のり
我が家には工作等々に使うくっつけるためのもの、のりがいくつかある。
その中のひとつ。割と代表的な、のりと言えばコレなヤマトさんを使って、息子が工作を始めた。
しかし最初に書いたように、我が家にはのりが複数あり。最近彼を使うことは無かったようである。
久しぶりに使った息子は言った。
「のりがドバッと出るー」
見れば確かに、折り紙の上にモリモリののり。本来ヤマトさんは内側に小さな蓋?のりが少しずつ出てぬりやすい蓋がついているハズなのに、それが完全にキャップの中に入っていた。
「あー。中に入っちゃってるねぇ」
引っ張り出そうとするけれども、取れない。カンカン机に打ち付けてみても、取れない。
よく見ればスッポリハマった内蓋の周りは完全にかたまってしまっているようだった。これって取れるの?
おそらく前回使った時に内蓋の装着具合がゆるかった+ベトベトなままキャップをして、くっついてかたまってしまったんだと思われ。でもそれだとかたまらないのだろうか?実は前回もキャップの中に内蓋は入っていて、その状態で割と開けていたとか…?
真相は闇の中である。
とにかくこのキャップを何とかしなければ。
最初少しだけ出そうとやってみた夫は
「もう終わりかけだし新しいのを買おう」
早々に諦めた。
私もやってみた。しかし抜けない。いやでもこういうの、やりだしたらとことんやりたくなるなー。
というわけで、ちょうど裁縫箱が目の前にあったので、間に針を刺してみたりとか。お湯につけてみたりとか。いろいろやってみていた。
その間息子が何をしていたのかというと。ひたすら指についたのりの薄い膜を取っていた。気になるようで真剣に集中して取っている。
私はキャップ。息子は指。お互いのりを相手に格闘すること10分くらい(もっとだろうか)。
ある時、出っ張ったかたまりを上手く引っ張れた私。すっぽーんと内蓋が取れた!!
内蓋を囲むようにぐるっとのりがくっついていたもよう。ギザギザの模様がついた丸いかたまりが取れた。
やりたくてやってはいたものの、まさか取れるとは思っておらず。私自身、取れたのには驚いた。
「取れたよ!!」
息子を見れば、まだ指についたのりを取っていた。君はいつまで取っているんだい。そんなについているのかい。まぁ、それが楽しいのもわかる。私も子どもの頃、無駄に指にのりをつけて、膜をペリペリ剥がしていた思い出が。
予想外にのりと戯れた夜だった。しかし何だか楽しくて。たまになら。いや、稀になら、こういう日もいいかなと思ったのだった。
決して頻繁にはなくていいので。キャップを閉める前に内蓋はしっかり締めて、ついたのりは拭いておいてねー!
余談だけれど。今日は寝坊したのでいつもよりも遅い投稿であった(起きたら6時!びっくり!)。まぁ、こんな日もあるやね。
ではまた明日。