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  • TradingView Pineスクリプト講座

    TradingViewのPineスクリプトの使い方講座です。1から順に読み進めると理解が進む様にまとめています。

最近の記事

TradingView Pineスクリプト講座(7)

前回までで、2本の移動平均線を表示するインジケーターが作成できました。移動平均線の本数を増やしたり、それらの期間を変える方法はこれまでに解説した方法で実現できますのでぜひ試してみて下さい。 今回は2本の移動平均線の交差でアラートを送信させる方法を解説します。この方法を理解することで、任意の条件でアラートを設定できる様になります。 準備今回はボラティリティが基本的に高く、移動平均線のクロスも確認しやすいであろうGBPJPYの1時間足チャートを開いてみましょう。ポンド円チャー

    • TradingView Pineスクリプト講座(6)

      前回までで、任意の期間の移動平均線のインジケーターを作成する方法を解説しました。期間はインジケーターの設定画面から変更することもできましたね。 今回と次回では、ここからさらに発展させて、複数の移動平均線を作成する方法(今回)と、移動平均線のクロスでアラートを送信する方法(次回)について解説していきます。 準備作成したインジケーターが他のシンボルでも動くことを確認するために、イーサリアムチャートを開きましょう。イーサリアム/円の日足を開き、 Pineエディタでは前回作成し

      • TradingView Pineスクリプト講座(5)

        前回はPineスクリプトで、20期間移動平均線を作成するところまで解説しました。今回は期間を設定で変更できるようにします。 具体的には、20期間の部分を、お好みで10期間と少なくしたり、200期間と増やしたりといった事をインジケーターの設定画面からできるように変えてみます。 準備それでは引き続き、ユーロドルの60分足チャートを開き、前回作成したスクリプトをPineエディタで開きます。 //@version=3study(title="マイスクリプト", overlay=

        • TradingView Pineスクリプト講座(4)

          それでは今回は実際にスクリプトを作成しながら、内容を解説していきたいと思います。 準備作業銘柄や時間足は何でも構いませんが統一した方がわかりやすいかと思いますので、まずはユーロドルのチャートを開いてみましょう。時間足は1時間足を選択してみます。 こういった感じのチャートが開きます。次にチャート下の「Pineエディタ」をクリックしてPineエディタを開きます。 3行だけ書かれたコードが開いたはずです。2行目でstudy関数を使っているのでこれはインジケーターですね。この辺

        TradingView Pineスクリプト講座(7)

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        • TradingView Pineスクリプト講座
          7本

        記事

          TradingView Pineスクリプト講座(3)

          日米首脳会談も概ね無事に通過し、引き続き株高のリスクオン傾向が継続となりそうです。資源高の状況でもあるので、AUDJPYに注目しています。 Pineスクリプトの構造まずPineスクリプトの構造を見てみます。Pineスクリプトには決まった構造があり、それらは通常最初の2行で定義します。1行目にバージョン情報、2行目でインジケーターかストラテジーかの定義、3行目以降に本体を書いてきます。 上はインジケーターの場合です。2行目のstudy関数で「マイスクリプト」という名前のイン

          TradingView Pineスクリプト講座(3)

          TradingView Pineスクリプト講座(2)

          今回はPineスクリプトの作成に利用する「Pineエディタ」ついて実際に操作しなながら解説していきます。 Pineエディタの起動Pineエディタはチャート下部から起動します。チャート下の「Pineエディタ」のタブをクリックすると、Pineエディタが開きます。 Pineエディタを閉じる開いたPineエディタを閉じるには、メニューの真ん中の辺りにある「▽」をクリックします。 Pineエディタのメニュー解説Pineエディタにはメニューがあります。それぞれの機能を解説します。

          TradingView Pineスクリプト講座(2)

          TradingView Pineスクリプト講座(1)

          PineスクリプトでできることPineスクリプトを使うとカスタムインジケーターやストラテジーを作成することができます。 まずインジケーターとストラテジーの違いですが ・インジケーターはチャートに自動的に描画する何か でチャートに描画することが目的です。チャートに描画されたものを見て、相場の状況やトレードの判断に使います。つまり裁量トレード向けとも言えます。 ・ストラテジーはバックテストやフォーワードテストを行うプログラム こちらはその戦略で収益が上がるのかどうかを確

          TradingView Pineスクリプト講座(1)