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真のミラネーゼ・石川祐希

元記事:https://www.volleynews.it/yuki-ishikawa-un-milanese-vero-mi-piacciono-il-duomo-e-la-pasta-e-naruto/

見出し画像素材、記事内写真:http://www.powervolleymilano.it

※翻訳はあくまで趣味の範囲であり、誤訳が含まれる可能性もあることを了承いただきお読みください。

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この国イタリアで8年以上過ごし、リーグでも活躍している石川祐希は変化している。彼はイタリアのスタイルに完璧に適応し、イタリア語もかなり話せるようになった。
彼が所属するMilanoは、準々決勝でタフなプレーオフを戦うことになる。その相手は、歴代優勝記録を持つトップクラスのチームPerugiaだ。

石川「Perugiaは本当にいいチームで、今のところリーグで1番強いチームだということを証明しているので厳しい戦いになります。Perugiaとの試合は、勝ちたいという気持ちを強く持って臨まなければと思います」

Photo by PowerVolley Milano

―Milanoにとって、今シーズンはどのようなものだったのでしょうか?
石川「良いと言っていいでしょう。リーグを通して私たちの良さが完璧に出せたわけではありません。しかし私たちは成長しましたし、プレーオフ圏内ギリギリの8位にもかかわらず、ベストを尽くしてうまくやろうと思っています。繰り返しになりますが、私たちはとにかく勝ちたいのです」

―あなたは2014年にイタリアに到着しました。イタリアでの最初の思い出を教えていただけますか?
石川「Modenaに着いたとき、私はイタリア語を一言も話せず、理解できなかったことを思い出します(笑) 。イタリアのことも、イタリアのバレーボールのことも、ほとんど知りませんでした。
しかし、イタリアリーグは素晴らしい挑戦であり、バレーボールの質の飛躍でもありました。幸運だったのは、最初からエンガペ、ブルーノ、ピアノ、ヴェットーリといった人たちと試合からトレーニングまで共有できたことです。彼らから多くを学びました。その後、日本で勉強を終えてイタリアに戻り、Siena、Latina、Padovaを経て、ここMilanoにやってきました」

―ミラノの街の好きなところを教えてください。
石川「私はこの街がとても好きです。タイミングが合えば、他の日本人観光客と同じようにドゥオモに行くのが好きで、この街のモニュメントに魅了されています。
それに、この街は国際的な街なので、例えば日本食を食べることができる場所がたくさんあるんです」

ミラノのドゥオモ(撮影:著者)

―ミラノで一番美味しく食べられる日本料理は?
石川「日本の食べ方とは少し違いますが、お寿司です。でも、ラーメンも美味しい!」

―好きなイタリア料理は何ですか?
石川「パスタ!友人と遊びに行く時によく食べます」

―チームMilanoの何が1番好き?誰が1番好き?
石川「みんな。最高のチームであり、最高のクラブです。私はこのチームの一員であることをとても誇りに思います」

―Milanoでの最高の思い出は?
石川「CEV Challenge Cupで優勝したこと。プロ選手になってから初めて獲得したヨーロッパのトロフィーでした」

Photo by PowerVolley Milano

―CEV Challenge Cupの写真では、マッテオ・ピアノの隣にいます。仲の良さが伝わってきますね。
石川「Modenaで出会って、マッテオに手伝ってもらいながらイタリアで過ごしました。彼が大好きな国だから日本のこともよく話したよ。その後Milanoで出会い、彼はここでのお手本になっています。彼はいつも僕と一緒にインスタグラムにストーリーを投稿してくれて、よく冗談を言い合います。彼は私がとても尊敬する人です」

Modenaで出会った石川とピアノ(撮影:著者)

―今でもファンから何百通もの手紙がミラノへ届くのでしょうか?
石川「はい、皆さんは手紙を書き、絵や贈り物を送ってくれます。マネジメント会社経由で届くこともよくあります。それは私に大きな喜びを与えてくれます。日本のファンとは、常に特別な関係にあります」

―一番印象に残った手紙は?
石川「パンデミックの前に、日本から私のプレーを見に来るからと手紙をくれた方々は規制のために待たされることになったのです。それにもかからわず諦めずに、今年ミラノに来てくれて、試合終了時に会いました。素晴らしい瞬間でした」

―PadovaとMilanoの日本ダービーでは、髙橋選手と一緒にあれだけ多くのファンを集めることができましたね。
石川「美しい瞬間です。彼はPadovaでとても幸せそうで、よくメールをしています。彼がイタリアに行く前に私にメールをしてきて、どのようにしたらよいかと尋ねてきました。しかし私はきっとうまくいくだろうと確信していました。Padovaは素晴らしい出発点だと思っていましたから。実際、彼はとても喜んでくれて、昨年から素晴らしいプレーを見せてくれています」

Photo by PowerVolley Milano

―どのような学科で卒業したのですか?
石川「政治学です。数年前に日本での勉強を終えました」

―バレーボールのキャリアの最後に日本で何をしたいかを考えたことはありますか?
石川「いい質問ですね。でもまだわからないんです。バレーボールを続けていきたいです」

―好奇心で聞きますが、あなたは「ミラとシロ(邦題:アタッカーYOU!)」や「ミミとバレーボールの仲間たち(邦題:アタックNo.1)、または日本代表を見てバレーボールをしようと思ったの?」
石川「それらのアニメはイタリアの方が有名かもしれません。子どもの頃に少し見たことがあるかもしれないけど…」

―日本のアニメが好きなんですか?
石川「(笑)昔はいくつか見ていました。ナルト、ポケモン、ドラえもん。あと、らんまも。日本にはたくさんありすぎて、全部は挙げられません」


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