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デッキ紹介:ギラティナVstar

こんにちは、ましゅまろです。
シティリーグS1がスタートし、私も先日参加してきました。結果はギラティナを使って3-2の16位でギリギリCSPを獲得できたものの、当初の目標を下回る結果となってしまいました。このように、結果は振いませんでしたが、たくさんの方からのご要望がありましたので、今回はギラティナについてあれこれ書いていきたいと思います。

・環境についてとデッキ選択理由

→新弾"レイジングサーフ"が実装されました。ここで抑えておきたいのは特性ステラヴェールをもつジラーチとその存在感です。このカードは主にヤミラミやクレセリアへのメタカードという立ち位置で、今までこれらの技に苦しめられていたデッキが環境に戻ってくる大きな要因となりました。こうなってくると、環境に存在するデッキタイプは本当に多種多様で、まさに群雄割拠な環境であると言わざるを得ません。
そんな中で大会で使うデッキを選ぼうとなったときにやはり大事にしたいのは"デッキパワーの高さ×デッキの安定感が最大のデッキを選択する"ことです。前者の部分で見れば、現行スタンダード環境においては様々なデッキが検討できます。ポケモンのカードパワーが年々高くなっていることもあって、前者だけで見るなら何を使っても条件は満たせそうな気はします。
問題は後者です。やはり事故が多かったり、苦手なデッキタイプが多いとなると、このかけ算をしたときにどうしても使うべき候補から外れやすくなってしまいます。特にシティリーグやチャンピオンズリーグでは対戦回数が多いということもあって、安定感の部分については少しの妥協も許されません。これらを踏まえて今回の候補に残ったのはギラティナ、ミュウ(フュージョンエネルギー型)、サーナイト(ミュウツーVunion)でした。
ここから、ジラーチの実装によってセイボリーで選択を狭めるロストギラティナがどの対面も満遍なく戦えて強そうだということで進化するまでの安定感に難ありで、かつ使用する上での練度が必要なサーナイトをまず候補から外し、ギラティナとミュウの2択になりました。さらにミュウに関しても、私が参加する週の直前に勝率、使用率ともにかなりの増加を見せており、かつ苦手なマッチの一つであるリザードンも同様な増加を見せ存在感を示したことから、リザードンと対戦する可能性が高まるorメタカードであるミカルゲと鉢合わせる可能性が高まることを懸念してミュウについても諦めました。

・デッキレシピと採用カード

デッキコード[fkfF1F-flKqri-f5dVkf]
※公式のデッキ作成ページを使用しています。

ポケモン  

・ギラティナV-Vstar 4枚-3枚
→ジラーチの登場後、特にギラティナVを1枚削ってその枠にジラーチの対策札を入れようとしている方をかなり目にしますが、仮に対策するにしても削るべき枠はここではないと考えております。ロストゾーンを活用するデッキというくくりの中でのギラティナというデッキの存在意義の大部分は"アビスシークによる再現性の高さ"であると私は考えているため、ギラティナVの枚数を甘えることはデッキの安定感を大きく下げ(はなえらびで必要札とともにめくれたときにロストせざるを得ず、場にプレイできるギラティナの数が減ってしまうため)、そもそもの勝率が下がるため悪手です。後の項で主な戦い方についても軽く記載しますが、ギラティナを複数枚展開することがメインの戦術になるということもまた、この枚数から動かせない大きな理由になっています。

・キュワワー 4枚
→ロストゾーンを活用するデッキの中でギラティナというデッキにのみ言えることなのですが、キュワワーを敢えて場にプレイせずに試合を進める場合もあります。しかしながら、ミュウVmax、ルギアVstarなど、速度の速いデッキ(言い換えればアビスシークを打つ余裕がない)マッチアップにおいては、キュワワーを複数枚展開します。また、大体のマッチアップではキュワワーが対戦開始時にバトル場にいるということが望ましいため、4枚採用しています。仮に不要になってもはなえらびやアビスシーク、アクロマの実験等でロストゾーンに送ることができれば問題ありませんし、ナンジャモやツツジを相手が使ってくるor自身がプレイする前に複数枚展開することで、その後のプレイが楽になる場合もあります、この辺は対戦をしていく中で感覚を掴んでいきましょう。

