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北海道旅行記:函館、室蘭の旅(1日目:特急北斗で途中下車の旅)

こんにちは。今回から、2022年5月に行った、函館や室蘭などに訪れた旅の様子を書いていきたいと思います。

例によって、今回もJR北海道の「Hokkaido Love!6日間周遊バス」を使っています。

旅が始まるまで

前回の日本最北端を目指した旅が終わってから、まだ1週間も経っていないが、もう既に私の中の旅行欲(という名の逃避欲)は高まり始めていた。

というのも、今年4月中旬に本州から札幌市へ移住した私は、札幌への適応に苦労していた。

本州生まれで、本州を離れたことは数日~10数日程度しかない自分にとって、北海道は完全なる未知の領域。

旅行者であれば、それは楽しい要素でしかないのであるが、実際に移住し一時的であれ「北海道民」になると、時としてマイナスの側面も現れ始める。

そんな、北海道の洗礼を受け少し孤独感を感じている私は、旅行をすることで少しでもそこから解放されたいと思っていた。

というわけで、衝動的に「Hokkaido Love!6日間周遊バス」を買い、ホテルを予約し、旅に出ることとなった。

旅1日目(2022年5月18日)

前回の旅では道北方面に行ったから、今回は道南を攻めようと思う。

さて、札幌から道南方面にJRで行く時、ほぼ確実に利用することになるのが特急「北斗」だ。

札幌と函館を結ぶ特急で、1時間に1本運転している。途中、苫小牧や室蘭(東室蘭駅)なども通るため、利用者は多い。

本日はこの特急北斗から旅が始まる。札幌駅から、北斗号に乗車。

車内は結構混んでいる。修学旅行か、札幌から新函館北斗へ行き、そこから本州に行くという学生たちも乗っていて、車内は賑やかだ。

特急北斗号で約2時間、まずは長万部(おしゃまんべ)で途中下車。長万部駅は、長万部町の中心駅。

長万部町は「渡島」地方に入るから、もう道南に入ったということになる。

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「かにめし」と、東京理科大学長万部キャンパスで知られる長万部。

大学受験を経験したことがある方の中には、「長万部とかいうところに理科大のキャンパスがあるらしい」ことをネットか何かで見聞きしたことがあるという人も多いだろう。

私は本州の地方出身で、国立大学では北海道大学を受験したこともある人間だが、さすがに理科大長万部キャンパスは受けようとは思わなかった。

せっかくだから、理科大の長万部キャンパスまで歩いていこうと思ったが、思ったよりも遠く時間がかかりそうなのでやめてしまった。

この辺の学生たちは、どこで遊ぶんだろう?札幌まで2時間と近いが、JR特急だから交通費はばかにならない。かといって函館も遠い(同じく特急で2時間)。

普通列車でも楽々行けて、ほどほどに都会な室蘭なら長万部からでも行きやすそうだ。

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長万部は、将来的に北海道新幹線の駅ができることが決定している場所でもある。

東京や大宮などから、ここまで直接行ける日が来ると考えると、何か不思議な気分になる。

さて、後続の北斗号で、次は八雲駅まで行く。

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長万部から八雲はすぐそこである。八雲駅は八雲町の中心部にあって、周辺は「人口集中地区」もある。意外と都会なのだ。

そしてここ八雲も、将来的に北海道新幹線の駅が作られる予定となっている。

八雲では、駅前の「まるみ」という食堂で昼ご飯を食べる。そこそこ混んでいて、店に入ってもなかなか注文を尋ねてこないから、少し戸惑った。

まあ、料理は美味しかったから良しとしよう。

八雲から、再び特急北斗に乗って、次はで下車。

森駅は、森町(もりまち)の中心駅。森町は、北海道の「町」の中で唯一、「ちょう」ではなく「まち」と読む自治体でもある。

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森は長万部や八雲と同じく特急停車駅だが、ここには北海道新幹線の駅は作られない予定だ。

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駅前通りを見てみる。駒ヶ岳がよく見える場所だ。道南に来たことを実感する。

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駅から少し歩くと、線路がよく見える場所に出る。撮影に良さそうだ。

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丁度良く、特急北斗(札幌行き)がやってきたので、撮っておいた。

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森駅は、「いかめし」で有名な場所でもある。私は駅弁を買うほどお金がない(というか別のことに使いたい)ので、買わなかった。

次は、森から特急北斗に乗り、終着の函館まで向かった。大沼公園は翌日行く予定なので今日は通過。

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北海道を代表する観光地であり、かつ人口が道内で3番目の都市ということもあり、駅や駅前はとても賑わっている。

今日から3泊、函館駅前にある「東横イン函館駅前朝市」にお世話になる。

駅から徒歩圏と便利な場所にあったが、セイコーマートやスーパーが遠いので少しマイナスだった。函館駅前は意外とスーパーやコンビニが少ない。

夕飯は、「ハセガワストア」で買える函館名物「やきとり弁当」だ。

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注文を受けてからやきとりを焼くという本格派。観光客にも地元民にも人気がある。

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美味しくいただいた。「ラッキーピエロ」と同じく、北海道でも函館やその近郊でしか味わえない味なので、とても新鮮だった。

1日目はこれで終了です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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