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大型特殊自動車免許取得してみた 2023年ver

ここでは大型特殊自動車免許取得について記載したいと思います。取得を検討している方に少しでも気軽に取得出来ると思っていただければと思っています。

大型特殊自動車免許

この免許は建設機械車両を公道で走るための免許です。つまりは建設機械の特性を利用して作業するというためのものではありません。作業を行うにあたっては車両系建設機械等取扱の講習が必要になります。

取得するとどんな車両に乗ることが出来るのか。

車両の種類は以下の通りです。
大型特殊車両
クレーン車
ブルドーザー
ショベルカー
ロードローラー
除雪車
路面清掃車
トラクター(大型)
農耕作業コンバイン(大型)
小型特殊車両
ターレット荷役
フォークリフト
トラクター
コンバイン
こんな感じだと思います。
気をつける部分としては、運送用トラック、ダンプなどは普通自動車などの大型自動車に分類されるので運送関係の車両には適用されません。ご自身の自動車免許区分範囲のトラックまでとなります。

取得方法費用

取得方法は自動車教習所または試験場の2つです。
教習所の場合は最短4日で3ヶ月期間内
試験場の場合は1発試験
教習所の費用が7-12万円
試験場の費用が6,100円程度(法定料金のみ)
という感じの取得方法と費用になります。

試験内容は自動車と同じ要領で指定されたコースの走行と安全確認ができているかをチェックされるという感じです。独学で学べる方は試験場で教習料金以内に取得出来ればちょっとお得です。

車両系建設機械等取扱講習

これは作業に関わる機械操作を行うための講習です。クレーン操作や玉掛けなどと同じように取得するものとなります。受ければ受かるものという認識でいいと思います。各項目ごとに別れているので必要な講習を受けましょう。講習はそれぞれ2-4万円程度で講習を受けて完了です。
整地・運搬・積込み用機械
ブルドーザー
モーターグレーダー
トラクターショベル
ずり積機
スクレーパー
スクレープ・ドーザー
掘削用機械
パワーショベル
ドラグショベル
ドラグライン
クラムシェル
バケット掘削機
トレンチャー
基礎工事用機械
くい打機
くい抜機
アースドリル
リバースサーキュレーションドリル
せん孔機(チュービングマシンを有する物に限る)
アースオーガー
ペーパードレーンマシン
締固め用機械
ローラー
コンクリート打設用機械
コンクリートポンプ車
解体用機械
ブレーカー

多分これくらい??太文字の6分類はあっていると思うのであとは知りたい機械によって調べてみてください。これらに走行用車輪(タイヤ)が付いていて公道を走る場合に大型特殊自動車免許が必要になるという感じです。(実際の現場では走行性能が良くない車両の場合はトラックや牽引に乗せて現場まで運ぶことが多いと思います) 

取得に関する得する??方法

取得費用に関しては積み重なると大きなものになります。ですので少しでも安く、または無料で取得出来た方がいいですよね。ですので、様々な視点から取得に関する方法をわかる範囲でお伝えしようと思います。

会社から指名を受けて取得する
これに関してはよくあるパターンですよね。土木建設業に従事している場合はこういった資格を会社側から受けてきてと言われたりする場合があると思います。会社側全部負担や一部負担などそれぞれですが、全額自費よりは安く取得できるのでお得です。

都道府県または市町村の補助を活用
近年では高齢化に伴い免許保有者の減少と従事者不足が見えています。こういった部分のインフラ事業に携わる人達が少ないので行政としても積極的に補助をしています。自身の住む地域の行政補助を見てみましょう。半額まで負担や1/3負担などがあるのでお得に取得できます。

教育訓練給付金と職業訓練給付金制度を活用
この制度は失業者の雇用促進や出産などを経て再就職を目指す人、キャリアアップを目的とした方が使える制度です。詳しくは厚生省のHPやハローワークのHPを見ると良いかと思います。

DIY好きとしても使える資格

仕事で使うという考え方一般的ではありますが、DIY界隈の趣味としても使いやすい資格です。例えば庭の手入れや除雪、キャンプ場作ったり、オフロードバイクのコース制作など重機を取り扱えるようになることでできる幅が大きくなります。こうした資格を持つことで趣味の幅が広がり大掛かりなこともちょっとした作業でも活躍できるのです! 農家のお手伝いもできちゃうので、将来のスローライフのためにも持っているといつか役立つ日があるかもです。

副業の稼ぎとしても良いことも

現代では副業として様々な職がありますが、有資格者の副業は即金性があります。アフィリエイトやイラスト制作など無数にできるものの単価が安く、たくさんいる中で広告費や案件受注というのはなかなか難しいものです。しかし、こういった実働が必要なものや有資格者じゃなければだめなことについては日払いバイトを入れるというのも副業として良いものです。全国で特殊大型免許有資格者案件はあり、日払いで1万円を超えるものが当たり前なので週1回でも日払いバイトを入れることで月に4万円以上手に入れることも可能です。年間で48万円も稼げるとなれば家族で海外旅行もいけちゃいますね!

