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吉野の大峰山、山上ヶ岳

 大峰山脈は、百名山の八経ヶ岳を最高峰とする紀伊山地の脊梁をなす山脈だ。日本百名山では「大峰山」を大峰山脈全般と記述しており、西は熊野川上流の十津川、東は支流の北山川に挟まれた、南北50kmの山脈だ。大峰山とは広い意味ではこの山脈を指すが、狭義には、修験道の聖地である山上ヶ岳のことだ。

お助け水

 4月21日日曜日、朝6時に自宅を出て、針インターから十津川沿いに登山口に向かうつもりが、道を間違えて北山川から大峰山脈を山越えして清浄大橋(天川村)の登山口に着いた。山越えした峠の五番関は、大天井ヶ岳の登山口があり、何台か車が停まっていた。

鐘掛岩

 9時前に登山開始、9:15に一本松茶屋、9:40お助け水で休憩。10:20洞辻茶屋を通り抜け、西ノ覗岩に出た。そのまま山上宿坊のうらの山道を歩いて、大峰山寺のすぐ下から参道を歩くと、山上ヶ岳1719.4mの山頂に着いた。なんとか11時前には着いた。最高地点には、湧出岩が堅いガードに守られて鎮座している。

弥山と八経ヶ岳

 すぐ南に、弥山1,895mから八経ヶ岳1,915mに続く、なだらかな稜線が見える。吉野から熊野に至る大峯奥駈道が続いている。山上ヶ岳は、大峰山脈最高峰ではないが、この山脈の中央に位置することが実感できる素晴らしい景色が広がっている。

山頂お花畑

 帰路は大峰山寺の境内を歩く。それにしても、これだけの標高の山頂部に、これだけの大伽藍があるのは、なぜ?、どうやって建てたのか?不思議な光景を1時間40分歩き、結界の門を出て登山口に停めたクルマに戻ってきた。

結界の門を出る

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