くっつきむし

2日連続で息子に布団から追い出された。

2日連続で私の枕は布団から半分落ちて斜めになり、一緒に私の頭も斜めになり、ついでに言うなら身体も斜めになっていた。

今日は息子の身体全体というより、突き出した片方の膝のみに押されて布団から半分落ちていた。膝だけでも私を押してしまう息子が強いのか、それとも簡単に避けていってしまう私が弱いのか。


過去何回も「押さないでね」とは言っている。しかし寝ている時のことだから息子も意識せずぐいぐい押してくる。

それでも「押さないでね」と言った日はあまり押されない気がするので、毎日言い続けていたら押されなくなるのだろうか。


「押す」と言っているけれども、おそらく息子に「押したい」という気持ちは無い。どちらかというと「触れていたい」という気持ちが無意識にあるのだと思う。

6歳になった今、親がつきっきりで遊ぶなんてことはなくて、1人で本を読んだり工作したり、戦いごっこをしたりすることも多い息子である。

でも、遊ぶ時の部屋は決まって親と同じ部屋。何ならわざわざ親の隣に来て遊ぶことが多い。

我が家のリビングの机は「私、夫、息子」の並び順なのだけれど、夫がいない時、息子は大抵夫の椅子に座って何かをやっている。少しでも私の側が良いのだと思う。

それは夫相手でもそうで、1人で遊んでいても夫にくっつくほど寄っていて、よく「もうちょっと離れて」と言われている。これからの季節、暑くなってくるので尚更である。


息子はそこまで後追いが酷くて親の姿が見えなかったら泣いて、ということは無かったけれど、あまり親の側から離れない子である。

買い物先で勝手にどこかに行くことはないし、家の中でも私が部屋を移動するとついてくることが多い。基本的に怖がりだし、本能的に「親の側にいたい」というものがある気がする。


教えたわけでもないのに「守ってもらえる位置にいる」というのはすごいなぁと思うと共に。たぶん兄弟がいたら違うんだろうなぁとも思う。

子ども同士なら親の側じゃなくても遊ぶと思うし、仮に同じ部屋だったとしても今より距離をとってくれていたんじゃなかろうか。


できればもうちょっと離れて欲しい。しかしこうしてくっついてきてくれるのも今のうちだけだろう。6歳になってもまだ変わらないんだなぁと思う今日この頃である。


しかしまぁ、寝る時は。私の睡眠の質にも関係してくるので。どうにかならないかなぁと思う。明日は布団から落ちかけていないことを祈りたい。



ではまた明日。