見出し画像

人的資本経営の鑑?

(画像は、2023年J1リーグの天王山とも言える 9月29日 v 横浜Fマリノス戦@日産スタジアム 観戦時)

私は兵庫県出身なので、プロ野球は阪神タイガース、サッカーはヴィッセル神戸を応援しています。

と言っても、スペインリーグのFCバルセロナで黄金期を築いたイニエスタ選手の加入以降なので、まだまだにわかサポーターといったところですが、昨年のタイガースとヴィッセルのW優勝は嬉しかったですねー

イニエスタ選手もポジションがなくなるなど、華麗なパスサッカーの「バルサ化」は上手く行きませんでしたが、

欧州クラブでプレーした経験豊富なベテラン選手たちを呼びよせ、彼らが背中をみせて、意識を引き上げ、勝てる組織へとチームを牽引してくれました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF0727E0X00C24A4000000/

私の経験でも、前職の広告会社在籍時の30代前後、クライアント案件の競合プレゼンに参加した際、営業、クリエーティブ、マーケ、プロモーションなど部署を問わず、経験豊富な実績のあるメンバーが、他のメンバーを鼓舞してリーダーシップを発揮できている場合、ほとんど勝ってい
ました。

勝つことはもちろん目的でしたが、経験豊富な実績のある社員がリーダーシップを発揮しているチームに参加することは、刺激的な環境で楽しかったです。

優れた仕事の仕方やプロフェッショナリズムを間近で体感でき、行動や態度が他のメンバーに好影響を与え、取り組むべき方向を示してくれました。

昔の働き方なので寝れないのは当然でしたが(苦笑)、明け方近くになってやっと飲みに行けた時でも、私にも励ましやフィードバックをしてくれ、モチベーションを高めてくれるなど、自分の成長にも、チーム全体の活性化にもつながったと思います。

その後、私自身がチームを預かる身となってからも、彼らをロールモデルとして思い浮かべながら行動していたので、組織を持続的に活性化させるには、リーダーシップの循環が重要だなあと感じたものです。

ヴィッセル神戸も、ハンパない大迫、武藤、酒井選手たちの背中を間近で見ている、佐々木、山川選手たちが、次の世代を同じように牽引できるか、期待して応援したいと思います!


また、実績を残した名選手たちの勝てる組織への牽引には、意識の引き上げ以外にも、データ活用方法も関わっているようです。

彼らのフィジカルデータや試合でのパフォーマンスデータを蓄積することで、若手育成の指針となるだけではなく、選手獲得などのチーム強化に良いベンチマークとなっているそうです。

言わずと知れたヴィッセルのオーナーは楽天なので、データドリブンと思いきや、

選手のパフォーマンス、モチベーション管理で、チームの状況によっては現場や選手に見せない方が良いデータもあるそうで、必要なデータを厳選して見せるようにしているとのことで

知見や経験をベースに、データを組み合わせることで、より質の高い意思決定ができるような仕組み作りを目指しているとのことです。


なるほど、これらの要素が源泉となって、初優勝できたんですね。

名選手獲得の莫大な投資から、質の高い、現場のリーダーシップと組織管理・意思決定

ビジネス界でも課題になっている、データとの向き合い方も然り
まさに、人的資本経営の鑑じゃないでしょうか?!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?