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ペアリング用ノンアルコールドリンクを考える その6『ルバーブ フローラル』

ノンアルコールペアリングシリーズです。実際問題として、ノンアルコールを提供する場合は仕込みがネックになります。というのもアルコールやソフトドリンクは極端な話、買ってくるだけ(もちろん、そんなに単純な話ではないってことはわかってますよ!)ですが、例えば果物をベースにノンアルコールをつくるとすると事前の準備や保存などがネックになってきます。

そこで活用していきたいのはジャムなどの保存食。

今回はルバーブのジャムをベースにロゼワイン風のドリンクをつくります。

ルバーブ フローラル 
ルバーブのジャム 100g
水      500cc
ラベンダー  1g(ハーブティー用)
コリアンダー 1g

ノンアルコールドリンクの多くは食事とのバランスなどを考えると柑橘類がベースになりがち。このルバーブはそれに代わる材料として期待株です。その理由は

1 ペクチンを豊富に含むため、飲み物にワインと同様の濃度を与えてくれる。
2 硫黄化合物を含む香気成分を持つため、肉の風味を引き立ててくれる
3 リンゴ酸、クエン酸、 葉酸など複雑な有機酸を持ち、単調にならない

という点。

ルバーブのジャム100gを水500ccで伸ばします。さて、なにで香り付けするか、という部分で個性が出ます。今回はスパイシーで華やかな香りのロゼワインをイメージして、フローラル系の香りを持つラベンダーと柑橘系の香りを持つコリアンダーを組み合わせました。分量はそれぞれ1gずつ。

コリアンダーは潰しておきます。

沸かしたところにラベンダーとコリアンダーを投入。火を止めて、蓋をし、香りを移します。

冷めたところで濾します。ルバーブの色は液体にすっかりうつっているはずです。

でき上がり。脂肪分の多い豚肉料理、鶏肉料理、あるいは中華料理とも相性がいいと思います。

ルバーブを使ったロゼワイン風のドリンクはかなり可能性があると思います。テストの結果、他に良好だったスパイスはピンクペッパー。ピンクペッパーはバラ科の植物の実で、華やかな香りが特徴です。スパイスで料理に歩み寄るというアプローチもあるか、と思います。

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樋口直哉(TravelingFoodLab.)

樋口直哉 作家・料理家 主な著作として小説『スープの国のお姫様』(小学館)ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)など。新刊『新しい料理の教科書』が1/17日に発売されました!

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