マリー・ローランサンをアーティゾン美術館で堪能した日。

画像1 お友達が誘ってくれて、アーティゾン美術館で開催されている「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」展に行ってきたよ。ローランサンのことを想う時、いつも私の頭の中には、加藤和彦さんの「あの頃、マリーローランサン」の歌が流れてるよ。
画像2 その曲を聴いている頃(もう40年前!?)はまだあまり絵画のことを知らなかったので、ローランサンはこんな感じで美しい絵だけを描いているのだと思っていた。この一枚も、瞳がとても美しい。
画像3 人物画だけではなくて、こんな感じの作品もたくさんあったよ。そして、ずっと後になって彼女がキュビズムの一派だと知って衝撃を受けた。いつか必ず行ってみたいパリの「洗濯船」にも出入りしてたんだよね。モンマルトルにある20世紀初頭に輝いていたアトリエね。今もファザードは残っているらしいので、訪ねてみたいとずっと思ってる。
画像4 ローランサンが描いたピカソだよ。全然違うタッチで、こういう感じを見るとキュビズムというのもうなずける。写真を見ると、若い頃はかわいい感じだけど年配になると代表的な絵柄とは雰囲気の違う骨太な印象の女性になっていったような・・・。
画像5 背もたれのお花の絵付けをしたんだって。座面から何から総合的にステキ。座ってみたいけれど、もちろん見るだけ、ね。他にも舞台衣装や本の挿絵など、多岐に渡って活躍してたんだね。知らなかった!
画像6 大正14年に三越で開催されたフランス画家の展覧会のプログラム? 貴重。興味深くじっくり眺めていたら、ローランサンの敬称は「夫人」ということを発見。この時点では離婚して独身だったはず。単に「夫人=女性」ってことかも。それより、最後の方のピサロ、ドガたちはどうして呼び捨て? まだ地位か確立していないから? すっごく気になる。ともあれ、新年の充実した一日になりましたとさ。誘ってくれたお友達にありがとう!

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?