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囲碁で学ぶ「外部環境の変化で価値が変わる」ということ

囲碁をやっていて学べる重要な概念として

「物の価値は周囲との兼ね合いで決まる」
「時間経過で周囲の状況が変わると、物の価値も変わる」

というものがあると思っています。

たとえばこちらの局面。

詳しい説明は省きますが、☆マークを付けた黒石は極めて重要な役割を果たしています。この石があるかないかでどちらが勝つか決まると言っても過言ではないレベルです。

しかし左下に白石が1個増えてこの局面になると

この局面では、☆の黒石あってもなくても勝敗に関わりがない石になります。価値としてはゼロと言えるでしょう。
石自体は動いていません。
しかし周りの状況が変わったことにより、価値が暴落してしまったのです。

同じことはリアル世界でも言えると思います。

自社は今までうまくいっていたやり方を変えていないのに、お客さんの嗜好が変わってれなくなってしまった。
あるいは、競合が出てきてお客さんを持っていかれてしまった。

よく聞く話ですが、いざ自分たちが経験してみないとピンとこない。
今はうまくやれているし、このままで大丈夫だろうって思ってしまう。
そうこうしているうちに損失を被る。

人間はなんだかんだ言うて自身の経験からしか学べません。

囲碁で「周囲の変化で物事の価値が変わる」を疑似体験しておけば、リアルで似たような状況に置かれたとき

「あ、囲碁で見たやつだ」

って対処できるかもしれません。

というわけで囲碁、お勧めですよ。仕事のヒントが得られるかもしれません。


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