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未経験者採用でよく聞かれる「入社までに学習した方が良いものは?」に答えます

こんにちは!
株式会社ツリーベルで中途採用を担当しているTeraです。

当社では毎年多くの方に中途入社いただいていますが、最近は特に未経験者の方の採用も多く行っています。
その中で、面接のタイミングや内定をお伝えするタイミングでよく聞かれるのが、

「IT業界に入る前に/入社前にどんな学習をした方が良いですか?」

という内容です。

そこで今回は、これからIT業界を目指そうと考えている方向けに、IT企業・業界に入る前に学習した方が良いことや資格などを、採用担当目線でご紹介したいと思います。


1. なにはともあれまずは業界・職種について



そんなことはもう知ってる!という方はどうぞ読み飛ばしてください。
ただ意外と面接などで話を聞いてみても、
IT業界のことやこれからなろうとしているITエンジニアがどういうものなのか、具体的なイメージを持っている人の方が少ないんです。

例えば、IT業界と一言で言っても、
有名なSNSを展開してその運用をしている企業もあれば、スマートフォンに入っているアプリを作っている企業、
会社内で使うシステムを作る企業など、
とても幅が広いです。

そしてエンジニアというと、パソコンに向かってカタカタと打ち込んでプログラミングをしているプログラマーが真っ先に思い浮かぶ方も多いと思います。
実際にはそうしたプログラマーのほかにも、
ネットワークが正常につながるように設計や構築をするネットワークエンジニア、今動いているシステムが止まらないようにする運用SEなど、
ITエンジニアといっても多岐にわたります。

今ではインターネットで検索すると、そうした業界や職種について、わかりやすくまとめているものが多くあります。
IT業界・ITエンジニアに興味を持ったら、業界や職種について調べ、どんな分野に興味があるのかまず自己分析してみることをおすすめします。

調べてもいまいち分からない…そんな方には、当社で業界未経験の方向けに業界や職種についてご案内している、
ZOOMでのウェビナー説明会を毎週水曜日19:00~19:30で行っています。
よければご参考にしてください。

<毎週水曜日19:00開催! WEBカジュアル業界説明会(ウェビナー)>
https://us02web.zoom.us/j/86335281930
※顔出しなし、予約不要、入退室自由

2. IT業界の資格~入門編~


さて、IT業界や職種について調べ、こういったことをしたい!というイメージはついたものの、どんな学習から始めれば良いかわからない…
そんな方はまず「ITパスポート試験(以下iパス)」の学習から始めることをおすすめします。

「iパス」は、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

ITエンジニアのための資格、というわけではないのでこの資格を持っているからITエンジニアになれるというものではないですが、
IT業界では頻繁に使われる単語や知識を身に付けるとともに、IT業界に限らず多岐にわたるビジネス知識も学習できるのでおすすめです。

試験自体は通年全国で受検することができ、合格までの学習時間については一般的に150時間ほどと言われているようです。
習得には個人差もありますし、ちょっと長く感じる方もいるかもしれませんが、
例えば1日2時間、約2ヶ月半ほどの学習期間の中で、IT業界チャレンジへの情熱、向き不向きを確かめるための時間と捉えることもできます。
まずはテキストを読んでの学習となりますが、個人的にはテキストを読み終えたら何度も読み直すよりも過去問をどんどん解いていくやり方が良いと思います。
テキストではカバーしきれていない部分もありますし、出題傾向に慣れるという意味でも。
過去問についてはスマートフォンの無料アプリで解けるものもありますので、ぜひ探してみてください。

3. IT業界の資格~初級編~


ここからはいよいよITエンジニア向けの資格の内容となりますが、正直に言うとここから紹介をするレベルの資格については入社前の学習は必須ではないです。

と言うのも、ITエンジニアになるには資格が必須というわけではないからです。
あくまで資格は、その分野に関する知識や技能があるということを証明するものなので、
資格を持っていなくてもしっかりと知識や技術を持っているエンジニアの方も多くいます。
とはいえ、資格を持つことで自信にもつながりますし、当然その分野に関する学習をするので知識も身に付きますので、
学習すること自体は非常に有益です。
選考を受ける企業に対するアピールポイントにもなりますからね。

