なれそめ

婚活ドキュメンタリー的な番組を見ていた。

夫がドキュメンタリー系が好きで、我が家では割と流れているのである。

それを見ていた息子が言った。

「お父さんとお母さんは、どうやって結婚したの?」

ちゃんと番組の意味を理解しているんだなぁと思いつつ。隠すことでもないので私たちは普通に答えた。

「お父さんがお母さんのことすごく好きでね。結婚したいってなったんだよ」

「最初は一緒に暮らしたいって言ってたよね」

「綺麗な服を着て会ったの?(ドキュメント番組の中では結婚相談所のお見合い(?)なので綺麗な服を着ていた)」

「いやいや、綺麗な服は着てないよ。普通の服だよ。最初はお友達だったからね」

「お友達だったの!?」

どうも息子的には、「最初はお友達」はすごくびっくりする事柄だったもよう。


いやでも、考えてみたら自然なことなのかもしれないなぁと思う。

息子にとって父と母は、自分が生まれた時から父と母なのである。もう結婚しているし、夫婦としての関係が出来上がったところに息子が入ってくることになる。その父と母が夫婦じゃなかった頃のことを普段から想像することもあまりないだろうし。まして両親がどうやって結婚したかって、この年でそこまで具体的に考えることってないのかも。

もちろん、恋愛ごとに興味がある子なら「友達として出会って、恋人になって、結婚する」という流れを知っている子もいるだろうし。何となく好きな子がいて、だから将来結婚する!って言っている子もいるのかもしれない。

でも今のところ息子は特に好きな子もいないようだし。「恋人は恋人という生き物」「夫婦は夫婦という生き物」的な、「元からそう」という印象が強いのかもしれない。


なるほどなー。そこに驚くんだなー。ということが面白かったので、とりあえず書いておく。

結婚に至るにはいろんな道があるんだよ、てことは、徐々に知っていくのではないかなと思う。



ではまた明日。