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CL福岡〜最後のウーラオス〜

 こんにちは、マシュマロです。
 CL福岡お疲れ様でした。今回もれんげきウーラオスを使い、成績としては6-3-0の158位でした。一応勝ち越しはしたものの自信を持てるような結果ではなかったため迷ったものの、このCL福岡がCマークのカードが使える最後の大型大会になると思ったので、このデッキの送別会という意味も込めて3回目になりますがCマーク以降でのれんげきウーラオスデッキの集大成としてこの記事を書かせていただきました。
 今回は前書きとして福岡大会でのマッチングと成績、個人的な環境予想を、メインテーマとして基本的なプレイングやプラン立て、各種環境デッキとの対面でのプレイングやプラン立てについて簡単に書いていこうと思います。構築については今まで散々書いてきた上に福岡大会では京都大会で使ったデッキの採用カードを1枚も変更しなかったため今回は省略します。レギュレーション変更も迫ってきたタイミングだと思いますので今回も投げ銭ボタンだけ置かせていただく形での無料公開となります。

 ※遅れましたが前回のCL京都直後に公開した解説記事において投げ銭やサポート、応援メッセージなど多数頂きまして大変感謝しています。私自身学生という身分であるためアルバイトやこのようなツールでお金を頂くことで大会の交通費やデッキを作る費用、自主大会などの勉強をするための大会の参加費などを賄えています。いつも本当にありがとうございます。私のような実力のない人間が有料で記事を出すのはおこがましいので、皆さんが記事を読んで頂いたあとに、もし宜しければお気持ち程度でいいので投げ銭を頂けると嬉しいですし、今後の励みにもなりますのでよろしくお願いします。(がめつく見えたらごめんなさい)

※文章量をなるべくコンパクトにするために、略称を使用していますがご容赦ください。

当日のマッチング

 まずは試合当日のマッチングからです。
R1 No Show○
R2 はくばスイクン○
R3 スイクンインテレオン×(ドローゴーして負け)
R4 三神ファイヤー○
R5 三神ファイヤー×(凡ミスをして負け)
R6 こくばバドレックス○
R7 カラマネロ○
R8 三神ファイヤー○
R9 こくばバドレックス×(大事故)
6-3-0 158位/1480人
→100歩譲って3戦目と最終戦は仕方ないにしても凡ミスをした5戦目の試合内容があまりにも悪かったことや、ほぼ全試合通してかなり事故気味の手札からまくる必要があったことなどプレイ、構築どちらにおいてもかなり反省しなければならない点が多い大会でした。

今回の個人的環境予想Tier表

今回のCL福岡でのメタゲームを考えるにあたって自分が予想したTier表は以下の通りです。

Tier1
・はくばスイクン
・三神ファイヤー

Tier2
・クワガノン(非V)
・ミュウ
・こくばバドレックス

Tier3
・れんげきウーラオス
・ムゲンダイナ
・レックウザ
・ルカメタザシアン

他に見かけそうなデッキ
・リーフィア
・カラマネロ(非V)
・ゲンガー
・サンダース
・雷系(ピカゼクコケコなど)
・悪MM

→CL京都で優勝し、さらにはクロススイッチャーを搭載したタイプが世間のプレイヤーから高い評価を受けているはくばバドレックスと、動きのわかりやすさや上振れた時の爆発力が高い三神ファイヤーをTier1に、京都で初登場のデッキタイプクワガノンやミュウ、さらに特性により安定感があるこくばバドレックスをTier2ポジションと予想しました。またこの他のTier3以下についても多種多様なデッキタイプが存在する混沌とした環境になるということは、想像に難くなかったと思います。

