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穏やかな秋の青森旅⑥青森県立美術館〜新青森駅

「午後は全て青森県立美術館に費やす」
そう決めてプランを立てて行きました。

それでも春や夏の交通事情とは異なり
バスの本数が少なく限られた時間での鑑賞。

奈良美智さん企画展の規模が想像以上だったので、
1日時間とっても良かったなぁと思っています😂

そして…この企画展青森県立美術館でしか
実施されないので2024年2月25日までに
ぜひ足を運んでいただきたい!
青森も好きになるそんな展示でした。

・11:39 弘前駅発 13:12 青森県立美術館着

弘前駅から青森駅に戻り
青森市営バス三内丸山遺跡(県立美術館線)で
目的の青森県立美術館に。

4月から9月だと「ねぶたん号」の増便があり
行きも帰りももう少し時間に余裕がつくれそうです。

バスはほぼ美術館に向かう人で満席。
祝日と土曜日の間の平日でこれだけ
混雑しているとなると…
土日はもっとすごいのでは⁉︎

そんな余計な心配をしていたら
あっという間に25分経ち美術館に到着。

バス停から見た青森県立美術館

バス停から美術館まで長いスロープを
くだると美術館の入り口に。
入って右手に手荷物用の100円ロッカーがあります。
(返却時に100円は戻ってくる仕様)

青森県立美術館のアイコンである🌲ライト
その隣りに企画展のポスター

ロッカーの反対側は受付。
この1階受付でチケットが販売されています。

仕切りがいっぱいあったので混雑時は
チケット購入も時間がかかりそうです。

もちろん事前購入もできるので
個人的にオンライン購入がお勧めです。

・アレコホール 
マルク・シャガール バレエ「アレコ」のための背景画

エレベータで地下に降りたら企画展前に前に
大きな吹き抜けの空間があり
マルク・シャガールの背景画が飾られてあります。

想像以上に大きな画でした!

2024年3月まで延長された特別な展示とのこと。

その巨大な空間に大きな4枚の背景画が
真ん中の椅子に腰掛けながらじっくり四方向を
体を動かして鑑賞できるだけで
青森県立美術館に来て良かったと思いました!
また観に行きたいと入館早々に思いました(笑)

・奈良美智: The Beginning Place ここから

どこか悲しくでも凛としている表情。
私自身の感情を映し出されているようでした。


今回突然青森へ旅行を決行したのは
「Casa BRUTUS」の特集がきっかけ。

雑誌の特集を読みながら心昂り
以下3点も踏まえすぐにチケットを取ってました(笑)

・2023年夏にN's YARDに行って心地よい時間を
 過ごせてたこと

N's YARDで買わなかったポスターがやっぱり
 欲しくなっていたこと

・今回の展示会は青森県立美術館のみで巡回しない
 企画展であること

ある程度事前情報を集めた上での
鑑賞となった訳ですが、あの空間を
体感して本当に良かったと思ってます。


展示は5つのテーマに区分されています。
(全ての展示で写真撮影は許可されておりました)

まずは「家」

ここは奈良さんの初期の作品が中心であった
印象です。

そのため奈良さんのこういう作風は初めて
観ると感じる作品が多かったです。
※写真は撮ってなかったようで…。

Days
東日本大震災の年に開かれた
グループ展に出品された作品
こけしのコレクション?

次は「積層の空間」

展示会のポスターになっている絵をはじめ
こちらを見つめる女の子の絵が
四方に展示されてました。

描く時期によってディテールが
変化していく女の子。
四方に展示されていてそれを容易に
比較できました。
陶器でできた作品。
顔と文字が独特でメッセージを
読まずにいられない!

