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夏の永遠。

まだ僕らはこの世は善意に満ちていると信じていた。
悪意や、ましてや殺意なんてテレビの向うの世界にしかないものだって
思い込んでいた。
今でもその思い込みはそんなに変わっていないけど、でも、
この世には紛れもない悪意が存在していて
それは今も善意の仮面を被って街を歩いて、まるで何も知らないみたいな顔をしているって言うことは、僕にも理解できた。

そしてそれが当人たちにとっては悪意でもなく、殺意でもない無邪気さだということも。

僕たちがゲームの画面で敵を殺すことにためらいがないのと、多分同じだろう。それはそれで悲しいけど。

これはつい先日僕と友達が夏休みにプールで遊んでいたときの話しだ。



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