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アジア災害トラウマ学会Web情報交換会

表題のものに参加してきた。二回目。

心理職は一人職場が多いとか、一人じゃ無くても人数が少ないとか、そういうことが特徴の1つでもあったりする。

今回のコロナのように、人との物理的なつながりをある程度断つ対応をする点で、相性が悪い。

仕事内容的にも、心理面接やカウンセリングは近い距離である程度の時間を過ごす点で、相性が悪い。

そうした中、Webでちょこちょこ繋がっておくというのは、自分たちを支えるためにも大切だと思う。また、そもそも誰かに相談しにくい構造があるので、Webで共有したり相談したりできる仕組みがあるのは、現代の良いところだ。

今回の話でそうだな、と思ったのは、状況が落ち着いてきたらそれはそれで、その段階に応じた心理的問題が出てくるということ。コロナでは今、急性期を過ぎたところと言えるかもしれない。ただ、再発の可能性はあり、どれくらいで収まるかもわからない。終わりの見えなさもまた問題を引き起こす。

今後、どのような展開になっても対応できるように、ある程度の準備を進めておかなくてはならないと同時に、先の見えない暗闇に飲まれないようにしないといけない。

そういえば、先の見えなさや、わからなさや、なんとなくモヤモヤしてスッキリしないということを抱えていく、ということが仕事の特徴の一つだった。

だから、その時点でわかる正しい情報や知識を得て、整理して区別しながらも、どうにもならない部分については、ちょっとそれを抱えたまま時間を過ごしてみよう、と。その間をどうにか乗り切るための対処をしながら。

感染者数や、国の施策や、世界の情勢に一喜一憂せず、今日や明日の自分の生活において、大切だと思っていることや楽しみ、癒やしになることを出来る範囲で行っていく。

人間はちょっとずつ、適応していく。

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