雰囲気は良くなかった。
エントランスには騒音の苦情が来ているという貼り紙もあり、間違いなく地雷の物件だろう。
しかも内見中の不動産屋との会話で、私は嘘を連発してしまう。
仕事が決まっていないにもかかわらず、不動産屋からの心象を気にしてしまい「春から札幌で就職する」と答え、それを前提に話が進んでしまった。

最初から入居するつもりのなかった物件だったのでまあよかったのだが、今後は嘘をつかないようにしようと思った。

次はあまり覚えていないが、地下鉄の西28丁目円山公園駅周辺の物件に申し込んだ記憶がある。
こちらは申し込んだ直後に電話がかかってきて、今度は私が春から無職になることを告げると、「保証人(親)から了承得てますか?それがないと無理なんですよね」とぶっきらぼうに言われ、内見すらできなかった。

あまり対応の良くない不動産屋だったので、無かったことにして別の物件を探す。
今度は別のエリアに的を絞り、数件ほど内見を申し込む。
この時の不動産屋はとても対応が良く、担当してくれた方も話しやすい感じの人でとてもよかった。

いくつか物件を内見していく。
最初は大学生の多いエリアを中心に見ていった。
今思えば、学生の多いエリアは避けるべきだが、この時は当時大学生だったせいか?あまり避けるつもりはなかったようだ。

内見先に向かう途中の車の中では、雑談にも花が咲く。
大学名を答えると、「凄いですね!」「就職できなかったらウチの不動産屋に入れてあげますよ」と言われる。

流石日々色々な人と接する不動産屋らしく、私がコミュニケーションを苦手としていることもすぐに見破られて、
「もうちょっと声を高くして喋ってみると印象が良くなると思いますよ」と的確なアドバイスをされる。

好きな女性、芸能人のタイプってどんな感じですか?」
というある種どうでもいい質問にも、(すぐに返答が浮かばなかったので)
「北川景子が好き」と咄嗟に浮かんだ人物の名前を答えた。

私は芸能人とかアイドルにあまり興味がないし、マイナーな人物の名前を言って「えっ、誰?」という反応をされるのも嫌なので、とりあえず一般的に知られているキレイ系な人(もちろん自分の好みの人)の名前を言っておくのが正解だろう。

さまざまな物件を内見し、どれにしようか迷っていると、
今までのエリアから少し外れるが、良い物件があるということでそちらを見てみることに。
この物件はなかなか良い感じだった。
申し込もうか迷っていると、不動産屋の人が「今、人生のターニングポイントですよ。ここで決めるかどうかで変わりますね。」というようなことを言って契約を促してくる。
申し込みが遅れると埋まってしまう可能性もあったので、こちらに即決することにした。

その後は賃貸契約を結ぶための手続きをして、初期費用を納入。
引っ越しをする日、業者を決め、不動産屋から鍵を貰う2日前までは地元で過ごした。

引っ越し⇒ベッドの設置まで

4月某日、札幌への引っ越しを迎える。
地元から高速バスで新潟空港、空港から新千歳へと飛び、JRで札幌市内へ。
バスで2時間半、飛行機で1時間ちょっと、JRで約30分の長旅だ。

札幌駅についたら、引っ越し先ではなく、まずはホテル(東横イン)にチェックインする。
次の日には引っ越し先の物件に入ることができるのだが、当然ながらまだ荷物は届いていないし、届いたとしても片付けで時間が取られるので、しばらくの間ホテル暮らしをすることにした。

とはいえ、ホテル暮らしをするとかなりの出費になってしまうので、今回は裏技を使ってホテル代を節約する。
まずポイントを使って東横インに無料で宿泊(2泊)し、その後は「どうみん割」を使ってスーパーホテルと東横インに泊まる(約1週間)という計画だ。

「どうみん割」を使えるのは北海道民だけなので、住民票を北海道に移さなければならない。
札幌に来た翌日に、区役所に行って住所変更をし、マイナンバーカードの住所も書き換えてもらった。

その翌日、不動産屋からを受け取る。
ただ、引っ越し業者が来るのは明日のため、その日はすぐにホテルにチェックインし、ほとんど引きこもるような調子で過ごした。

その後は引っ越し、洗濯機の取り付け、ガス開栓などのイベントがあり、そのたびに引っ越し先へと足を運んだが、ASDのせいか新しい環境への拒否反応が出てきて、用事が済んだらすぐにホテルに帰るという生活だった。

家具や家電の類は神奈川在住時とほとんど同じものを使うつもりだったが、
ベッドと照明は新たに買わなければならなかった。

ベッドは札幌市内のニトリまで行って買うことになった。
引っ越しシーズンの4月だったせいか、ベッドはすぐには送ってもらえないという。
困ったな、ホテル暮らしは4月末で終わりなのに。

照明はニトリのネットショップで購入した。
数日後、照明が送られてきたが、1個だけ買ったはずなのに、なぜか3個も届いた。ニトリ側の不手際だろうか。

余分に届いた2個を何らかの形で売却して、お金に変えるというセコい考えも浮かんだが、春から無職とはいえ流石にそこまで落ちぶれてはいない。
正直に連絡して、後日照明2個を回収してもらうことにした。

札幌にやってきてから1週間ちょっとが経ち、そろそろホテル暮らしも終わりというタイミング。
その日はベッドが部屋に届く予定になっていて、事前にSMSで配達時間のお知らせが来ていたのだが、私はそれに全く気付いていなかった。
結局ベッドは再配達、GWまでお預けということになってしまった。

ああ困った。ベッドがなければ布団だけで寝なければならない。
それでも特に問題はないのだが、一軒家ではなくマンションだし、何か気になってしまう。

どうにかして、ベッドが届く日までホテル暮らしを延長することはできないだろうか。
GWは観光客が殺到するから、札幌市内のホテルは厳しい。
札幌市外の情報を調べていると、札幌からほど近い苫小牧で、「とまとま割」という宿泊割引をやっていることを知った。

これだ!と思い、すぐさま苫小牧駅前のビジネスホテルを予約。
4月末からは札幌を出て、苫小牧に出かけることになった。
苫小牧では東横インとスマイルホテルに計3泊4日滞在し、その間は市内を適当に観光したり、イオンモールに行ったりして過ごした。

GWの中頃、5月3日に苫小牧から帰還
翌日の4日にようやくベッドを設置してもらうことができ、これで生活ができる準備が整った。

札幌へ来てからベッドを設置してもらうまでの間、だいたい3回ほど私のマンションで寝泊まりをしていたが、布団だけで寝ることに関しては特に問題なかった。

だが、4月にもかかわらず部屋が寒く、暖房がないととても耐えられないという状況だったので、「4月でこんなに寒いんじゃ真冬はどうなるんだ?」と思ったことを覚えている。

半年以上にわたって続く北海道旅行編の始まり

地元から札幌へ渡って2週間以上が経ち、ようやく荷物の整理も終わり、ベッドも設置してもらって、新生活の準備が整った。

これでようやく、札幌での就職活動がスタートする…と思いきや、札幌での生活に違和感を感じ始めていた私は、現実逃避をすることを思い立つ。

「どうみん割」、そしてJR北海道の「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を使って北海道旅行に出かけることにした。

ホテルを探してみると、稚内のドーミーインが安かった(1泊実質3000円)ので、GW明けから稚内に出かけることにした。

この時の旅行記は、noteにも投稿している。

この旅行を皮切りに、2022年12月頃まで約7か月にわたって続くことになる、「北海道旅行編」がスタートしたのだった。

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