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超人ウルク(Hulk)の柔術

 こんにちは。

 皆さんは、サッカー元ブラジル代表のフッキ(本名はジヴァニウド・ヴィエイラ・ジ・ソウザ)をご存知でしょうか。

 サッカーの技術がすごいのは当然なのですが、それ以上に驚くべき能力があります。それは、とにかく超人(ハルク)だということなんです(おかんが「あんたは超人ウルクや」と命名したというエピソードがあるくらいです)。

 (↑ね。超人でしょう)

 そんなフッキは、18歳だった2005年2月に、川崎フロンターレにレンタル移籍で来日しました。当時からJリーグで活躍し、あの長友選手との競り合いも見ごたえがありましたね。

 フッキは強いだけでなく、やさしさも兼ね備えています。東日本大震災から3日たった3月14日、ポルトガルリーグでプレーをしていたフッキは、UDレイリア戦でPKを決めたときに、テレビカメラから日本の被災者に向けてメッセージを発していました。

「日本のみなさんへ、俺の心は泣いている(Japão, o meu coração chora)。俺たちも一緒だ!。頑張ろう(Estamos juntos! Força)」

 そんなやさしさの側面を見せる一方で、強さも際立っています。

 ロシア代表で身長が190cmを超える大型FWアルチョム・シュバに対して、まずはネイキッドチョークで一本勝ち、続いてギロチンチョークでもう一本取ってますね。おそるべし。

 ちなみにロシアの国技に、サンボ(柔道から生まれた総合格闘技)というものがあります。プーチン大統領もサンボと柔道の達人です。

 プーチン大統領は、少年時代にみたスパイ映画に触発されて、14歳のときにKGB(ソ連のスパイ組織)を訪問し、「どうしたらKGBに入れるの?」と聞いたそうなのです。すると、職員から「今後は自分からKGBに連絡をしないように。自ら志願した者は絶対に採用しないからね。けど、法律を勉強し、スポーツで実績を残すといいぞ」と言われたので、プーチン少年は忠実にこれを守りました。柔道に励み、レニングラード大学法学部でトップの成績を収めると、大学4年生の時にKGBからリクルートされたそうなのです。

 話がそれましたが、強さを求めるとどうやら法律と格闘技に行きつくようです。

 では、また。

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