自分の常識や普段の振る舞いが、訪ねた先の土地では全くもって非常識という事がよくあります。それを経験するのも海外旅行の醍醐味でもあり、自分の受け入れる事ができる幅を拡げたり先入観を持たないように物事を捉える訓練ができるなど成長の糧になるので、そのためだけに旅行するのも十分な目的だと思っています。ちなみにボクは大学の時に自動車部に入っていた事があり親父に自動車の購入を相談したところ、車を維持するために貴重な時間をアルバイトに費やすよりもそのお金で見聞を広めるために海外旅行に行った方がよほど将来のためになるとアドバイスを受け確かにそうかもと説得させられ実際にそうした経験があります。

一方で知らない文化や仕組みに触れるという事は予想もしない事に遭うリスクを伴っているという事も認識する必要があります。自分で気をつけるだけではどうにもならないような事が起きます。加えて、慣れない移動や食事、就寝の環境や時差などにより、いつもとは違うコンディションの身体や精神の状態でその事態に対処しなければなりません。

何かが起きてしまった後に頼りになるのが旅行傷害保険です。空港の自動販売機や損保会社のネットで都度申し込みができますが、オススメはクレジットカードに付帯している保険です。出発前の色々と準備をしたい時に保険への加入を考える手間を省いてくれるので準備すべき事が一つ省けます。ただ、そのカードで購入した旅行のみ対象になるものと全ての旅行が対象になるものがあるのでクレジットカード加入時によく注意してください。

ボクが経験した事故をご紹介すると預けた荷物が飛行機に載っていなかった事によるロストバゲージとスリの被害にあい保険金を請求しました。複数の保険に加入している場合には、請求時に他の保険の加入状況を記載すると請求先の保険会社から複数の保険会社で保険金を按分するみたいなので、事故時の対応が良さそうな所で請求するのがポイントだと思います。