デッキレシピ

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→今回は前回のCL京都で使用したリストと全く同じものを使用しました。本当はこくばバドレックスかはくばスイクンを使いたかったのですがデッキへの理解度が全く足りずこれらを持ち込むと目も当てられないような結果になりそうだったのでれんげきウーラオスに逃げてきました。結果的に時間もなかったのである程度他の採用カードの検討はしたものの慣れないことはよくないと判断してリストを据え置きました。その結果完成度の低いデッキを使うことになってしまい6-3-0というあまり人には見せられないような結果となってしまいました。時間の使い方が下手すぎるので次からは逃げデッキの完成度も満足のいくものにしておく必要があると思いました。

プレイする際に意識していたこと

 まずは対面のデッキタイプに関係なく意識していたことを箇条書きで紹介します。

・無闇にサイドを取らない

→これは基本です。まとめてサイドを取ることが正攻法となるこのデッキは相手のリセットスタンプから詰みにくいのが大きなメリットの一つとしてあります。

・なるべくヨガループありきのプランにしない

→ヨガループに気を取られるとクイックシューターを置く場所にブレが生じるので保険程度で考えるとチャーレムもクイックシューターも使いやすいと思います。

・キョダイレンゲキする回数は少なめに

→少なめにというか、連発できる技ではないのでなるべく打たなきゃいけない数が少なくなるようにプラン立てができるようにしましょう。

・相手のベンチバリアミュウに気を取られない

→ミュウに気を取られてばかりだとしっぷうづきやひゃくれつラッシュのみで詰めるプランがおざなりになるのでこれにも気をつけたいです。

・相手のハードルを増やせるようにする

→スタンプ+雪道をどのタイミングで仕掛けるかや、相手へのサイドの取らせ方など、細かい部分でなるべく相手が勝つためのハードルを上げることで、接戦になってもこちらが勝利することができます。

 次に各種環境デッキに対しての立ち回りについて、自分が意識していたことをデッキごとに分けて詳しく書いていきます。

・vsはくばスイクン

→このマッチはミュウにタフネスマントが貼られるようなマッチアップであるため、キョダイレンゲキが必然的にしにくいとされています。そしてはくばバドレックスVmaxのダイランスでれんげきウーラオスVが倒されるためなるべくVmaxしてしっぷうづきを連打していくというのがこのマッチの正攻法です。この時に、倒したいポケモンのHPからしっぷうづきの150で何回か引いていき、その余りがクイックシューターやヨガループすべきダメージ量になります。(例:はくばバドレックスVmaxなら320-(150×2)なので20、スイクンVなら210-150で60というような感じです)つまりこのマッチでは最低でも3回はしっぷうづきをする必要があり、なおかつなるべくクイックシューターインテレオンも多めに立てる必要があります。
 また、このマッチではクイックシューターのインテレオンをどう使うかで勝率が変わってきます。おそらく勝てないと言っている人ははくばバドレックスVmaxにクイックシューターをして2ターンで150+170のプランを取る人が多いと思います。しかしこれは大きな間違いで、しっぷうづき2回で300ダメージ受けたはくばバドレックスはこちらにとってはもう脅威にはならず、むしろクイックシューターやヨガループでいつでもサイド3枚が確約されているので的なので状況によりますが場に残しておくのが良いでしょう。むしろ無闇に3枚急にサイドを取ってしまう方がリセットスタンプからの逆転を許してしまいそこから負ける可能性が生まれるので少々危険です。

・vs三神ファイヤー

→安易にしっぷうづきを選択せず、エネルギーに余裕があれば2ターン目からひゃくれつラッシュを三神に当てていきたいマッチアップです。ひゃくれつラッシュで攻撃できると次の番相手はウーラオスVに180乗せるかオーラバーンで倒すかの選択を強いられ、前者ならベンチのウーラオスをVmaxしてダメージを受けた方のウーラオスはひゃくれつラッシュ使って捨てることで攻撃ターンに余裕が生まれやすくなります。後者であれば基本的にファイヤー以外にはエネルギーが付かず、アタッカーが育たないので新品のウーラオスVmaxで余裕を持った試合展開が期待できます(150+30+20+20→220なので、しっぷうづきした後にファイヤーをクイックシューターヨガループで倒した後、デデンネと三神にキョダイレンゲキを決めれば勝つことができるため)。
 そして雪道+スタンプを後半に必ず通すことが重要なマッチアップでもあります。どうしても事故で数ターン止まった際はこれらを決めてから無理矢理捲る方針です。

