これまでのことを、これから。

これまでのことを、これから書いてみようと思った。

2022年3月3日。
約13年振りに、自分の髪だけで外に出た日。一生忘れることのない日。

自分の髪だけが風になびく不思議な感覚は、幸せへと変わっていった。

しかしその幸せな日々の間で、ふと思い出したかのように悲しみに覆われることが繰り返されるようになった。

もちろん治る前のあの絶望感とは程遠いけれど、涙を流すことは増えている。

渦中にいる時はいくら悲しんだって現実は1ミリも変わらないし、ただただ辛い時間になるだけだと感情を抑圧させていた。そうでもしないと、辛すぎる現実を抱えたまま生きていくなんてできなかった。

こうして治った今だからこそ、抑圧された感情が出てきたのだろう。

そう頭では分かっていても、止まることのないこの感情はどうしたら良いだろうか。

抜毛症の経験は、今の自分全てをつくっていると言っても過言ではない程に影響を及ぼしていることから、他者に話す機会は多かった。

しかし、そこでの内容は氷山の一角。場数を踏むと、頭の中からすらすら言葉が出てくる感覚さえ感じるようになった。

ここでは、まだ誰にも話してこなかったこの13年間で感じていたことを、少しずつ文字に起こしてみようと思う。

そうすることで、今のこの悲しみが異なる形へと昇華されていくのではないか

そして、もしかしたら自分の経験が誰かの元に届き、何らかの形でお役に立てることがあるかもしれない

そんな想いではじめることにしました。

言葉での表現が苦手で、普段文字に起こす際は、何度も読み返して自分にとって100%だと思えるまで発信しないのですが

このnoteは、徐々に遠い過去へとなっていくこの約13年間を思い出しながら書く「その時の感情」を大切にしようと思いました。

そのため、文章がいつも以上に拙くなるかと思いますが、温かい目で見て頂けますと嬉しいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました*

yuu


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