それがあなたの興味だから

実家で妹と会った。お互い、図書館で借りた本を持ってきていた。

妹は、ご飯の本と、エクセルの本と、あと色の本。

私の方は、息子が宿題をしている間、大っぴらに遊ぶのもなーと分水嶺の本を1冊だけ持って行っていた。


お互いの本をぱらぱら見つつ妹が一言。

「私は絶対借りんわ」
「そう?面白いよ」
「仮に手にとっても、ぱっと開いてそっ閉じして棚に戻す」
「そっか」

まぁ確かに妹は。あんまりこういうのに興味無さそう。更に言うなら

「最近、刺繍をやっててね」
「私ああいうの無理なんよ。上手くできなくてキーッ!ってなる」
「あーそれはわかるけど。私は上手くできるっていうより、単純にちくちくするのが好きなんよねぇ」

なんて会話をしたので、おそらく私が借りた刺繍の本も、妹はあんまり興味が無いと思う。

妹が借りてきていた色の本は私も興味があって、その場で20ページくらいは読んだ。お互いの興味がかぶることももちろんあるのである。


私たちだけじゃなくて、姪っ子、甥っ子が借りてきていた本。息子が図書館で借りてくる本。見たことあるなーってものもあるし、これは私は絶対借りないなーってものもあるし。

人の興味はそれぞれで、自分と重なるところもあれば重ならないところもあるんだなーと思う。


当たり前ながら図書館で借りる本って、その人の興味関心が出てくるところなのだろう。それもとても広く浅いところまで、興味が出てきやすいのだろうと思う。

「(仕事や勉強で)今必要だ」ってものを借りることもあれば、「そこまで興味ないけど借りてみようか」ってこともある。後者の場合でも、本当に全く興味がなければ視界に入っていないハズなのである。借りるに至るってことは、それなりの興味はあるってことだと思う。

実は図書館で借りる本って、そういう浅いところの興味まで見えるんだなぁとぼんやり思った。

自分が気付いていない興味にも、もしかしたら気付けるのかもしれないね。



ではまた明日。