・vsミュウ

→ゲノセクトVを相手の残りサイドが2枚の状態からスタンプ+雪道+ボスの指令のコンボでバトル場に縛り続けてターンを稼ぎます。この時、ナゲツケサルの投げつけるで攻撃できると打点が間に合いやすくスタンプ+雪道+ボスの指令がもう1セット残せているともう1度ゲノセクトをバトル場に縛りつつウーラオスが暴れて勝ちというルートも取れるので勝てなくはないです。しかしながら絶望的に不利なことには変わりありません...

・vsクワガノン

→ぱっと見有利そうだからと言っても油断は出来ません。着実にクワガノンを取りつつどこかでヨガループを決めてターンを作ってから一気にクワガノンを倒して王手にしたいマッチアップです。上手い人はインテレオンから殴ってくるのでいかにウーラオスを殴らせるような盤面が作れるかも勝負の分かれ目だと思います。

・vsこくばバドレックス

→ミュウツーミュウが入っていると相手のミラクルツインのタイミング次第で少々厳し目ですが、不採用であれば5分です。というよりミュウとこくばが流行っている環境で超弱点のデカブツを入れる覚悟がみんなにあるのかと言うことを考えたとき、上手いプレイヤーでなければその覚悟はないなと考え、その動きは多少割り切ることにしました。不採用であればこちらが進化するタイミングをしっかり考えることでナゲツケサルをベンチに置いた状態のキョダイレンゲキ(150-150+150-150+20+20)でちょうどVmaxを2体倒してサイドを取り切ることができるようになっています。上手いプレイヤーと当たった際は全てをケアされて最後の最後でミラクルツインされるのでこちらがしっかり回らないとほぼ負けになってしまいますが、そこだけはどうしようもないので切りました。

・vsミラーマッチ

→今のウーラオスにはほぼほぼベンチバリアのミュウが採用されていないと思います。余程のことがなければミラーしないので(笑)そのため、相手のジメレオンにキョダイレンゲキを当てることを目標に動いていきたいマッチアップになります。他の裏工作が入っているデッキよりもクイックシューターによる試合内での優劣の変化が激しいマッアップなので、できるならジメレオンたちの出端を挫いてからその後の攻撃に転じることでミラーマッチは大体なんとかなります。他にもひゃくれつラッシュやらいめいげりなどでサイドをずらしたりと色々あるのでここには正直書ききれないのですが...
とにかく「相手のジメレオンを減らす」ことを最重要課題に位置づけて試合に臨んでください。

・vsムゲンダイナ

→タイプ相性とガラルサンダーVまで採用しているため、基本的に負けることはないとは思いますが、ムゲンダイナはやはりパワー自体はかなり高いデッキの一つではあるため油断せず堅実に立ち回りましょう。

・vsレックウザ

→こちらもモココをキョダイレンゲキで倒すことができるためリソース勝負で有利を取れます。またベンチが狭いためベンチバリアを置く暇もないため好きなタイミングでキョダイレンゲキが使えるのもかなり嬉しいかと思います。ただクロスフィストでインテレオンが倒されると打点計算が狂いがちなのでそこも見据えたクイックシューターを心がけたいマッチアップでもあります。

・vsルカメタザシアン

→このマッチアップの言語化は難しいのですが、雪道でしんどくなるかサンダーでしんどくなるかの2択を迫るような立ち回りが大事になります。ザマゼンタに対してはサンダーを当てながらエネルギーを減らしていき、サンダーでザシアンを誘ってそこにウーラオスVmaxを当てるなど、試合の過程でさまざまな工夫がお互い必要になってくるためこちらも相手も立ち回りがとても難しいです。雪道を貼れるとザマゼンタにキョダイレンゲキが通るのでかなり楽になります。ひゃくれつラッシュができるウーラオスVも量産するとより磐石になると思います。リセットスタンプと雪道の重要度が他のマッチアップに比べてとても高いのでとにかくその4枚は大事なところで使いましょう。