では、そんなエンジニアの資格についてご紹介をする前に、
まずはITSSというものをご紹介させていただければと思います。

■ITSS

ITSSとは、「ITスキル標準」とも言われる経済産業省が策定したIT人材に対するスキル体系のことで、
「IT Skill Standard」の頭文字を取った略称のことです。

このITSSでは、多岐にわたるITエンジニアのスキルやそれに関係する資格を体系化し、エンジニアとしてのレベルの認識やキャリアプランなどを考えられるようにされています。

共通キャリア・スキルフレームワークに基づくレベル判定(出典:人材育成WG報告書)

今回は、上の図でエントリとされているレベル1に該当する資格をいくつかご紹介させていただきます。

■PHP技術者認定試験(初級)

PHP技術者認定試験とは、2011年2月に設立された「一般社団法人 PHP技術者認定機構」が運営する民間資格です。
主にWebページを作る際に使用するプログラミング言語であるPHPの技術力を認定するための資格です。

これからプログラマーを目指したいという方は、他のプログラミング言語と比較しても仕様や文法が簡単と言われているので、
まずはこちらから学習をしてみるというのも良いかもしれません。
ただし、PHPでできることは限られているので、プログラマーとしてこれ一本でやっていくというのは難しいかもしれません。
あくまでプログラマーの第一歩のための言語、という認識で学習してみるのが良いかもしれません。

ツリーベルもPHP言語使用のプロジェクトは多くはありません。
しかし他の言語と同様、プログラミングの考え方、耐性、そして学習意欲の高さという観点で、面接ではそのスキルを評価させていただいております。

■LPIC(レベル1)

LPIC(エルピック)とは、正式名称を「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」と言い、Linux技術者としての技術力を認定するIT資格です。
Linuxというのは、マイクロソフト社のWindowsやアップル社のmacOSのようなOSの一種です。実は日本企業の約7割でLinuxが導入されており、インターネットサーバーも50%以上がLinuxにより構成されていると言われています。(LPI調べ)

このLPICを取得することで、Linuxを扱えるという技術の裏付けになるとともに、資格取得に向けた学習で実際にLinuxの知識が一通りつくため、
これからITエンジニアの中でも特にサーバやネットワークなどのインフラエンジニアを考えている方にはおすすめです。

■AWSクラウドプラクティショナー

AWSクラウドプラクティショナーとは、Amazonが提供しているクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)の基本的に知識やスキルを認定する資格です。

近年、企業のシステムのクラウド化が進んでおり、その中で最もシェアを誇っているのがAWSであり、それに伴い需要が高まっている資格です。
その中でもクラウドプラクティショナーは、AWSの認定資格の中でも最も基礎的なものとなるため、
これからクラウドエンジニアを目指すことを考えられている方におすすめの資格です。

4. 継続したスキル学習が大事


ここまで、いくつかの資格などを中心にご紹介させていただきましたが、
入社前にしても入社後にしても、資格やスキルを身に付けてゴールというわけではありません。

IT業界は次から次へと新しい技術やスキルが登場、発展している業界です。
そのため、常に新しい知識やスキルを学習していくことが重要になっていきます。

加えてここでご紹介させていただいた資格などはあくまでエントリ資格ですので、より上位のエンジニアを目指そうと思う場合は、やはりそれに応じた継続学習が重要になってきます。

当社ではエンジニア出身の専任講師が3名在籍し、随時研修をおこなっている他、eラーニング環境や有資格者へのチャット相談、資格手当一時金など、スキルアップに挑戦する方をサポートする体制を整えています。
もし、そうした研修に興味のある方や、この記事を読んでもう少し詳しく話を聞いてみたいと思われた方がいましたら、
前半部分でご紹介させていただいたウェビナーとは別に、
実際の社員との懇談会を含むキャリア採用向けの説明会も定期的に開催をしておりますので、経験の有無に関係なくお気軽にご参加いただければと思います。

<キャリア採用者向け説明会>
https://www.treebell.co.jp/recruit/seminar/intermediate/

この記事が少しでもこれからIT業界・エンジニアを目指される皆様のご参考になれば幸いです。

ツリーベルについてご興味をお持ちいただけた方は、
他の記事も併せて是非ご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

様々な情報が掲載されている弊社HPも是非ご覧ください。

<株式会社ツリーベル公式HP>
https://www.treebell.co.jp/

<新卒向け説明会>
https://www.treebell.co.jp/recruit/seminar/new-grad/


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