七五三

只今息子は4歳。というわけで、昨日は七五三のお参りに行ってきた。

本当は11月ということは知っているものの、間違いなくその時期は混む。このご時世なので、時期をぴったり合わせるよりは混んでいない時の方が良いのでは、と思い、ちょうど私たち(夫婦)が休みを取れた日に行くことにした。

10月は神様が出雲に行ってしまっている気もするけれど、雪国だと早めに10月にすることもあるようだし、おそらく大丈夫だろう。いつもは着ない綺麗な服を来て、親子3人で神社へ出かけた。

朝一番に着くようにしたからか、境内には人がほとんどいなかった。祈祷の受付にも参拝客は誰もおらず、住所や名前を書いたらすぐに案内され、すぐに祈祷が始まった。

この神社は、戌の日と生後1ヶ月のお宮参りをした場所である。息子が生まれる前から成長を見守ってもらっている神社とも言える。祈祷中、「息子は無事これだけ大きくなりました。ありがとうございました。これからも見守っていてください」と心の中で言ってみた。神様が本当に存在していてそれが届くかはわからないが、そう言いたい気分だったのである。

私は息子を産んだ時に死にかけている(子宮内反症になった)。その日、帰宅する夫の車がパンクした。もしかしたら私に降りかかるはずだった不幸を車に肩代わりさせてくれた存在がいたのかなぁと思ったりして。もしかしたらそれは、ここの神様だったのかもしれない。

産んだ時に死んでしまっていたら、当たり前ながら息子の成長を見ることはできなかった。今生きて息子と一緒に七五三を祝えるというのは本当に有り難いことなのである。

しかしそんなお礼や何やらを心の中で言うことに集中していたので、折角祝詞を聞けたけれどそちらに集中することはできなかった。聞いたことのあるフレーズがいくつかあったのと、私が言うのとは発音が違うなぁという部分があったのはぼんやりと覚えている。

祈祷自体はそんなに時間もかからずすんなりと終わり、お土産をもらって建物を出た。その後、神社内を散策。息子は干支の石像がいろいろあるところで「ぼくはこれ!」とちゃんと酉の所に行っていた。干支や七福神や、石像は目で見て楽しいのかよく反応していた。

帰り道では、生後1ヶ月くらいの子を連れた家族も、うちと同じく七五三っぽい家族も見た。皆、これから祈祷してもらうのだろうな。神社の1日はこれから忙しくなっていくのかもしれない。

七五三と言うものの、男の子は5歳が最後である。人生で祈祷をしてもらうことってなかなか無いので(この後というと、一般的には厄除けの時になるのだろうか?)、この時の記憶を息子が少しでも持っていてくれたらなぁと思う。

親として参加する初めての七五三は無事終了。写真を撮って良かったし、神社も行って良かった。これからもすくすく元気に育ちますように。


ではまた明日。