・ヤミラミ 2枚
・ウッウ 1枚
→最近のギラティナではウッウを増やしてヤミラミを減らす構築かトレンドになっているような気がしますが、これに関しても疑問です。ウッウ+ロストシティを合わせてボスの指令を使ってジラーチを倒してヤミラミを通すという流れを取っている構築がかなり勝っていますが、これに関してもジラーチのためにそこまでする理由がわかりませんでした。仮にジラーチが場にいても、ヤミラミについてはバトル場に120ダメージを与えるポケモンと考えることができればそこまで問題にならないと考えております。以前も書きましたが、やはりウッウがバトル場にいるという事象はなるべく避けたいという考えは、ジラーチ実装後も変わらないと思うので、現状はこの枚数が適切だと考えています。現スタンにおけるヤミラミの使い方についても少しですが後述します。

・かがやくゲッコウガ 1枚
→ジラーチの実装で、技:げっこうしゅりけんの価値がさらに上昇しました。リソースに余裕があるときはなるべくロストゾーンに水エネルギーを置かないことを徹底し、ヤミラミとゲッコウガをプレイすることで相手の思考を乱せると勝率が上がると思いますので、ぜひ試してみてください。

・マナフィ 1枚
→ジラーチを採用せずにマナフィを入れた理由は"プレイで対策できるかどうか"です。ジラーチに関しては、ベンチの作り方(後半のヤミラミケアや序盤のクレセリアケア)でどうにか対処ができますが、マナフィについては(パオジアンのゲッコウガやロストバレットのゲッコウガ)デッキに採用されていないとゲームが崩壊することもあるため仕方なく採用しました。終盤にヤミラミを2枚置きたいときなどにも、マナフィがあると安心です。

グッズ

・ネストボール 4枚
・バトルVIPパス 3枚
→悩み抜いた枠であり、現在かなりしっくりくる枚数になっています。このデッキもはなえらびがあるとはいえ、そもそもベンチにポケモンを大量に並べることがマストかと言われるとそんなことはなく、中盤からポケモンをちょっとずつ広げていく方が無難であること、また序盤に手札干渉を受けた際に使えなかったVIPパスが大量に来てしまうことを防ぐために、ネストボールを増やしてVIPパスを減らしました。この理屈であれば本来、VIPパスを0枚にする考え方の方が筋が通っていますが、ベンチにポケモンが全く並ばないとなると対戦続行ができなくなってしまうため、1ターン目におけるポケモンの展開札としてVIPパス採用という選択しました。

・ミラージュゲート 4枚
→ロストゾーンを活用するデッキであるなら、ほぼ確定で4枚採用となるカードです。今回はギラティナVstarを軸にしているため、4枚必須です。

・いれかえカート 2枚
・あなぬけのひも 2枚
→悩みに悩んでこの枚数になっていますが、ロストバレットデッキのシェアが急減しているため、いれかえカートの2枚目についてはポケモンいれかえにする方がプレイを楽にできそうな気がしています。

・すごいつりざお 2枚
→ギラティナのすごいつりざおは、プレイを工夫することでこの枚数でも問題なく回すことが可能であると考えています。詳細については後述します。

サポート

・アクロマの実験 4枚
→アビスシークがあるからと甘える理由はありません。ロストゾーンを活用するデッキであれば確定で4枚必要な枠です。

・ボスの指令 2枚
→最近は3枚目が欲しくなるシーンも増えてきましたが、その理由の大部分は"山札にあるのに手札にはない"というものだったので、今後増やすならアクロマやナンジャモ等にも化ける可能性があるポケギア3.0を1枚採用する方が適していると考えています。

・ナンジャモ 2枚
・ツツジ 1枚
→手札干渉カードたちです。特にナンジャモについては採用されていないリストもちらほら見られましたが、序盤から気軽に手札干渉できるのが他のロストデッキにはない良さでもあるので、私はナンジャモ多めが好みです。