3つ目は「旅」

山子と旅をした写真の展示や
アフガンの小屋を再現しそこで現地での写真が
映像で投影される演出がありました。

青空や花、現地の人の笑顔が明るく映って
綺麗に見えるものと対比して背景あるだろう
暗く黒い何かが濃く心に残りました。

リンゴの木と山子
少し日陰に入っているのが微笑ましい。

その次の部屋は「NO WAR」

真っ白い空間に無数の平和を願う作品の展示。
白の中にある様々なメッセージが
国を超えて届くように…
そんな願いを感じた空間でした。

サイズや色が異なる沢山の絵
でも統一感があり綺麗なレイアウト。
浮世絵の東洲斎写楽の
三代目大谷鬼次を彷彿するような作品
こちらは葛飾北斎の「駿州江尻」??
富士山らしき山の隣じはキノコ雲
手前に Love  and Peace
白いブースの上に無数のあおもり犬
そして奈良さんが読んでいる本

最後はロック喫茶「33 1/3」と
小さな共同体

奈良さんのルーツを旅してきたこの企画展。
ロック喫茶の再現したこの部屋は
私にとって1番奈良さんのルーツを
感じられた作品です。

音楽、それにのって届くその時代のメッセージ。
色々な方法で主張できる世の中で
自分の主張を最大に表現できる方法を
見つけていきたいと感じた企画展でした。

実際に奈良さんが高校時代
通い詰めるていたロック喫茶の再現。
BGMも含めて心躍る空間でした!
中にも入れてBARになっているカウンターも
なんだかワクワクする空間。

企画展の後に常設展

企画展の最後の部屋を抜けると
常設展まで鑑賞することができました。

常設展の作品数も多く奈良さんのルーツを
故郷である青森で体感できるのは
感慨深かったです!

小さな小屋にある目つきの悪い女の子の絵
小屋の中にも無数の作品が。
覗いてみる鑑賞方法がなんだかドキドキ。
美術館の中から見た「あおもり犬」

あおもり犬は中からは美術館に入館しないと
眺めることはできませんが
外からは入館しなくても
見上げることができる仕様に!

外から観にけるルート案内。
結構独特な道のりを上がって下がって行きます🤣

ここまで鑑賞して1時間半は過ぎていて…
常設展は2階にもあり「棟方志功」の展示も。
常設展のチケットを購入していれば
鑑賞できるとのこと!

私は企画展のみのチケットであったことと
帰りの新幹線まで時間もなかったことから
今回は断念。

そのまま1階のミュージアムショップで
目的の絵を購入しに。

沢山のグッズがある中
ポストカードやぬいぐるみを購入。

あんなに目当てだったポスターは
どれを飾ったらいいのか決められず
また購入を見送りました。

オンラインでも購入できるので…
と言い訳をしながらカフェでリンゴジュースを飲み
急いでバス停に。

ここでは気が付かなかったのですが、
八角堂という森の子が展示されている空間に
行くことをすっかり失念していました。

企画展で森の子を観て
少し満足してしまっていたのかもですが、、
また青森に足を運ぶ理由をつくった旅の忘れ物です。

・15:32 青森県立美術館発 15:49  新青森駅着

新青森駅に到着しお土産をごっそり買った後
お昼も食べていなかったので
豪華にお寿司を食べました。

新青森駅の「魚っ喰いの田」さん
鮑に雲丹に大トロに🤭

今回はあまり食事にお金をかけてなかったので
最後の最後に豪華に特選寿司を。
ネタが大きく満足な美味しさでした😊

・17:44 新青森発 21:04  東京駅着

そして新幹線に乗って東京へ。
車内で購入したチーズケーキをペロリ。
すごく美味しい締めになりました!

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突発で企画して行った青森旅行は以上になります。
色々詰め込んで慌ただしかったですが
行ったことに後悔はなく
楽しい時間を過ごせたと思ってます!

ただ…もう少し時間に余裕がある旅行を
2024年はしていきたいです(笑)

次回は少し近場の美術展の鑑賞記録を。
そしてその次は京都旅行を予定しているので
その内容を公開予定です!

更新ペースがまだまだ安定しませんが
引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします!



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