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鉄道廃線跡を歩く山旅「紅葉の奥多摩むかし道」

日 時:2022年11月12日(土)
場 所:「紅葉の奥多摩むかし道」(東京都)
11月イベントは、紅葉真っ盛りの「奥多摩むかし道」を歩いてきました。奥多摩行きのホリデー快速に新宿駅から乗った途端「荻窪駅での人身事故の影響で中央線は全て時間調整します」との案内。その結果、当初9時半スタートが11時スタートとなりました。
このコースは静かな山里歩きです。車が通る生活道も一部ありますが、大部分は旧道歩き。天気快晴のもと紅葉真っ盛りで最高のロケーションでした。スタート直後に、氷川駅(現在の奥多摩駅)から小河内ダムまで蒸気機関車で資材を運んでいた廃線跡を見ることができます。廃線跡にそって歩いて行くと、槐(さいかち)の巨木、巨岩のある白鬚神社、弁慶の腕抜き岩、耳神様など昔の暮らしを忍ばせるものが沢山ありました。スタートが遅かったので橋詰から不動の大滝までの道は見所が少ない割に行程が長いので、橋詰橋と橋詰トンネルを抜けてショートカットして行程を短縮しました。むかし道に戻り「東京名湧水57選」に選ばれている「境の清泉」に立ち寄り、おいしい湧き水を飲みながら昼休憩としました。紅葉の景色も素晴らしい休み所でした。
後半は紅葉が素晴らしい「いろは楓の巨木」、しらくら吊り橋、虫歯地蔵、縁結び地蔵尊、玉堂歌碑などを眺めつつ、紅葉の道歩きを楽しみました。ここまでは平らな道でしたが、最後に登りをこなさなければなりません。西久保の切り返しから急な登りの始まりです。落石に注意しながら細い山道を登って行きます。元蕎麦屋さんだった(今は廃業)青目立不動尊あたりがコース最高峰です。急登を頑張ったご褒美に小河内ダムを見下ろせる眺望が楽しめます。最後に長い下りをこなして終点の小河内ダムに到着、路線バスで奥多摩駅まで戻ります。バスだとわずか15分の乗車でした。遅れてのスタートでしたが、なんとか15時台には奥多摩駅に戻ることができました。

奥多摩駅をスタート、最初は奥氷川神社、シンボルの三本杉は東京都で一番樹高があり天然記念物に指定されています。
むかし道入口
小河内ダムを造るための鉄道廃線、昔は小河内線として蒸気機関車が走ってました
廃線の鉄道トンネル
廃線跡の陸橋、今でも頑丈そうです。
槐(さいかち)の巨木、豆科で豆サヤは石けんとして、豆は漢方薬として利用されていました。
電車遅延の影響でスタート時間が大幅に遅れたので、ここはショートカットで進みましょう
ショートカット成功!
境の清泉」 東京名湧水57選でも飲料可能なのはわずかです。飲んでみたけど「美味しい!」遠方からも車で汲みに来るそうです。
美味しい水もあるので、ここでお昼休憩
歩いていると所々で廃線跡の鉄道高架跡を見ることができます。
素敵なお顔のお地蔵さま
白鬚神社、ご神体の大岩(東京都指定・天然記念物)が覆い被さるようにせり上がっています。ブラタモリ風で言うと「珍しい逆断層の岩」です。
樹齢約200年の楓(かえで)の巨木。 美しい! 素晴らしい!
「いろは楓」と呼ばれていますが、手の形をして指を使って「いろはにほへと」と数えるのが由来だとか。
「弁慶の腕ぬき岩」弁慶が腕で開けた穴らしいです。
「耳神様」耳の病にかかったとき、穴の空いた石を供えて祈れば完治したと言われています。
道祖神
何を売っているのかな?


柿と柚子でした。形は悪いですが昔懐かしい柿ですね! 木彫りの狐?もありました。ご主人がその辺の木で気まぐれに彫ったそうです。
「惣岳の不動尊」
「しだくら吊り橋」老朽化のため渡れるのは最大2名までだそうです。
落石防止ネットの向こう側にニホン・カモシカ君がいました。ネット越しだから安心してるのか?逃げる様子がありません。
縁結び地蔵尊 「恋しい人と結ばれたい、いとしい方と添いとげたい・・」ロマンですね!
このコースは、最後に登りが現れます。
平らな道に慣れたので登りが応えますね!
小河内ダムが見えてきましたよ。この地点がコース最高峰です。
あと一息で終点ですよ、頑張って!
お疲れ様でした。小河内ダム到着です
ここからバスで奥多摩駅に向かいます。バスだとわずか15分程度で到着します。臨時便が出ましたが大混雑でした。

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