取得率100%の簡単資格だけど金額が10万を超える

自動車免許と同じで、教習して試験合格すれば取得できる誰でも受かる簡単な資格ですが、取得費用が若干高いですよね。これが個人で取得するときにどうしようかと考えてしまうポイントでもあります。持っていれば役立つので便利ですが、商売として利用することがない限りちょっともったいない資格です。DIYだけでの利用だとちょっともったいないないので、10回くらい単発日払いバイトにいって免許代は回収したら良いと思います。

農家の方もほぼ必須と言える資格

これ、実はそれなりに大きさを持つ農家さんならほぼ持っている資格となります。なぜかというと、敷地内については特に問題ないのですが、公道を跨いだりすることがあるので、その際には免許が必要になります。これから農家を始めたいと思っている方も、家業を引き継ぐことを考えている方もみんな取るものとなっています。どんどん機械化が進む農業ですが、まだまだ運転資格は必要みたいですね。

なぜ、大型特殊免許を取るの?

農家でもなく、そういった仕事をしているわけでもない私がなぜ取得するのか。
それは、DIYの幅が大きく広がるからです。古今の土木・建築関連の作業に関して依頼するというのは楽でいいですが、とても費用が高いです。土木や建築系のお仕事というのは建設物価というものがあり、これに細々とした作業に関わる費用単価や材料単価などがあります。毎年更新されるもので行政のお仕事を受注するときなどでもこれを基準に金額が決められることになっています。(小さな事業者や小規模工事の場合はこの限りではありません)ですので、自宅のDIYやちょっとした小規模工事に関してはとても割高に設定されています。これを少しでも安く、そしてだれか近くの人や仲間内の人が困っていたら助けてあげられる可能性があるのでそのときに役立つようにと思って取得しようと考えました。ちょっとした作業で必要だけど、事業者を呼ぶほどでもない・・・。そんなことってよくあると思うんですよね。そんな部分を解消できればと思いました。

すべての免許は価格高騰している

すでに自動車免許を取得している方は現在の自動車免許の取得費用を知って驚くと思います。
現在50-60代の方が自動車免許を取得する際に必要だった免許費用は大体18万円、30-40代で25万円となって、令和となると30万円超えてきています。内容は全くかわりありません。価格だけ高騰しているのです。これに厄介なのは、自動車免許に含まれる区分が改悪されているということ。
普通自動車を取得した際に乗れる区分がどんどん小さくなってきているので、中型や大型の免許を別途取らなければいけないから余計にお金がかかる仕組みになっています。
これは自動車に限らず、様々な免許制度において改悪と取得費用高騰となっているので、必要と思うものや今後ほしいと思うかもと思うものはできるだけ早めに取得する方が良いことになります。一度取得しておけば特に既得権があるので恩恵がある可能性もあります。

一応勉強するための教本はあるけど、教習所行くならいらない。

試験一発で取得したい人は必要かもしれませんが、教習所に行く方は教科書代も含まれるので必要ありません。

追記

実際の試験を受ける形としては、検定説明→コース説明→運転→発表待ち→修了証もらう→免許センターへ→追記申請→申請料支払い→交付というような流れとなっています。修了証の貰える時間と免許センターの営業時間などによって当日そのまま行けるものか、そうじゃないかがわかると思いますのでそちらについては自身の都道府県市町村のものをお調べ下さい。
よく間違える人がいますが、大型特殊免許があっても車両系建設機械講習を受けていなければ作業はできません。公道を走るための大型特殊免許、工事などするための車両系建設機械というふうに覚えておきましょう。農家さんやちょっとしたことだから除雪を…なんてことをしてしまうと大変です。小型特殊免許で小型建設機械講習を受けていれば小さな3t未満であれば運転は可能です。公道を走る場合は小型だと遅くて使い物にはなりません。






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