・vsリーフィア

→スタジアムの貼り方を考えるべきマッチアップです。なるべく最後の貼り替えがみずのとうになるように調整することでリーフィアの打点低下、さらに最初に殴るウーラオスに風船をつけることでリーフィアの打点低下が見込めるので不利ではありません。しかしやはりガラル鉱山はめんどくさいのでスタジアムを大事にすることを常に意識しましょう。

・vsカラマネロ(れんげき)

→この対面はヨガループが大切になります。ヨガループの次のターンにキョダイレンゲキでカラマネロを枯らすことでレスキューキャリーから復活してもまたマーイーカをヨガループで取ってというような動きを繰り返すことでほぼ負けません。チャーレムの強さがとにかく出るマッチアップなのでチャーレムは特に大切に扱いましょう。

・vsゲンガー

→この対面で意識することはほぼないかと思います。強いて言うならどはつてんをケアすることくらいでしょうか...

・vsサンダース

→この対面はインテレオン関係なく1エネルギー300点でサンダースをボコボコにできるのでそこまで不安なマッチアップでは無さそうです。

・vs雷系(ピカゼクコケコなど)

→こちらも同様ですが、コケコVmaxに麻痺にされるのがめんどくさいのでなるべくひゃくれつラッシュを使うことでコケコの技のケアも行いましょう。

・vs悪MM

→雪道スタンプで大体なんとかなります。マーシャドーがいたらキョダイレンゲキで倒す、そうでなければ1ターンでサイドを6枚取れるようなプレイングを行うことで勝利に近づくことができます。

おわりに〜ありがとうれんげき〜

→今シーズン中盤はJCS、CL京都、CL福岡と3大会連続でれんげきウーラオスを使い続けました。成績としてはJCSから7-2-0→8-1-0→6-3-0ということで、ウーラオスを使い続けた平均が7-2-0となりました。今回の福岡大会は正直納得のいくような成績ではないため悔しさと虚しさだけが残っていますしCレギュがスタン落ちするという事でいよいよウーラオスの立ち位置も少し怪しくなって来たのでおそらくこれ以降のCLなどでれんげきウーラオスを使うことはほぼ無くなると思います。三神ザシアンもそうですが、今シーズン使ったデッキが三神ザシアンとれんげきウーラオスじゃなかったら、1シーズンでTop32に2回来ることは自分の実力だと厳しかったと思います。こんな僕をある程度の位置まで押し上げてくれるくらいこの2デッキは強かったし僕のプレイスタイルに合ってました、そしてデッキ構築のスキルアップができたのもこいつらのおかげだと思っているので、本当に感謝しています。三神は三神自体がスタン落ちするしれんげきもくろおびとスタンプがスタン落ちするので厳しくなりますが、今シーズン自分を大きく成長させてくれたこの2デッキには感謝してもしきれません、改めて今までありがとうございました。これからまた大急ぎでC落ち後にまた使い続けるためのデッキを探す時間がやって来ますが、またれんげきウーラオスのような長く使えるデッキに出会えたらいいなと思っています。
 
 僕自身、プレイヤーとしてはまだまだな上にかなり不器用な部類の方だと思うのでしっくりくるデッキが見つからないと成績が低迷しがちですが、最終的にはどのデッキを急に使ってもある程度勝てるようなプレイヤーを目指せたらいいなと思います。最後の方自分語りになってしまい申し訳なかったですがこれで今回の記事を終わります。読んでいただきありがとうございました。今回の大会の成績は本当に不甲斐なく、まだまだ鍛えなければいけないこともたくさんあるなと痛感しました、来年のJCSではTop16に残って日本代表選手としてロンドンで戦えるようなプレイヤーになれるように精進していきます。
それでは

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