・セイボリー 1枚
→今回新たに採用したカードです。山札を3枚引きつつ相手のベンチを制限することができるこのカードは、終盤に雪道+手札干渉で捲っていくこのデッキと非常に相性が良く、ジラーチの実装もあってこのベンチ制限が強烈にささると判断して採用することにしました。ジラーチ、マナフィを両方採用するのが望ましいデッキは2進化など、安定感に多少の不安が残るデッキが多いため、採用して良かったカードの1枚です。

エネルギー

・ジェットエネルギー 4枚
→ギラティナの部分でも書きましたが、このデッキの大きな強みは"アビスシークによる再現性の高さ"にあると考えているため4枚の採用となっています。また、手札干渉を嫌って進化したギラティナをバトル場に縛られる心配もそこまでなくなっているというのも嬉しいポイントです。

・基本超エネルギー 4枚
→ギラティナVstarやヤミラミが技を使っていく上で最低限の枚数となっています。枠があるならもう少し増やすとよりプレイが楽になる印象です。

・基本草エネルギー 3枚
・基本水エネルギー 3枚
→ジラーチの実装で水エネルギーに枠を作る必要が出てきましたが、げっこうしゅりけんをプランに入れるのであればサイド落ちorロストゾーンに水エネルギーが送られることも考慮すると、最低でも3枚は必要であるということになり、ギラティナVstarにのみ使う草エネルギーの枚数も同様に調整してこの枚数となっています。

・ギラティナの強みを活かすために

→ロストゾーンを活用するデッキは、ギラティナとその他に大別されがちですが、これはギラティナVのアビスシークの存在が大きいと考えています。
言い換えると、他のロストデッキに比べてアクロマの実験への依存度が低いということがわかります。このアビスシークをうまく使えるかどうかが、ギラティナデッキで勝てるかどうかに直結すると考えています。ミュウVmax、ルギアVstar、ミライドンexなど、速いかつポケモンVへの対処が簡単なデッキに対してはアビスシークが使いづらいので、キュワワーを複数枚展開しますが、そうでもなければ積極的にアビスシークを使用するため、ギラティナを複数枚展開し、場にプレイするキュワワーは最小限にするor場におかないことで、相手のサイドの進行を遅らせ、その間にアタッカーを完成させましょう。ギラティナミラーについても同様で、バトルVIPパスを引いた際はなるべく多くのギラティナVを場にプレイし、アビスシークを積極的に使っていきましょう。ギラティナを複数枚展開しつつアビスシークを連打することで、ロストゾーンを簡単に増やすことができ、手札も増えるので、ギラティナVstarが複数育ちやすく、後半の手札干渉も乗り越えやすいです。このことから、ミラーをした際に勝つプレイヤーは、必ずしも相手のギラティナを先殴りしたプレイヤーではないということがわかると思います。

・ヤミラミの使い方(ちょっとだけ)

→ジラーチの実装によって、ヤミラミの使い方にも多少の変化が生まれました。盤面にダメカンをばら撒く戦術は、相手のベンチに空きがある場合、ジラーチを場にプレイされるだけで破綻するため、相手のベンチが埋まっているかそうでないかでプレイが変わります。相手がベンチを埋めた場合(特にvsリザードンなど)では従来通りばら撒きつつサイドを取るターンに一気に倒すことがポイントになります。ジラーチがいる場合は、正面に120ダメージを出すアタッカーとしての運用がメインとなるため、相手のサイドの進み具合を考えながら使っていきましょう。後者の場合、エネルギーとバトル場を逃がす手段を継続的に確保することが重要なため、エネルギーやミラージュゲートなどは、気持ち多めに抱えたいです。

・おわりに

→今回はギラティナについて、シティリーグで使用したデッキの紹介をしつつ、基本をおさらいするという内容でした。結果は残念でしたが、今後のシティリーグで良い結果を出すことが出来よう、精進していきたいです。長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!今回も投げ銭機能をつけておきましたので、この記事が良かったという方や、他の記事も読んでみたいという方は、記事投稿のモチベーション向上にもつながりますので投げ銭orサポートにてご支援のほどよろしくお願いいたします!記事に関する質問については、どんなに些細なことでも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください!また次回の記事でお会いしましょう、それでは。

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